トロトロと南房総

by G(投稿日:16 Feb 1997)

Map, Click to Popup 日時:1997/2/1(土)
参加:コメイモ、鈴木、G、那珂、岡本
コース:館山−野島崎−千倉

 コメイモの音頭で走り始めにでかける。風を避けながら平地をちょこっと走るということで...。


 久しぶりの早起きで7時前にアパートを出る。新宿駅でデラックスビュー南房総に乗り換えると、鈴木さんが先に乗り込んでいた。久しぶりですねえ...とダベリながらいく。大きな窓からの日差しが心地良い。ところで、すいている電車にコメイモの姿がない。
 房総半島のはずれ館山には10時ちょっと前に到着。船橋から同じ電車の那珂を発見。駅前の車から何やらかかえて出てくる男は、岡本くんであった。工具がないって...。この自転車を那珂と三人がかりで組み立てる。隣でモールトンを組んでいたカップルはもう出発。鈴木さんが篠原に電話したところ、コメイモは寝坊で11時10分着の電車に乗ったって。アチャーッ。以前このコースでは合流に失敗したことがある。急ぐランでもないし待つことにする。皆の自転車を準備したところで、モスバーガーでお茶。本日はこのペースがいいのだ。
 岡本はGの6年位後輩です。彼は鈴木さんと二度も会っているはずなのだが、Gや那珂の同年代と思ったって。ひっどーい。さて、コメイモを気使ってトップは那珂にお願いし、コースを決める。コーヒー一杯飲み終わって再び駅前に行くと、バツ悪そうにコメイモがでてきた。
 パパっと準備完了し出発、すぐ海岸線にでる。ちょっとトラックや車が多いが、港を抜けるとすいてきた。今日はめずらしく風がなく、日差しで結構暖かい。ウインドウブレーカは脱げないけどね。ノンビリと時速は19〜20 km/h。見物海岸の船越鉈切神社で休憩。ここは史跡らしく、説明板には船が置いてあるという。専用の屋根の下にある5 m位の棒がそれか、謎である。
 今回はここから内陸に入り州崎をパスする。ローカルロードの道端には何故か高級車が多い。ちょっと上り始めると、ブリジストンチームの一団が降りてきた。と思う間もなく今度は後ろから凄い勢いで上っていく。どうやら、この切り通しで上りダッシュのトレーニングをしているらしい。こちらはインナー・ローでゆっくりと行く。ウラヤマシイでしょ。
 今日一番の上り?をクリアーして分岐。道がすいてて気持良いのでしばらく内陸の道を行く。花畑はビニールハウスの中。予定より手前で海岸線に出る。ちょうどファミリーパーク前。ここまで、12.6 km。レストランの看板など目にして、そろそろお昼にしようかとなり、女性陣に先をまかせる。サイクリングロードに入るとイキナリスピードアップ。道ばたは菜の花。彼女らは迷っているらしく、幾つもの看板を通過。相浜もはずれに来て寂しくなり”定食ひで”で止る。もうちょっとオシャレな所の筈でなかったの...。1時を前にしてお腹の時間切れということか。
 茶をすすりながら、世間話に花が咲く。さっきまで走っていたのは嘘のようである。名物とメニューにある”さんが定食”。でてきたのは、魚の擂り身を焼いたもの(ハンバーグみたいな)であった。なつかしい美味しさがある。一時間程のんびりしてまた走り出す。初めはちょっと寒い。しばらく行って県道を海岸線に向かってはずれる。この辺りは花摘み畑が集り、車がたくさん止っている。サイクリングロードをトロトロと走る。野島崎に着いて散策。道すがらの彫刻と一緒に変な写真取りながらのんびりする。今日は風がなくてホンマに良い天気。海岸の景色はハッピーにさせてくれます。ところで、もう3時なんですけど...。千倉で温泉に入るとか、美術館に行くというのは、どうなったのでしょうか、暗くなっちゃうよ...。


野島崎にて。最初の彫刻でハイポーズ。 PHOTO GALLERY

 ここまで、23.7 km。まだ予定の半分ちょい。さあ、那珂の先導で本格的なサイクリングとなる。スピードは知らず知らずの内に上昇して26 km/h。見るべき景色もないのだが、皆言葉なく真剣に走る。だんだん暑くなってくる。そして、おっ、有った。お目当ての千倉・千海荘前に丁度4時に到着。まだ日は落ちていない。皆上気してホッペタが赤くなっている。那珂君ごくろうさま。
 千海荘はここらでは珍しく立ちより入浴オーケーの温泉なのだが、かなり混んでおり、これから泊り客でさらに混むと言う。一方、もう一つのお目当てだったここの市場食堂は5時に閉店すると言う。それで、温泉はあきらめることにする。市場食堂は民宿みたいな建物で、玄関に入るとプーンと焼き魚の臭いがする。居酒屋に来た気分。暖かい奥の部屋に通される。よく走ったね、38.1 kmだよ。さて、メニューを見ると刺身定食、焼き魚定食、さんが定食、これが定番なのね。ビールで乾杯、コップ一杯で皆ポーっとなる。2時間近く過ごしていると、さすがに外は暗くなってきた。岡本はウインドサーフィンをやっているとか。流れる演歌が妙にいい。このまま泊まっていきたいね。
 帰りの電車がなくなるので、6時前に出発。千倉駅まで2 km弱。特急も鈍行も大して時間に差がないことが分かり、全員鈍行でいく。岡本のみ車を回収するため館山で降りたが、残りは皆でのんびりと帰った。