また走りました北海道OBラン‘06

by goki(投稿日:4 Feb 2007)

日程:2006/7/15(金)〜7/17(土)
参加:HUCC-OB
コース概要:=深川→増毛→浜益→青山→当別=
**** はじめに ****
 宮崎に移ってからも毎年楽しみに参加している。今回は集合場所がちょっと遠いので、羽田に前泊、後泊することにした。


一日目:7/15(金) 深川→道道94→御料峠→増毛 (約60km)
 深川集合
 羽田空港まで近いので油断していたら朝の電車はギリギリ。穴守稲荷駅はとばされるのよ。なんとか北海道に渡る。電車の窓から見る風景が平原だけになってきた。もうすぐ深川。ちょっとくもりか。駅を出ると、みんな来ているようだ。中に見慣れん人がおる??なんと同期の内田ではないか。どのくらいぶりか。新車で旭川から走ってきたって、てことは帰りも全走?!雰囲気だけじゃなく若いじゃん。近くのすし屋で昼飯。ちょっと遅れて入ったので、盛り上がり組とは別室だったのは残念。


 深川→御料峠
 くもりだが少し暑さがある。お昼ちょっとすぎ、皆で記念撮影後に出発。自分は着替えとかあるので後からと駅に入っていったのだが、内田と野田が待っていてくれた。サンキュ。線路の北側の裏道を行く。休憩場所の妹背牛JA前駐車場でタケルさんの伴走車が待っていた。皆はすぐ行ったって。ここから、少し北向きに進路が変わり向かい風。野田と2人で行くが、お互い力が入らずタラタラと。野田が2年前のランに初登場のときも2人でオーラス。それから真面目にダイエットしたんだとか。学年は違うけどほぼ同い年だと初めて知った。皆ガンガン?いってしまう。休む所もないけれども、休もうって人があんまりいないからなあ。国道との交差点、和でやっと休憩。一時間に一回の休みっていうのは基本通りで、伴走のタケルさんがコントロールしてるのかな。今度は皆よりちょっと先にスタート。少しずつ晴れて来た。途中で先に行ったタケルさんが自転車で戻ってきた。走りたいよねえ、やっぱり。
 2時すぎ、自販機のある店の前でしばし休憩。このあたりから、恵岱別ダムに向けて登りが始まる。後ろからスタート。寺沢さん、3年前にOBランに参加してから、神様の年代をひっぱりこむ原動力になった。ドロップハンドルの下を持ってマイペースといえるしっかりした走りで登っていく。もう本当に久しぶりに会いました、るり子さん、元FCCでタケルさんの奥さん、一世を風靡したエンペラーミキストでいいペースで登っていきます。後で聞いた話では、ミキストを復活させたらOBランに出てものいいよと冗談のつもりでタケルさんに言ったら、本気で直してしまったとか。どっちもさすがーです。北竜トンネルを越えてダム湖横の平坦で一服、ちょっとで御料峠、到着は3時ちょっと前です。


 御料峠→増毛
 もう登りはないので大休止。結構汗をかいちゃいましたが、今回から日帰り分以上の荷物を全部車にあずけちゃったので大分楽でした。伴走で参加の山城からサクランボの差し入れ、ありがと、うまい。峠は特に展望は無いけれど広々としている。ここで門岡さんのリカンベントに乗らせてもらう。良く乗ってんなあこりゃ、という感じのものでした。一緒に走ると高さが違うので会話できないのが難点かな、空気抵抗は小さそうだなあ。門岡さんともすごく久しぶり、姫路以来かな。なにせ私の胴回りが大きいことを改めて指摘するくらいです。
 峠は400mくらいの高さ。海岸線まで信砂川沿いをだらだらと下る。いつの間にか野田と2人で先頭交代しながら飛ばしている。まさに体重がものを言っている。あと海岸線まで2kmというところで何もないけれど休む。道が平らになって進まなくなったってことで。丁度4時です。下り途中で真野はFDが壊れてしまったとのこと。みごとにポッキリ、直しようがないので手動変速ですなあ。少し雲がひいて丁度よい気温になる。ちょっと行ったところで岳矢くんのパンク、修理でしばし休憩。宿には5時に到着。海岸の目の前だ。
 宿は民宿新川。ここはシャワーでユカタが無いのだが、いつも着替えを持たない門岡さんには死活問題。なんとか交渉の末貸してもらっていた。こっちの民宿は基本的に無いんじゃないかなあ。食事前から皆ビール。寺沢さん一家は近くの温泉に行ったようだ。食事もうまかった。北海道では普通だがすごく満足。部屋にもどってからの飲み会、今晩はおとなしめである。


