S59卒同期会 & GWツアー コラボ@信州

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長野駅集合

by 那珂(投稿日:24 Feb 2013)
※ 銀輪原稿からの転載

Map, Click to Popup 日程:2012/5/3(木)~ 5/6(日)
参加:那珂(計画)、G、野田、野田潤、宮村、DAZ、浦野、浦野誠、石田
コース概要:=長野→妙高赤倉温泉→白馬→豊科→長野= (46km/73km/65km/76km)

 ツーリング記録 参照
<概要>
 我々S59年卒の同期では、2年に1回の同期会を行っています。第1回は2008年の石田君幹事で神奈川県三浦半島、以降の幹事は結婚した順に持ち回ることとし、元木君幹事の2010年3月ニセコに続き、2012年は小生が担当でGWに長野で開催しました。
 開催に当たって、是非自転車で走りたいという同期の多くの(?)期待に応えるべく、S57卒Gokiさんが毎年GWに企画してくれているランとコラボすることとしました。
 エリア選定では、全国から集合しやすく、かつ走るのに適したエリアを選ぶのに腐心したのですが、結局毎日1000m級の上りが続くという、えらくハードなコースとなってしまいました。同期会のランとしては5/3に長野駅集合とし、宴会は5/5に豊科(松本の北側)の宿にて行いました。
 参加メンバーのトピックスとしては、浦野君の長男で中2の誠人君は最近すっかりサイクリングのメンバーとなっていますが、今回はなんと一人で妙高まで輪行してきてみんなと合流し、その後は見事完走しました。
 5/5には、卒業以来28年振りの再会となった宮崎君をはじめ、同期16人中の10人と、上下の世代の人や家族を合わせて総勢17人での宴会となりました。


<長野集合まで>
 4/27-28 野田君、会社のサイクリング同好会でのラン 河口湖→富士市
 4/28 Gokiさんが茨城の自宅から走り始める。→桐生
 4/29 野田君と会社の北村氏がGokiさんと合流。→神流町
 4/30 Gokiさん隊 →小海町
 5/1  Gokiさん隊 →高峰高原
 5/2  野田潤子ちゃんがGokiさん隊に合流 →千曲市
  宮村さんが走り始める →万座温泉

前夜:5/2(水) 関東方面=長野
 関東方面からのサイクリング組は深夜発の那珂車で浦野君、DAZ君と共に長野に向かう。 かなり強い雨で、どんなランになるのかと思いやられる。 早朝に長野に到着するがまだ雨は止まない。ファミレスでゆっくり朝食を取って2時間ほどするとほとんど雨は止み、犀川河川敷の運動場に車をデポして走り出す頃にはすっかり止んだ。グローブを忘れてしまったので、市内のスポーツ店に立ち寄って購入。


1日目:5/3(木) 長野駅→野尻湖→妙高赤倉温泉 (距離46km、登り995m) 宿泊:旅館清水屋
 メンバ:G、野田、野田潤、宮村、DAZ、那珂、浦野

 予定通り12時頃に長野駅で集合し、本日のメンバーGokiさん、宮村さん、浦野君、野田君、潤子ちゃん、DAZ君、那珂が揃う。写真撮影後、まずは野田君が案内してくれた大平庵という蕎麦屋で美味い信州蕎麦を食す。
 腹ごしらえをしたところで本来であれば善光寺に参るところであるが、時間に余裕が無いので脇をすりぬけてそのまま県道37、牟礼経由で野尻湖方面に走る。国道を避ける分アップダウンが多くなるが、車は少なく陽も差して気持ちよい。休み休み進んで落ち着いた佇まいの野尻湖を過ぎると妙高高原駅に向けて下る。
 ここから赤倉温泉まで本日最後の登り。もう17時近くなり雲行きも怪しいが、気を取り直して再出発。標高を稼ぐに従ってガスの中に入り込み、あたりは薄暗くなってくる上に道端には残雪が増えてきて冷え込みが厳しい。17:30頃には宿に着いたが走った時間以上に長くてつらい道のりであった。

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路肩に雪が残る赤倉温泉までの登り道


2日目:5/4(金) 妙高赤倉温泉→戸隠→鬼無里→白馬 (距離72.5km、登り1544m) 宿泊:あらや旅館
 メンバ:G、野田、野田潤、宮村、DAZ、那珂、浦野、浦野誠

