ショートレポート: 春ラン(紫陽花) 沼田

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吹割の滝にて
by DAZ(投稿日:20 Jul 2024)

Map, Click to Expand 日程:2024/6/29(土)
参加:G(計画)、DAZ、浦野、吉田
コース:=沼田→背嶺峠→沼田= (66km - 6.0h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 2024年の年初~春はGokiさんの引っ越し等の影響でRinRinランの計画が無く、GWツアーを除くと今回が第1回目!の企画である。既に梅雨時期に入った6月13日にメールが届き、紫陽花の名所と滝の名所を取り入れた沼田起点のループコースが提案された。皆さんの希望日程と天気予報を見ながら、6月29日(土)が候補日となった。梅雨の最中なので天気予報はフラついていたが、26日(水)時点で沼田市の天気予報が「晴れ」となり、実施確定となった。
 当初は那珂さんも参加予定だったが風邪気味とのことで、当日朝、発熱してしまったため参加見送りとの連絡が入り、今回のラン参加は4名となった。ダズは浦野さんの車に乗せて頂けることとなり、5時に自宅前でピックアップしてもらう。早朝の東京都内は時々雨がぱらついて、高速道路に入っても降っていたので少し心配したが、7時過ぎに沼田に着くころには晴れ間が見えてきた。


1日目:6/29(土)
コース:=JR沼田駅→沼田城址→吉祥寺→背嶺峠→吹割の滝→JR沼田駅=
参加:G(計画)、DAZ、浦野、吉田
天気:晴れ
距離:66.11km
獲得標高:1114m
走行時間:6h01min


 沼田駅西口の駐車場に集合、やはり少し蒸しているが、東京都内の空気よりは涼しい感じなので、下はレーパン+レッグウォーマでスタートすることにした。駅のトイレがとても清潔で、ウォッシュレットもついていて快適だった。順調に準備が整い、予定より早めの7:49に出発する。

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沼田駅西口駐車場を出発

 沼田市といえば「日本一美しい河岸段丘」が見られる町として有名(らしい)。沼田駅は市街地より下の段にあるので、最初のポイント沼田城址公園へ行くにはまず登りとなる。Gokiさんから「最短距離で結んだので、すごい登りかも」との予告は有ったものの特に気に留めずスタートしたのだが、駅西口から国道291を100mほど進んで東側へ線路を渡り、ガーミンの計画ルートに従ってそのまま直進していくと、県道274と県道262を渡った先は歩道のような細い坂道となり、急勾配のためコンクリート路面に滑り止めの横溝が切ってある。うわーといいつつローギヤで立ち漕ぎするが、朝まで降っていた雨で路面が濡れているのでスリップして乗れず、早々に押しとなった。やがて道は階段となるに至って、これはやはり車道ではなく歩道なのだということがわかったが、ガーミンの地図表示を見ると、計画通りの道を進んでいるようだ。「?」マークのまま階段を登っていくと、下からぐるっと大回りで上ってきた県道274に再び至ったので、ヤレヤレやっと乗れる、と思ったら、Gokiさんはここで県道に入らず、県道をくぐるようにつけられたトンネル階段歩道を更に担ぎのまま進んでいくので、これは間違ったのではなくて、あえて選んだ道なのか!と驚きつつ、さらに細くなった階段を登っていくと、どうやら段丘の一段上に到達したようで、市街地から城址公園に至る道に出た。ここまでが「トンネル坂」という名でグーグルマップにも表示されている道だった。序盤からさっそく沼田らしさを味わう体験で、すっかり息も上がって予想外のウォーミングアップとなった。

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あえて直登したトンネル坂、汗々

 さてさて気を取り直して、道路に出て左手を見るともうそこが沼田公園(沼田城址)の入口だ。ここは2017年秋の奥日光ランでも立ち寄った所で、どんなところだったっけと忘れていたが、ここまで来てみたら懐かしく思い出せた。公園入口には「クマ出没注意」の貼り紙が出ていて、日付をみたら今年の6月(つい最近!)だ。鐘楼の近くで自転車を停めて一休み。・・・後で調べた話として、この崖上の台地に初めて城を築いたのは、鎌倉時代以来のこの地域の有力者であった沼田氏の第12代、万鬼斎顕泰(ばんきさいあきやす)で、天文元年(1532年)の頃だそうだ。要衝の地にあるこの城は上杉、武田、北条などの戦国大名により目まぐるしい争奪が繰り広げられ、天正8年(1580年)、武田勝頼の命により沼田の地に進出した真田昌幸(=真田信繁のお父さん)が攻略し沼田氏を滅亡させた。昌幸の嫡男信之が沼田領2万7千石の城主となり五層の天守閣を建造、その後江戸時代に入って色々な変遷を辿り(詳しくはWEBで)、現在は本丸跡に西櫓台、石垣、本丸堀の一部が残され、僅かに城の名残を留めている、とのことだ。・・・ということで歴史の雰囲気をちょっと味わいつつ、息も整えて、8時10分過ぎとなり本日のランは改めてここから第2のスタート、という感じである。レッグウォーマはやはり暑いので、ここで外した。

