2015年GW 九州ツアー

by 石田(投稿日:26 May 2015)

日程:2015/4/29(水) ~ 5/3(水)
コース:=備前鹿島→嬉野温泉→島原→菊池→湯坪温泉→高森→高千穂→阿蘇=

4/29(水) =福岡空港→太宰府→鳥栖=備前鹿島→嬉野温泉 (57km)  くもり→晴れ
 メンバ:(合流)石田→G、野田

 目指す嬉野温泉は佐賀県にあるが、翌日のコース取りを考えて羽田→福岡便を選択した。羽田空港までは初めて京急リムジンバス(6:50二子玉川駅→7:55羽田着)を使ったが、ちょっと遠回りするのは時間がかかり残念。JR川崎駅(南武線)と京急川崎(羽田空港線)の乗り換えが不便で、自転車を担いで歩くのを避けるため仕方なく選択した。
 福岡空港で自転車を組み立て、国道3号を南下する。途中、大宰府跡に立ち寄り少し見学。この時、遠くを逆行する自転車が目に入り、ひょっとして千崎さんかと思ったが、気がついた時には姿を見失い確認できなかった(後からメールでご本人と判明した)。大宰府からは追い風に乗ってトラックに煽られながらも順調に南下し、鳥栖まで到着した。
 このまま自転車で走るのは日が暮れてしまうとミニベロの機動性を発揮し、鳥栖から備前鹿島の間(70Km)をJR特急でワープした。40分で備前鹿島駅に到着後、ひと山越えて嬉野温泉到着した。温泉街を一周し、17時一休荘到着。18時頃ゴキさん、宮村さん、野田が到着した。本日の走行距離57.3km


Photo, Click to Popup 4/30(木) 嬉野温泉→大村湾→諫早→島原 (97km) くもり
 メンバ:G、宮村、野田、石田、(合流)那珂

 昨夜半から嬉野温泉の夜は一晩中雷雨で、後日新聞によると長崎市内では雨のため崖崩れがあったとのこと。しかしながら朝方になると雨も上がり、野田は朝の5時に起床して「シーボルトの湯」へ出かけていた。宿の朝食には予定どおり温泉湯豆腐がつき、卵料理を目玉焼きにする人は二つの鍋。さらには食後のコーヒーをお代わりして準備万端。
 8:17 宿出発
 野田から、ペットボトル入り嬉野茶購入希望があり、嬉野温泉内を探して丁度店を開いた茶屋さんにて購入できた。実際、嬉野温泉にはお茶屋さんが沢山あるが、さすがに8時過ぎに店を開けるお店は少ない。
 ゴキさん、宮村さん、野田は肥前鹿島方面に向けて出発、石田は昨日来たコースを避けて大村湾経由のコースを取り、長崎空港から出発する那珂と合流することにした。
 9:10 俵坂峠 6.7km
 9:15 道の駅彼杵(そのぎ)の荘着 7.2km
 彼杵の古墳(ひさご塚)、東彼杵町歴史資料館見学。このあたりも嬉野と同じくお茶の産地で、彼杵茶は九州でも有数のお茶の生産地。道の駅出店コーヒー店の親父から声掛けあり。川崎、溝の口からと言うと、溝の口駅の立ち飲み屋の話題で意気投合。駒沢大学に在籍していたそうで、九州の地にて地元川崎関係者に出会うとは驚き。

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彼杵の古墳 | 大浦慶と彼杵茶

 10:35 国道34号松並交差点にて那珂と合流。今回はタブレット端末に地図を示してのトライアルをするそうで、その使い具合の詳細は彼のレポートを待ちたい。
 11:50 諫早眼鏡橋にて記念撮影
 諫早城は既になく、諫早城址となっている。近くの眼鏡橋が観光地となっていた。眼鏡橋は天保の時代に川に架けられたが、昭和の水害において拡幅される川から現在の公園に移転された。
 12:30 昼食 Joyfull(諫早市小豆崎218-1)にて。
 Joyfullは九州におけるファミレスチェーン。近くにリンガーハットもあったが、こちらの店は関東にもあるという那珂の意見で却下、Joyfullを選択した。チキン辛味噌和食セット ¥580。