 宿を出てまずはウラノ家の長男、誠人君(中2)が輪行で到着予定の妙高高原駅まで下る。彼は昨晩の夜行バスで輪行して早朝に長野駅に到着し、そこからJRで妙高高原駅にやってきた。長野駅では予定の列車に乗りそびれたらしいが、駅員さんに確認したりしながら自力で辿り着いたのはアッパレ。そしてかわいい子に旅させる両親の勇気にも感心。9時過ぎには組立て完了。
 さて、ここの標高は500m少々で、このあとR18で黒姫まで行き、そこから県道36で標高1200mちょっとの戸隠神社までの登りとなり、登りづくしの一日が始まりである。途中には所々山桜が咲いていて、戸隠神社手前では久しぶりに水芭蕉の群生を見ることもでき、春のランらしい雰囲気だ。
 戸隠神社近辺はGWで想像以上に込み合っており、ちょっと神社に立ち寄るというのも難しそうなのでスルーしてしまう。そのまま下りに入るが、これといった昼食スポットが見つからず、そうこうしているうちに店を探して先行していた野田兄妹が分岐を過ぎて下って行ってしまった。携帯で連絡取りつつ、残ったメンバーは予定通りに今日のメインスポットのひとつである大望峠へと向かい、野田兄妹は別動隊でR406経由の遠回りをして鬼無里で合流することに。
 我々は一旦下ってから1055mの大望峠まで再び200mほどのupとなるが、着いてみれば期待通りにまだ真っ白な白馬連峰を遠くに望み、新緑の近景とのコントラストが美しい。ほどなくランドナーの部隊がやってきたのでよく見てみると、かなり年配の人たちばかりで、どうやら大阪にある老舗のサイクリングクラブらしい。
 13時を回って腹も減ってきたので先を急ぎ、鬼無里に向けて400mほど一気に下ると、川を跨いで張られたロープに100匹近くあろうかというたくさんの鯉のぼりが繋がれて川べりの桜を見下ろすように元気に泳いでいる。鬼無里でやっと食堂を見つけて腰を落ち着けていると、タイミングよく野田兄妹が到着。ちょっと珍しいタルタルソースカツ丼で腹ごしらえとする。時間はだいぶ押してきてここで既に15時くらい。
 ここから峰方峠までの400mが本日最後の登りとなる。やがて先方に何人かのロードの練習とおぼしきサイクリストが見えてくると、GokiさんとDAZは狙った獲物を仕留めんとばかりにあっというまに見えなくなってしまった。なんとか頂上に辿り着いてトンネルに入ると、その先には望遠鏡を覗いたように残雪の北アルプスの山肌が見え始め、トンネルを出ると視界が一気に開けて壮大な景色となる。まさに頑張って上ったご褒美(ちょっとガスって山頂が見えなかったけど)。

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峰方峠のトンネル越しの景色


 白馬の宿に向かって気持ちよく下っていく途中、とあるパジェロとすれ違ったところで一旦停止。車から現れたのは旧姓ムトウさんというかつてのサイクリング仲間で、かつてGokiさんを中心に浦野君や那珂も何回か一緒に走っていた。彼女が結婚して白馬に移り住んでからはなかなか会う機会も無かったので、今回のランで会えないか打診していた次第。再会は15年振りくらいだろうか。つかの間ではあったが以前と変わらず元気そうで何よりでした。宿には18時頃到着。


3日目:5/5(土) 白馬→神代駅→県道33→大町→豊科 (距離65km、登り1042m) 宿泊:ほりでーゆー四季の郷
 メンバ:G、野田、野田潤、宮村、DAZ、那珂、浦野、浦野誠、石田

 いよいよ今晩は宴会だ。天気も味方してくれて、春の陽射しが心地よい。白馬連峰を背にして豊科に向け南下する。とはいっても当然国道は避けて県道33でひとつ東側の山へと分け入る。途中の美麻トンネルは、標高差20mほどで旧道を使ってパスできたのにちょっと残念なことをした。一旦下って美麻郵便局前で小休止。もう少し先の分岐から県道497で尾根伝いに上る予定であったが、野田君の提案で上りが楽そうなのでということで、ここから県道31で南下することに。しかし結果的に標高差は変わらず、元のコースのほうが眺望が良かったのではと少々後悔。でも途中で北アルプスと桜をバックに水車小屋という絶妙な田舎の風景に出会うことができたので結果allright。