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沼田城址で一休み

 ここから約9kmの吉祥寺に向かって、環状線から薄根川に沿う形で進む。高橋場町のセブンイレブンで買い出しの小休止を挟み、8:45に吉祥寺前の駐車場に到着。ここで自転車を停めて徒歩で入口に向かうが、9時から入場開始のため、しばしここで待機する。早くも日差しが強くなってきているのと湿度も高めで、日なたにいると蒸し暑い。お寺の参道にはたくさんの風鈴が吊るされていて素敵だが、今のところ無風なのが残念。試しに手で揺らして鳴らしてみる。・・・と、参道の向こうの山門の辺りで掃除をしていた寺の人が僕らに気づいてくれたようだ。少し早いけど券売り場を開けてくれて、浦野さんのJAF会員証のおかげで割引価格640円にて入場出来た。

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受付にはまだ誰もいない | 浦野が風鈴を鳴らしたら・・・

 ここ青龍山吉祥寺は、一年を通じて四季折々の花が楽しめる寺として有名らしく、この時期はやはり紫陽花が見ごろのようだ。様々な色合いの紫陽花を眺めつつ進み、あまり人工的に整いすぎず、ちょうど良い具合に自然な感じのする、素敵なお庭だなあと感じた。先へ進んで行くと本堂に突き当たるので入ってみると、本堂の周囲は先ほどまでと異なり枯山水の模様で砂利をきれいに整えた庭園となっており、これを眺めながらお茶を飲めるようになっていて、広々として風通しも良く寛げる雰囲気で、午後に来たなら是非お茶を飲んでいきたいところだ。今回はスタート直後なので残念ながらお茶は見送り。回廊を歩いて回ると小さな滝なども眺められて、とても良い庭だった。

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風が出て涼しげな音 | 仁王像の山門
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本堂前の庭園をしばし眺める(今回、花の写真をほとんど撮影していなかった!)
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本堂から裏の庭園方向を撮影

 本堂を出たら山門に戻り、山門の上の階が見学できるようになっているので上がってみる。ここは十六羅漢像が安置されていたのでお参りする。・・・これにて吉祥寺の見学を終了し、9時半頃に出発。

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山門上階の十六羅漢像

 利根沼田望郷ラインから、県道64(奥利根湯けむり街道)に入って北上する。ここから背嶺峠までは約590mのアップだ。湯けむり街道という名前の通り、途中に温泉施設が点在しているようで、後で調べるとどれも素敵な温泉宿だったようなのだが、このときは一生懸命登っていたせいか残念ながらほとんど気づかなかった。先頭のGokiさんについていけなくなってやがて皆さんに追い越され、特に吉田さんが実に軽快に登っていく姿にはいいなぁ~と仰ぎ見つつ、一人黙々と登る。150mほどアップした辺り(赤倉渓谷分岐の1kmほど手前の道端)で5分ほど小休止、10時頃再スタート。勾配はそれほど急ではなく、車も通らず走りやすい道で、緑が濃くて気持ち良い道である。しかしGW以来走ってなくて練習不足のため脚がきついのでゆっくりと登り、10時40分頃に背嶺峠(1130m)のトンネルに到着した。トンネルを抜けて少し行ったところにトイレと駐車スペースがあって、ここで小休止。梅雨の最中なのに今日は青空で、暑いけど標高が高いのでやはり気持ちが良い。改めて地図を見ると、村々の位置関係からして車は余り通りそうもないルートなのだなということがわかり、ここはサイクリングコースとしては穴場だなぁ、と思った。軽く補給もして、11時少し前に出発する。

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緑の濃い峠道を走り終わって | 途中まで調子良かった浦野