2日目:7/16(土) 増毛→大別苅峠(旧道)→雄冬→浜益 (約43km)
 増毛→大別苅峠
 朝6時にスッキリ目が覚めてしまった。サイクリングのときだけはこうなのか、皆早かったようだ。晴れて風もなく。一応9時ちょっとすぎに出発。山城はこの朝で帰る。すぐ近くのにしん船の展示を見た後、国稀酒造を見学。北海道出身でありながら知らなかったが、ずっと良い酒をつくっているそうだ。外でたむろっていると、黄門様御一行が車で到着。野崎さん、大芦さん、鈴木さん。ポトン常連の野崎さんと直接に会うのは久しぶりで、世紀末のイタリアランのとき以来だ。
 10時近くなってから本当の出発。ちょっといくと登りはじめる。大別苅トンネル手前の分岐で一旦集まる。風邪を引いて元気のない門岡さんだけは新道のトンネルを行くが、皆旧道に入る。旧道の登りはなかなか気持ちの良い道。400mくらいまで登る。力の余っている岳矢くん(タケルさんの息子、今回細いタイヤのMTBで初参加)とすぐ後ろから馬場が飛び出していく。自分はマイペースで行く。安藤さんがぴったり一緒のペースで登る。3個上だけれど一緒に走るのは初めて。最近関西で良く走っているのは知っていたがきれいな走りをしている。自転車にはフラットハンドルをつけているが中身は軽いレーサでしょ。我々のすぐ後ろから元木と昨年幹事だった(ご苦労さん)滝口が登ってくる。


 大別苅峠→雄冬
 展望のある頂上につくと、もうすぐ11時。岳矢くんが馬場をちぎって登ってきた様子は野崎さんたちが車からチェックしていた。タケルさんは、俺が走っていたらまだまだだと教えてやったんだがなあ、と。記念撮影して海岸線まで短い下りを行く。ここから大芦さんは鈴木さんの自転車を借りて走る。下りがすっごい楽しかったようだ。そりゃ、去年、雨の林道を軽ギアの無いスポルティーフで走るの経験したんだから、どこでも快適になりますよ。海岸線に出て門岡さんと合流。少し回復してきているようだ。長いトンネルを一つでたら、きれいに晴れ!風も少ない。浜益から逆に走ってきた岩田とも合流。雄冬の村落、小さいのですぐにはずれに出た。


 雄冬→浜益
 丁度お昼、民宿レストハウス川上で食事。ここで、待ってましたの、ウニ丼2500円、活ウニ1個付き!やった、すごい。タイミングぎりぎりで、我々の後から来たお客さんは相当に待たないと食べられない。食事が終わったところで、タケルさんが留萌まで迎えにいった広野さんが登場。今回は蔵出しのランドナーを持ち込み。北海道を一度走らせてやりたかったとのこと。ドロヨケの止め方を忘れていてちょっと手間取る。
 出発は2時前。海岸線の交通量は、ぜんぜん車のいなかった昨日にくらべればある。一列棒状に並んで走る。風がないので楽に走れる。白銀の滝。トンネルが全部終わった所で、小休止。ここからゆったりしたアップダウン。追い風になってきた。野田が仕掛けた感じになって、大CHASE。もうちょいで追いつくところで待っいてたようにロケット噴射されてしまった。浜益の近く再び海外線におりたところで休憩。元木も僅差で追ってきた。ここから2〜3kmたらたらと気持ちよく走って本日の宿、民宿影浜園には3時前に到着。ジリジリと暑い。北海道の短い夏。宿は海水浴場の真ん前。海岸はお客さん一杯でテントがびっしり。


 浜益の夜
 車で近くの温泉保養センタへ行ったあと広い部屋でゆったり。タケルさん今年もいい宿見つけたね。ここの晩飯は今までで最高の部類に入る。食べ物の事をうまく文章にできないのがはがゆいところ。池谷が札幌から車で合流、急仕事がやっと片付いたとか。そして、大部屋でミーティングです。まずは御大野崎さんで始まったが、大芦さんがあんまり話させてくれないので不服そう。最初はそれくらいで丁度いいですけどね。今日は伴走の寺沢さんの奥さんと娘さんもあいさつ。お酒が入ってきてワイワイとなってきたところで、大芦さんの提案で花火しようってことで、池谷ら買い出しへ。
 砂浜に出ると、陽が落ちてからめっきりテントが少なくなっていて、ちょうどいい場所が空いている。小さな花火でちょろちょろと風情を楽しんでおりました。片付けながら木を燃やし始めたらいつの間にやらキャンプファイヤに。海岸から馬場や寺沢さんがせっせと流木を集めてきたのです。去年はなかったけど、OBランでは火を見るのがなかば恒例化している感じです。大声で寮歌を歌い、ずっと火を見ながら何話したっけ。燃えるアルミ缶がリサイクルがなんかとかあ。花火なんてと部屋で飲んで酔っぱらってるタケルさんらも、すねてないでと電話で呼び出して、やっぱり楽しいでしょ。そのまま朝まで。。。火の勢いが小さくなってきたところで、何がきっかけか、火を消して宿に戻りました。着いたとたんザーッと雨が降り出し、間一髪。その後も少し飲んだけど、良く覚えてないなあ。大芦さんと写真に映っていたけど。翌朝馬場がたき火の後片付けをしにいったとのこと。そういうところキッチリしている、あたまがさがるね。


