ショートレポート: 秋ラン(紅葉) 奥日光

日程:2017/11/4(土)~ 11/5(日)
参加:G(計画)、ダズ、浦野
コース:=沼田→沼田城址→吹割の滝→金精峠→日光湯元/日光湯元→中禅寺湖展望台→東照宮→日光=

 ツーリング記録 参照
Map, Click to Popup メモ:
 浦野企画の大弛峠ラン(11/1-2)へ行ってきた。11/4には冬季閉鎖されるので、ギリのタイミング。10月に一度雨の予報で流した企画だが、再計画したこの日の方が天気はひどかった。1993/9/26に塩山~大弛峠を4人でピストンしているが、峠を超えるのは初めて。(G記:2014/11/5)

浦野コメント | 那珂コメント


1日目:11/1(土) =塩山★→琴川ダム→大弛峠→金峰山荘 (51km) 曇り後雨
 メンバ:浦野、那珂、G

 このコースの登りが大変なことは分かっていたが、下りのダートの方が半端じゃなかった。1時間遅れでスタートして、昼まで1100m登って二人(浦野、那珂)に合流。頑張って登っていても、体が全然あったまらないまま、霧雨~小雨の中を頂上までトータル2000m登る。山小屋でコーヒーを飲みストーブに当たったものの、外に出たら反動で震えがくるほど冷え切っていた。
 4時ちょっと前に、ひどくなった雨風の中を下り始める。900mのダートを下らないといけない。ごつごつ尖った路面に雨水が流れている上に、暗くなってくるから路面がどんどん見えずらくなる。MTBなのにブレーキかけっぱなしで、ブレーキゴムがみるみる減り、最後はアジャスターも効かなくなった。浦野についで、見えなくなる直前にダートを下りきる。遅れた那珂は、最後は見えなくて押したそうだ。三人ともブレーキゴムが無くなったいた。とにかく無事に終わって良かった。
 宿泊:金峰山荘
 宿では、コタツで濡れた衣類や靴を乾かした。
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塩山駅北口 | 琴川ダム方向への登り | 琴川ダムへ(写真撮ったら電池切れ)

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大弛小屋で | 大弛峠、これから下り | ダートの下り


2日目:11/2(日) 金峰山荘→野辺山= (25km) 晴れ
 メンバ:浦野、那珂、G

 翌日は朝から晴れ。浦野は、予定通り東へ三国峠を越えてダートの中津川林道へ行こうと言うが、ブレーキに不安大。最初の舗装のゆるい下りを走り始めると、浦野の自転車に異変。後輪がブルブル左右に震える。実はタイヤの左側のサイドが広い範囲で一層目でほつれ切れていた。ところどころ膨らんでいる上に、いろんなところから中の黒いチューブが覗いている。これじゃ、ダートどころか、舗装の下りでもやばいでしょ。
 ということで、逆の西へ最短のコースへ変更とする。このあたりの山々の紅葉は綺麗で、天気が良いから、短いながらも最高のサイクリング。野辺山で輪行。中津川林道は、今度、ここからの日帰りで来たらいいよね、という話をした。

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金峰山荘前で | 山荘からの下り | 紅葉の山々

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野辺山駅で | 浦野のRタイヤサイド | GのFブレーキシュー


浦野コメント:
 Gokiさん、那珂氏が書いているように昨日は大変でした。
 午前中は小雨が降ったり止んだりでしたが、午後からはずっと雨の中を大弛峠まで登りました。峠に3人が揃ったのが3時半くらい。山小屋でストーブに当たりながらコーヒーを飲み、4時前に信州側に下り始めました。雨の中、こぶし大以上の岩がゴロゴロしているダートが9kmくらい。ブレーキシューが磨り減って、3人ともブレーキレバーがハンドルバーに当たってしまい、アジャスターで調整して、何とかパンクせずに下りきりました。それでも3人が宿に着いたのはすっかり暗くなってから。今まで記憶にない位ハードなダート道でした。逆からは絶対登れません、私には・・・。
 今朝出発前に、Gokiさんはブレーキシューを調整(ハの字型に装着していたシューの一部が磨り減り切ったため、逆ハの字にセット)し、那珂は自作のリヤブレーキ台座(?)を再調整してました。浦野はというと、タイヤサイドがバースト寸前(一部チューブ露出状態)でした。それでも出発前は三国峠を目指そうと思ってましたが、走り出すとタイヤのぶれるのがはっきり感じられるほどで、「三国峠のダートのくだりは無理!」とあっさり断念。おっかなびっくり25kmほど走り、野辺山駅から3人で輪行と相成りました。三国峠は次回の宿題です。
 浦野は4時前に吉祥寺で降りて、その足でベロクラフトに直行し、タイヤ2本とブレーキシュー2セット買って帰宅しました。明日、自転車の掃除を兼ねて交換、次回のランに備えることにします。


那珂コメント:
 今回のランでは、登りも下りも私がすっかり足を引っ張ってしまいました。
 登りはもう30分でも速く登れるように体の準備をしておかないといけなかったし、下りはハンドルの下を持ってブレーキレバーを握る時のポジションやライトの光軸をもっとよく調整しておくべきでした。あと、防寒用にとスキーの手袋を使ったのですが、これも以前の使用感からみて疲れやすいことを知っていたはずなのに、軽く見ていたのも良くなかったです。
 結果、ブレーキをかけるのにすぐに疲れてしまい、かといって無理すればコントロールを失って尖った石にタイヤを当ててパンクするのが怖いので結局何回も何回も止まらなければなりませんでした。その上ダートを下っている途中でどんどん暗くなってきて気持ちは焦るし、暗くなってからは平衡感覚が鈍ってきて、止まろうとしてもその直前に転倒するし、霧が出れば光軸が上を向いたライトは目の前を真っ白にして地面を全く照らしません。
 そんなこんなでなんとか宿への分岐点にたどり着きましたが、寒い中、浦野には30分以上?待ってもらって、ホント申し訳ありません。でも、待っててもらって正直ホッとしました。ありがとう。
 そして浦野が書いてくれた通り、予想もしない勢いで擦り減ったブレーキシュー。私の自転車のリアブレーキは、ロード用を無理やりランドナー&700Cに取り付けているので、そもそもタイヤとシューが近かったのですが、シューが擦り減った時にシューの金属枠がタイヤに当たるとは考えてもおらず、翌日になって実態を見て青くなった次第です。バーストせずに済んだのは運が良かったとしか言いようがありません。
 GOKIさんにも峠の頂上をはじめ、多分あちこちで寒い思いをすることになってしまい、スミマセンでした。あと、初日の昼頃の連絡ではまさかGOKIさんのスマホの電源が切れているとは思っておらず、もしスマホ頼みで合流を図ろうとしていたら会えなかったかもしれませんね。
 今回のランは、無事に終わって良かった、のは本当にそうなんだけれど、いろいろと教訓に富んだランでした。大弛峠の登りの途中、昼休みに出会った山歩きの若者達が地図も持たずにスマホだけで山へ入ろうとするのを見て、浦野と一緒に「何考えてんだかね」みたいに話していましたが、実は自分も今回のきつい計画を甘く見ていたのは同じだったなあ、と今思います。
 今回は普段走らない、それもかなり荒れたダートで、さらに雨だったという特殊事情はあるものの、出発前には、いつも走っている延長くらいにしか捉えていなくて、冒頭に書いたように準備が甘かったと反省してます。次回からは初心に帰って準備したいと思います。


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