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白馬をバックに | 水車小屋


 この後は予定のルートに復帰し、細かいアップダウンを繰り返しながら進み、唐花見(からけみ)湿原の木道で昼食とする。陽射しで暖められた木道に腰を下ろすとポカポカと気持ちがよい。他には誰も来ないので食後はそのままごろ寝の体制に。
 湿原を出てから少し先の県道の分岐点で、信濃大町まで輪行してそこから走って来た石田君と合流する。尾根沿いに100mほど登ると、右側に一気に視界が開けて標高1012mの大嶺高原に到着。ウラノ親子のラストでの勝負は誠人君の勝利か?ここからの眺望は、眼下に大町市を見渡しその向こうには青空に映える残雪の北アルプスという、まさに企画段階でイメージしていた景色そのものであった。

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浦野親子対決(左が誠人君) | 大嶺高原から望む北アルプス


 ここから安曇野へ下る途中の景色は、満開の桜と新緑の草原が加わって本当にきれい。平地に出てからは野田君のナビで車の少ない道を選んで走るが、だんだん空の雲行きが怪しくなってきた。途中、宮村さんとDAZは帰路に着くため豊科駅に向けてお別れとなる。宿までは想定外に上りが続くので、ゆっくり休みながら進んだら、宿の直前で土砂降りとなってしまい、サクサク走った先行隊とは明暗が分かれる結果となってしまった。

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 満開の桜| 安曇野


 宿には関東方面から車でやって来た坊さんと中村君、そして本当は札幌から自転車持参で来るはずだった元木君が既に到着していた。このあと酒やつまみの買出しをお願いしていた高田君や家族で参加してくれた峠君も到着。そして今回とても嬉しかったのは、卒業以来の再会となる宮崎君が来てくれたこと。本当に久しぶりだね。
 今回の宿、「ほりでーゆー四季の郷」は北アルプス常念岳の麓の蝶ヶ岳温泉にある公共の宿で、4月に改装オープンしたてのとてもきれいな宿であった。客が到着して靴をロッカーにしまうと、その後でスタッフが靴を掃除してくれるという手の込みよう。雨でぐちょぐちょになった我々の靴も、たぶん同様に手入れしてくれたのだろう。また特に依頼はしていなかったのに夕食は宴会場を貸切で使わせてもらったので、同期会らしい雰囲気になった。
 同期16人中の10人と上下の世代の人や家族を合わせて合計17人での宴会では恒例の各自の近況報告を行い、久しぶりの人もそうでない人も互いの再会を祝した。峠家の瑞樹ちゃん(小3)からは期せずして肩モミの大サービスをしてもらい、とっても癒される。2次会はこのためにキープした10人部屋に集まり、持ち寄った各地の銘酒を酌み交わす(サッポロソフトもあったような…)。

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一次会の締め

S59卒:石田、浦野、誠人(長男)、那珂、野田、高田、峠(+家族)、坊さん、中村、宮崎、元木
S56卒:Goki、宮村  H1卒:野田潤子  H4卒:DAZ


4日目:5/6(日) 豊科→豊科駅(8km)→田沢駅(11km)→松本市(20km)/長野市(76km)
 メンバ:G、野田、野田潤、那珂、浦野、浦野誠、石田

 集合写真の後、自転車組は車組とお別れして8時半頃出発。あいにくの小雨っぽい天気だったが、少し走るうちに止む。
 金沢へ帰る野田潤子ちゃんはJR大糸線の豊科駅で輪行。すると何故か高田君の車が現れ、野田君が宿の前に忘れた三脚を届けに来てくれたのだった。
 もう少し東に走って犀川を渡り、JR篠ノ井線の田沢駅でGokiさんが輪行。茨城からの長い道のりお疲れ様でした。
 野田君、石田君はここから南下して松本で輪行。
 浦野君、誠人君、那珂は北上して車をデポした長野市まで走る。今日はひたすらR19を走るのみで、若干の下り傾向+追い風で出だし好調であったが、途中で何回も雨に降られる。市内の風呂に入って帰路に着く。誠人君、よく頑張りました。


 こうして今回の同期会も参加者のご協力のおかげで無事に終えることが出来ました。野田君には集合写真をはじめ、いつもたくさんの写真を撮ってくれて、さらに5万分の1地形図でのきめ細かいナビをしてくれて感謝です。
 こんなふうに昔の仲間と集まれるというのは、とてもありがたく幸せなことだと思います。幹事が一巡するにはまだ20年以上ありますので、2年に1回の再会を楽しみにしながら末永く続けていきましょう。 では次回幹事の高田君、茨城方面での開催をよろしく。


関連リンク:
 '92 春の信州ツアー
 上信越ツアー