3日目:7/17(日) 浜益→四番川→青山中央→当別 (約67km)
 浜益→四番川
 うすくもり。今日になってちょっと身体が痛い。はたして自転車のせいか。廊下がじゃりじゃり。夕べ酔っぱらいは身体につけて帰えっちゃったのだ。掃除機かける部屋もでてきた。出発は8時半過ぎ。野崎さんらとはここでお別れ。今日は途中に何もないとのことで、コンビニで買い出し。昨日の保養センタへ通ずる裏道を行く。自分は宿に戻ってトイレかりてから追いかけ、分岐で追いつく。
 道の左側にすごく特徴的なとんがった山が見える。初めて気づいた。内田が黄金山だと教えてくれた。風はわずかで、微妙に蒸し暑い。滝の沢、御料地あたりで休憩。誰かがホタルをみつけたって。水がきれいってことか。当別町に入る登り頂上で休憩、10時半ころ。四番川の分岐には11時前に到着した。道路を渡ろうとしたらものすごいスピードの車が来る。岳矢くん、左右見てない、あぶない、“クルマーッ”と叫んだ。彼の自転車のすぐ前を車が通りすぎていく。ことなきを得てほっとした。
 分岐の角地は広くなっており、宿のような建物の前に自販機がある。ここで大ジュージャン大会。最後は言い出しっぺ(?)の馬場と寺沢大先輩の一騎打ちだ。はてさて馬場の大負け。空きカンは、おばちゃんとひともんちゃくあって、皆で持ち帰ることにする。ここで皆バラバラにわかれるので、自転車をもってずらっと並び記念撮影。撮影はすっかりOBラン常連となった青山のお仕事です。車をおいてある滝川に行くのは、野田、元木、滝口、馬場、真野、青山、池谷、そして旭川まで全走する内田。岩田は浜益まで戻り。寺沢さんはここで車輪行。おつかれさまでした〜。また、来年ね〜。


 四番川→当別
 札幌方面に向かうのは、門岡さん、安藤さん、広野さん、るり子さん、岳矢くん、伴走のタケルさん、と私。11時すぎに出発。ゆったり登ると、ピーカンに。青山ダムあたりでは下りていく先の町並み(?)が見える。本当に気持ちの良い道。もう記憶は定かでないが、学生の頃はジャリじゃなかったかなあ。
 昼が近くなってきて、どこか休むところないかなあと思っていたら、左手に傾いた山小屋のようなのがあって、道端に“さいと庵”と小さな看板があり、止まる。皆でおそるおそる入ってみると、不思議なドアの中にお客さんが少し。奥の窓際に座り、メニューにあったアイスコーヒーをたのむと、マスタとおぼしきおじ(い)さんは、しばらくしてから、あと1〜2杯しか無いという。それに食べ物は今できないので、持ち込みも良いと。かえって好都合で、買い出してあったオニギリと、アイスorホットコーヒーで一服。40分ほどノンビリした。そうこうしているうちに伴走車で先行していたタケルさんが店に来ました。ゴメンネ、ほったらかしで。携帯が圏外なので、入り口には自転車を置いておいたら、きっと気付くだろうと思ってました。
 外はまたピーカンで、ゆるい下り道、なんか調子が良いのでT.T.のような走りで、岳矢くんと門岡さんを引っ張る。大分平らになってきた所で、急に雲行きが怪しくなり、カミナリの音が聞こえてくる。パラパラとくるが、雨宿りするところも無く、ウインドブレーカを着て備えているうちに本降りになってきた。雨のなか住宅街ようなところを通ってやっと石狩当別駅。2時ちょっとすぎ。降られたのはほんの20〜30分でちょっと悔しい。後から聞いたら異常な天気だったみたいで、滝川のあと旭川まで走った内田はずぶぬれになったそうだ。ここで、今日のサイクリングはオシマイ。自転車を分解して少し着替え。門岡さん、安藤さんは、札幌で夜飲もうと電話している。2人と広野さんはここから輪行。自分はタケルさん一家の車で、新札幌駅まで送ってもらった。広野さんとはもう一度千歳空港で会ったが、カウンタで何やら交渉。どうされたのかしらん。


**** 感想その他 ****
 こうして楽しかったOBランも終わり。また、来年走りましょう。馬場の幹事で函館近辺だ。じんわりと心地良い疲れを持って羽田で一泊。翌朝宮崎まで戻ったが、昼から会社に行く気がする訳は無い。


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