ショートレポート: 冬ラン(花見) 大雄山

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寄ロウ梅園直上の丘にて
by 浦野(投稿日:25 Feb 2025)

Map, Click to Expand 日程:2025/2/15(土)
参加:G(計画)、吉田、浦野、那珂、DAZ
コース:=渋沢→大雄山→渋沢= (61km - 8.2h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 今回のお題は「花見」ということで、ロウ梅、河津桜、梅などを求めて神奈川県西部を巡る計画となった。標高の高い場所へ行く予定はないのだが、予定獲得標高は1300m超となかなかのハードコースだ。
 花見ランと言えば2023年3月の筑波桜巡りランが思い出される。あの時は桜の見頃には少し早過ぎた印象だったが、今回の開花状況はいかに?


1日目:2/15(土)
コース:=渋沢→土佐林道→寄ロウ梅園→あぐりパーク→大雄山/最乗寺→栢山/昼食→曽我梅林→田島峠→渋沢=
参加:G(計画)、吉田、浦野、那珂、DAZ
天気:晴れ時々曇り
距離:61.25km
獲得標高:1435m
走行時間:8h13min


*出発まで
 小田急小田原線渋沢駅集合・解散のループコースということもあり、ダズ氏と浦野は那珂号に同乗させてもらうことにした。杉並を6時過ぎに出発し、渋沢駅から2km弱の秦野カルチャーパーク駐車場には7時半頃到着。同じく車の吉田さんは既に到着していた。8時頃集合場所の渋沢駅に向けて走り出し、Gokiさんと合流して9時少し前に渋沢駅を出発した。

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渋沢駅前を出発
*寄のロウ梅
 国道246を1km程西進し右折して上り始める。いきなりのゲキ坂に早くも心が折れそうだ。(G記:寄まで以前とは違うルートをと、気楽に選んだ道がとんでもなかった。)ゴルフ場の脇を通って9:36に2022年1月の尺里峠ランと同じ場所(土佐原休憩施設のトイレ前)で小休止。前回より咲いている花は少なかったがロウ梅の香りはしっかり楽しむことができた。
 その時の会話で、さっき上ってきたゲキ坂では肺で血の匂いがしたという話が出て浦野はビックリ。聞くとGokiさん、那珂氏、ダズは坂で呼吸が苦しくなった時など、肺で血の匂いがするだとか、喉で鉄分の味(血の味という意味か?)がするのが分かるのだとか。自分はそのような体験がなかったのでどのような感覚なのかよく分からなかったが、想像するに歯茎の出血や鼻血が出た時などに血を飲み込んだ時の感覚に近いのだろうか。いずれにしても坂を上って肺で血の匂いがするって、自分たちはどんだけ体に悪いことしてるんだ・・・。

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土佐原休憩所のロウ梅

 すぐ先の休憩所(と言ってもベンチがあるだけ)は寄(ヤドリキ)ロウ梅祭会場の最上部に当たる場所であり、ここから斜面一面に広がるロウ梅林が見下ろせることは前回経験済みだ。ロウ梅祭の料金所は斜面の下にあるため、我々のように上部から下っていく分には料金所を通ることなくロウ梅林を堪能できることも前回経験済みだ。何ともユルい祭り運営だなぁ、と呆れるやら有難いやら。

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ロウ梅園直上の丘にて | ロウ梅園を掠めて降りる
*松田の河津桜
 10時過ぎにロウ梅祭会場を後にして県道710で南下。JR松田駅入口交差点を右折して西平畑公園方面に進むと、また上りだ。西平畑公園ではさくら祭が開催されており交通規制もされていた。ここで西平畑公園の桜祭りに行くか、さらに上部のあぐりパーク嵯峨山苑に行くかの選択を迫られることになった。交通規制のおじさん曰く「あぐりパークに行くならこのまま乗って行っていいが西平畑公園に行くならここから歩いてください」とのこと。計画では公園祭の混雑を避けてあぐりパークに行くことになっていたこともあり、そのまま自転車で進むことになった。ここからの上りがまた超がつくほどのゲキ坂でドーナツ型滑り止めコンクリート舗装は、とても乗って上れる気がしない。暗黙の了解で「皆で押そうか」という雰囲気になった時、那珂氏がするするっと乗ったまま通り抜けたもんだから、皆闘争心(?)に火がついて、乗って上らざるを得なくなってしまった(別に口に出して決めたわけではなかったけど)。ただし、自分は上り切れず途中から押しました。あぐりパークの経営母体である内藤園の駐車場に自転車を停めさせてもらい歩いて上ること約10分、11時過ぎにあぐりパーク嵯峨山苑に到着した。

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ドーナツ坂で皆に火をつけた那珂 | 駐車場から先もかなりの坂

 ここは菜花・桜・紅梅・水仙などが次々と開花し富士山を背景に絶景が楽しめるとの謳い文句で、この日はちょうど菜花まつりが開催中だった。別料金で食用菜花狩りも楽しめる様だったが我々は入園料のみ払って入園。菜の花や水仙は咲き誇っていたが、桜や梅にはやや早かったようで、3~5部咲きの株がチラホラといった印象だった。記念写真を撮りつつ20分ほど散策してから駐車場に戻る。