 ここからの下りが、カーブも民家も少なくてすごくスピードの出る豪快なダウンヒル。そんなにスピード出せない僕はmaxで55㎞/hだったが、前を走ったGokiさんと吉田さんはもっと出ていたでしょう。楽しい下りを満喫したが、国道120号に出る直前で片品川を越える軽い登り坂があり、ここで早くも両腿が攣ってしまった。ハイスピードの下りで脚が冷えたか、いやそれより練習不足で脚力が低下しているせいだろう。難儀なことになってしまったが、とりあえず吹割の滝まで3km弱なので、なんとかごまかしながら走る。
 11時半頃に吹割の滝地帯に到着し、滝見学の前にまず昼食しましょうということになり、目の前にあった「十割そば」の看板を出している食堂(高桑食堂)に入ることに。吉田さんは十割ざるそば、Gokiさんは十割の温かい舞茸そば、浦野さんとダズは天ぷらざるそば(二八)。天ぷらは中々ボリュームのある盛り付けで良かった。お店のご主人は、ボトルの水を補給させてもらったり、食事のあと滝観光してくる間も自転車を置かせてくれたり、と色々親切にしてくれた。

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蕎麦の昼食

 さてお腹を満たしたら遊歩道を歩いて滝を見に行く。ここでも快晴で、今日はそれなりに観光客も多いようだ。以前来た時より片品川の水量はかなり少ない印象で、滝の豪快さはいくぶん縮小した感じだったが、そのおかげでより滝に近寄ることができたような気がするので、これはこれで良かったかもしれない。岩の裂け目に水が流れ込むユニークな姿の滝を青空の下で眺めることが出来て、気分も爽快になる。

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吹割の滝にて

 滝観光を終えて食堂に戻り、12時半ころ午後の部をスタート。国道401号を南下しつつ最後の70mアップがある。昼食休憩と水分・塩分の補給も出来たはずなのに、脚の疲労は充分に回復できなかったようで、きつい登りに感じた。登り切ったところで県道267号に分岐し、薗原湖方面に下っていく。ここからはまた交通量も少なくなり、片品川沿いの気持ち良い道である。沼田駅までは下り基調で標高250mほど下がるわけだが、たまに現れるちょっとした登りがもうきつくなってしまい、終盤は最後尾でなんとか皆さんを追いかけつつ、ゴールの沼田駅に13時50分ころ到着!
 沼田駅では、広い多目的トイレで着替えも出来たし、この季節にこんなに快晴のランが出来たのは奇跡的だね、と語り合いつつ帰宅の準備を整える。当初の計画ではランのあと喫茶店でお茶でも、という案があったが、帰りの高速道路渋滞を避けるべく速やかに帰路につくことになった。おかげで渋滞にもほとんど巻き込まれず、全員18時前には帰宅完了。
 季節の花と美しい庭・静かな峠道・滝観光と盛沢山で、天候にも恵まれた、楽しい日帰りランでした。

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着替えて少しさっぱり、解散

【浦野コメント】今回のコースはここ7〜8年、1人でスキーに行く時に車で通る道だったので馴染みのあるコースだった。なので駅から沼田城のある市街地までが上りになる事はわかっていたが、まさか階段とは・・・。ヤラレました。でも沼田城自体が、防衛のため彼の地の地形として有名な河岸段丘の先端に築かれた城と聞けば、段丘の高低差を階段で登ったのも貴重な経験か。 吉祥寺は小さいながらも枯山水が美しく、ラン終盤の午後だったらカフェでまったりしたいところだった。吹割の滝は何度か来たことがあったが今回が一番水量が少なく、迫力はイマイチ。梅雨の晴れ間の貴重な好天だったがその分暑さが堪えた1日だった。

【吉田コメント】群馬には仕事で3年住んでいたはずなのに、沼田城跡も吉祥寺も吹割の滝も来たことがなく、楽しむことが出来ました。車で向かう途中に小雨が降ったり雲海が現れたり、天気が心配でしたが、梅雨の時期としては奇跡的に晴れ、車が少ない事もあって気持ちの良いライドになりました。後ろのギヤは11-30なのですが、長い登りになるともう少し大きいのが欲しくなりました。

【Gコメント】この時期のラン企画としてはまあまあの成功かな。前半。沼田城址まで直登するトンネル坂はコース設定のご愛嬌。花寺と呼ばれる青龍山吉祥寺でしばしゆっくりした後、車の来ない道で背嶺峠まで気持ちよく登りきった。吉田が速かったね。ここから高速の下り、道を横切る側溝が無いのでとても走りやすかった。(ただし、自分は途中からハンドルシミーが発生して飛ばせなくなった。小シートポストバッグに重い物を入れたことで振動発生したのが原因らしい。)後半。昼食後に吹割の滝を見学、やっぱりあの形は記憶に残る。交通量避けて行った薗原湖方面の道はなかなかダイナミックで良かった。


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