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諫早眼鏡橋

 14:05 諫早湾干拓堤防道路(潮受堤防)にて野田と合流。
 前夜、地図を見てコースを検討していた時、諫早湾干拓堤防道路が細い線で記載されているが走れるのだろうか?という疑問が湧き、スマホによれば農道になっていることが判明。翌朝宿の主人に尋ねると、諫早から島原へ抜ける重要なルートになっているそうで、社会的にも物議があるこのコースが本日のポイント(途中集合地点)となった。
 諫早湾干拓堤防道路ふるさと農道(いさはやわんかんたくていぼうどうろ ふるさとのうどう)は、長崎県諫早市高来町と雲仙市吾妻町とを結ぶ広域農道。2007年(平成19年)に開通した。諫早湾干拓事業で構築した潮受堤防上に道路を建設したもので、佐賀県鹿島市・太良町方面と国道207号を通り島原半島の雲仙温泉・島原市方面との間を諫早市中心部を通らずに行き来することができる全線7kmに渡ってほぼ直線の道路である。諫早市高来町側(北部)と雲仙市吾妻町側(南部)にそれぞれ水門がある。漁業者による開門を求める裁判があり、現時点で農水省はこの事業で閉門中の水門の開門調査を実施する方針であり、潮受堤防の北部においては開門反対ののぼりが目に付いた。

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北部排水門 | 堤防上道路(島原方向)

 15:15 南部排水門にてゴキさん、宮村さんと合流し、島原に向け出発。70.77km
 追い風に乗って走り、16:50 民宿花月着 96.69km

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シンプルな夕食

5/1(金) 島原⇒フェリー⇒熊本→菊池 (67km) 快晴
 メンバ:G、宮村、野田、石田、那珂、(合流)浦野

 詳細は那珂記録の本編参照。
【コメント】朝は5:30 に起きて朝食前に、島原城、武家屋敷、涅槃像を散策した。島原城は当然外観のみの見学であったが、織田信長から豊富秀吉の城を作る技術が九州において確実に実行されていることに驚いた。涅槃像はビルマの竪琴の世界と思っていたものが日本にもあることを再認識し、その後名古屋にも涅槃像の存在を見つけた。
 熊本では太平燕が有名と聞いていたので水前寺公園で昼食時見つけたお店で昼食。結局のところ、この店で太平燕だけでなく多くのメニューを食べたと思う。
 本日の宿は廃校を利用した観光、または健康増進活動施作の一環。翌朝お会いした役場の担当の方はサイクリング人口をこの町に呼び込み活性化に役立てたいとのこと。なかなか大変だ。本日の走行距離67.04km


5/2(土) 菊池→中津江→小国→湯坪温泉 (83km) 晴れ
 メンバ:G、宮村、野田、石田、那珂、浦野、(合流)野田潤、DAZ、アコ、(夕食)中田

 詳細は那珂記録の本編参照。
【コメント】鯛生金山の見学は予想外に興味深いものであった。時間が経つのも忘れ坑道を見学。九州のみならず日本の金発掘の歴史に触れることができ、勉強になった。
 本日の宿である湯坪温泉までの登りはきつく、せっかくミニベロできたのだから中田に自転車を回収してもらうべきだったと後悔しながら、結局中田は回収に来てくれず、なんとか走って一番最後に民宿なかに到着。この宿は(この付近の宿も)民宿なのに、広い庭とその中に色々なお風呂があるのは満足だった。
 今回のランの目的の一つは中田との再会であり、これまでと同じように何気なく会って元気であることを確認できたことが大きな収穫だった。中田はまだ体調が全快ではなかったかも知れないが、少しはお互いに生命力の交換ができたと思った。本日の走行距離82.65km


5/3(日) 湯坪温泉→筋湯→合戦群→象ガ鼻→阿蘇 (44km)  雨
 メンバ:G、野田、那珂、浦野、野田潤、DAZ、アコ、(離脱)宮村、石田

 詳細は那珂記録の本編参照。
 私の最終日なのに(だから?)出発と時を同じくして雨が降り始めた。象ヶ鼻まではマラソンの練習と前後して走り、下りになると雨に濡れたブレーキは全く効かず、途方にくれた。やはり20インチのミニベロで、部品もそれ程ハイレベルのものでないので、雨中のハードな下りは棄権した方が良かったと後悔。アコちゃんは下りの最後に転倒したが、やはり雨の下りは最大限の注意が必要か。
 余談として奥山はミニベロにディスクブレーキをつけているらしいが、今後参考にしたいと思う。後日談として結局ディスクブレーキは採用せず、自転車屋のオヤジにミニベロでも効くと言われたブレーキに交換した。
 JR宮地駅で皆と別れて輪行。九州横断特急3号に乗り、肥後大津駅下車。この駅はあそ熊本空港の最寄駅で、駅前から「空港ライナー」というミニバンで空港まで無料で送迎してくれた。運転手さんと話したところ、経済復興・活性化を目的として費用は県が負担しているサービスとのこと。確かに空港はJRと乗り継ぎできた方が良い。
 あそ熊本空港で再度太平燕を食べて(+中ジョッキビール)、JL632にて羽田着。リムジンバスで二子玉川駅経由、無事自宅に到着。お疲れさまでした。本日の走行距離43.96km


関連リンク:
 RinRin Report 参照(統合版)
 ツーリング記録 参照