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菜の花は満開だが、河津桜はまだちょっと
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高台からの眺めはとても良い(これで満開ならワオだが)
*大雄山最乗寺
 駐車場からさきほどの激坂を下って、酒匂川の平野部を南西に5kmほど走る。12時ちょうどに大雄山最乗寺の上り口のコンビニでエネルギー補給を兼ねて小休止。この辺りは那珂氏が新社会人として研修を行った場所とのことで、久しぶりの訪問に本人は懐かしそうであった。15分の休憩後、急な坂を240mほど上って12:45に最乗寺に到着した。
 大雄山最乗寺には、了庵慧明禅師が最乗寺を建立することを聞いた弟子の道了尊者が近江から天狗の姿になって飛んできて、谷を埋め岩を砕いて寺の建設を手伝い、師匠亡き後は天狗として寺の守護神になったとの言い伝えがある。そんな伝説にちなんで最乗寺には大小様々な高下駄が奉納されていた。本堂参拝後は御真殿まで登って世界一大きいという2代目和合下駄(3,800kg)や初代和合下駄(1,500kg)の見物あるいは日向ぼっこなど、思い思いの時を過ごして13:20過ぎに出発した。

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最乗寺本堂 | 御真殿
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高下駄
*遅い昼食
 計画では林道で下ることになっていたが時間が押し気味であることやお腹の空き具合を考え、登って来た道を下ることになった。県道74と715で目星を付けていた小田急小田原線栢山駅前のカフェに到着するもお休みだったため、急遽ダズが近隣の食事処を検索し近くのイタリアンカフェNatura-Luceに14:00に入店した。おしゃれな雑貨を売っていたりスプーンでのお菓子すくい取りサービスがあったりと好印象だったが、同じピザを注文したのに出てくるまでの時間がバラバラだったため、思いのほか時間がかかり店を出たのは15:15だった。

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カフェで遅めの昼食(まだ後があるので軽め)
*曽我梅林
 本日3か所目の花見どころ、曽我梅林では株毎の開花状況はバラバラだったが、中には8割がた開花している株もあり楽しめた。

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曽我梅林にて

 計画では昼食後に3つの上り(合計で約460m)が予定されていたが時間が押していたため曽我梅林直後の上りは迂回することに。(G記:曽我丘陵の激上りを迂回して車も通る田島峠を行ったので、上りは同じく3つ。)それでも、疲れた体には夕方の上りはきつく、先行するGokiさん、吉田さん、ダズを那珂氏と浦野が追いかける形になったのはいつものことだ(那珂氏曰く、言葉を交わす余裕のある組と無言で必死に上る組)。最後の上りの途中でエネルギー補給休憩をはさみ、渋沢駅には17:07に到着。日が延びたこともあり何とか明るいうちに走り終えられたのは良かった。

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なんとか日暮れ前に渋沢駅に戻る

 この日は標高の高い場所に行ったわけではなかったが終わってみれば獲得標高は1,400m超。それぞれ距離は短かったものの複数のゲキ坂に難儀したが、花見ミッションは無事コンプリート出来た。

【那珂コメント】あいにく曇りがちで空気はひんやりしていたが、時折春らしい陽射しが当たるとホッとする。設定して頂いた花見ポイントを巡っていくと蝋梅、河津桜、枝垂れ梅、白梅などが咲いていて、季節を感じることができて良かった。途中通過した大雄山駅のあたりは大学卒業後すぐに新人技術研修で2ヶ月程滞在していたところであり、また最乗寺は昔親に連れられて訪れたことがあり、いずれも懐かしいスポットであった。ただ、それ以上に印象的だったのは数々の激坂で、神奈川県西部の丘陵はこんなに急勾配なのかと思い知った。幌見TTで味わった血の匂いのする呼吸、こちらも久しぶりで懐かしくもあった。皆さんには全く付いて行けなかったが、これくらい息ができるようになったのは進歩ともいえる。

【吉田コメント】4iiiiのパワーメーターが不調で出発前に電池交換したものの作動せず今回はなしで走ろうかと思っていたが、那珂さんのアドバイスで接点の爪を少し起こして再度電池を入れたところ見事復活、電池のせいでなく寒さのせいでもなく単なる接触不良だった。気をよくして走り出すが体が温まる間もなく激坂を上ることになり血の(鉄の)臭いこそしなかったものの、いきなり全開を強いられた。この日は終始こんな感じで距離こそ短かったが平坦と激坂の繰り返しで厳しいインターバルトレーニングになった。あいみょんではないが最乗寺への登りで「心臓のbpmが190になった」ことと蝋梅の香りが印象的だった。

【DAZコメント】一か月ぶりのランで体力に不安を感じつつ、Gokiさんの案内メールにあった「途中2回のエスケープ可能」を念頭に、輪行袋を持ってスタートした。走り出してすぐの激坂がすんごくきつくて、心臓と肺がびっくりし、脚を止めてからも落ち着くまでしばらくかかった。しかしコース上の花見ポイントで咲き始めの梅や菜花などを色々楽しめたおかげで、無事完走出来て嬉しかった。トレックをメンテナンスに出していたので今回はパナソニックで参加し、那珂さんに頂いたホイールとGokiさんに頂いたディレイラーは快調だった。フロントバッグの留め具とか終盤にブレーキの不調が起こったので、要整備の箇所が確認できたのも収穫だった。

【Gコメント】天気はそこそこ、3箇所の花見スポットもまあまあ咲いてて良かった。しかし、出だしから度肝を抜くような激坂。寄までの坂とあぐりパークまでの坂が想定以上に激しくて疲れた。おかげで最乗寺への登りはエネルギー切れ。補給して後ろからマイペースで登った。その後の、最乗寺からの下りでの林道や曽我丘陵への激坂をパスする判断は妥当なところかな。遅いお昼に入ったカフェで、ホットサンドと特にコーヒーは美味しかった。


関連リンク:
 2023年 春ラン(桜) 筑波
 2022年 冬ラン(ロウ梅) 尺里峠