2015年GW 九州ツアー

by 那珂(投稿日:24 May 2015)

日程:2015/4/30(木)~ 5/4(月)
コース:=長崎空港→島原→菊池→湯坪温泉→高森→高千穂=

4/30(木) 長崎空港→島原 (民宿花月)
 メンバ:(合流)那珂→石田→野田→Goki、宮村

 詳細は石田記録の本編参照。
 初めての羽田行リムジンバス利用(4:40志木駅→6時頃羽田着)で楽チン輪行。フライトは7:40羽田→9:35長崎空港。長崎空港といっても長崎市からは遙かに北の大村市にある。ここで嬉野温泉からみんなと別れてソロで西海岸側のR34を南下してきた石田と10時半ごろ合流。一緒に走るのは久しぶりで、2013年に筑波でやった同期会以来。追い風に乗ってさらにR34を進み、途中からJR大村線沿いの道に入る。諫早駅のあたりで昼食の店を探すが、駅裏に出たために適当な店が見つからずにウロウロしていると上山公園の眼鏡橋を見つけて小休止。
 この橋は側を流れる本明川に架かっていたものを昭和36年に川の拡幅工事の際に移設したもの。昔から水害が多くて木の橋では毎回流されてしまうので天保10年(1839年)に頑丈なこの石橋を建設したが、昭和32年の諫早大水害では頑丈な石橋が水をせき止めてしまったために却って多くの犠牲者が出てしまったことから前述の拡幅工事をすることになったとのこと(写真に撮った看板より)。

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眼鏡橋

 店が見つからないまま、みんなとの合流地である諫早湾堤防に向けてR207を東に進むと東諫早を過ぎたあたりにジョイフルという当地のローカルファミレスと思われる店を見つけたのでそこに入る。最近ちゃんぽんを食べ歩いているという石田からは隣にあったリンガーハットでという声もあったが、全国チェーンなのでパスさせてもらう。
 このあと堤防に向けてR207を走り出すと、JR小江駅あたりで何やら堤防を指し示す看板が目に入ったのでそれに従って国道の右手に並行する農道を快適に進む。周囲はハウス栽培が点在し、たまにトラクターなどを見かけるが、どちらかというと原野といった感じ。ところがその道はやがて川で遮られ、地図をよく見ると確かにそうなっていて、国道に戻るにしても残念なことにほとんど来た道を戻ることになってしまう。しかしそこはなんとか狭い道を切り抜けて戻らずに済んだ。あの看板はどうやら堤防ではなくて諫早湾の干拓でできた土地を案内するものだったようだ。そんな一瞬の緊張のせいか、急に腹痛に襲われ、たまたま見つけた公民館ふうの建物のトイレに駆け込みセーフ。

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農道を進む

 そんなこんなで集合地の堤防には14時過ぎに到着。足が痛いという野田は東海岸を走って早く着いたので、ここの公園で弁当を食べて2時間近く過ごしたとか。お待ちどうさま。
 さてこの堤防は全長7kmもあるが、よくニュースで見る水門を開けるの閉めるのというのはこの長い堤防の中のたった2か所のこと。開門の目的は元の生態系に戻せるかどうかの調査かな、となんとなく思っていたが、これを見るとそんなことできるわけない。生活道路して少しは役立っている様子だが、2500億円 (Wikipedia)もかけたにしては中途半端感を否めない。

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数少ない水門

 2か所めの水門を散策していると、15時過ぎにGokiさん、宮村さんが追い付き、メンバー5人が揃った。堤防を渡りきると島原の宿まであと25kmほど。特に見どころもないが、足が痛いという野田は時速20kmもきついというので那珂がトップでゆっくりめに走る。やがてGokiさんがトップに出て少しペースがあがり、しばらくすると石田がトップに出てさらにペースが上がった。このときには既に野田と宮村さんは後方に離れてしまい、一本道でもあるのであとは好きなペースで宿入口まで走る。宿ではアルコール類はあるけど近くのドラッグストア(コスモス)で買ってきたほうが安いよ、と親切にも店の場所を教えてくれた。


Photo, Click to Popup 5/1(金)島原→菊池(きくちふるさと水源交流館)
 メンバ:Goki、宮村、野田、石田、那珂、(合流)浦野

 みんな自然と朝5時起きで、各自散策に出かける。海岸に出て朝日の写真を撮っていると、堤防沿いにジョギングしてきたおじさんが、「阿蘇の噴煙の写真は撮ったかね?」と話しかけてきた。海の向こうに見える山々の間に阿蘇の噴煙が見えるという。言われてみれば雲と見紛うばかりの噴煙らしきものが横に流れているようだ。風が無ければ真っ直ぐ上に伸びるそうだが、地元の人にもあまり知られていないそうだ。因みに海の向こうに見えた二こぶの山は熊本市街の西側にある金峰山と三乃岳。右手のほうには三角半島の山々が見えた。
 このあとは山手のほうに登り、時鐘楼、武家屋敷、島原城と回る。途中で通りがかった中学校の塀は、石垣+白壁のお城風となっている。
 宿に戻って7時の朝食、8時過ぎの出発。こちらもお城のような構えの島原駅に立ち寄ってフェリー乗り場に向かう。8:35の船に乗り、遠くなっていく普賢岳を見送り熊本へと向かう。

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中学校の塀 | フェリーから普賢岳

 上陸後、野田が三脚を買うというので、Gokiさん、宮村さんとは別れて石田と共に3人でビックカメラに立ち寄る。今まで使っていた三脚は車に踏まれて壊れてしまったとのこと。まわり2人の勝手なアドバイスにめげず、なぜかピンク系の可愛らしいものを購入。いつものキャンピングの自転車の雰囲気とのギャップが意外な感じ。
 この3人は中田の結婚式で熊本城を訪れたので今回はこれをパスして、下江津湖を目指して木部川沿いを走る。湖畔は水前寺江津湖公園となっていて木道も整備されているが、特に何を見るともなく通り過ぎて上流の上江津湖へとサイクリングロードを走る。突然遠くに観覧車が見えたり脇に象が現れたりちょっとびっくり。実は熊本動植物園となっていた。上江津湖はきれいな公園になっていて、春の日差しの下、爽やかな風に吹かれて昼寝をしたい気分。だが時間もないのでこの先の水前寺公園に向かう。この間も水路沿いを走るが、湧き水だからこその完全透明で極めてきれい。到着するとまずは昼食ということで、公園入口の味千拉麺という店に入り、石田推薦の太平燕という春雨風の麺と、ちゃんぽん、皿うどん、チャーハン、パイコー丼を注文。ん?、何人分だっけ?Gokiさんと宮村さんはすぐ近くで既に昼食を食べているらしい。13時頃に水前寺公園に入園したところでようやく再開できた。が、先ほど5人前を食べた3人は腹が重いので先ずは園内を散策、Gokiさん宮村さんは熊本城へと出発、というわけで再び別行動。園内は池の向こうに富士山をあしらったという小山が配された美しい庭園。鷺の魚捕獲を目撃してから、稲荷神社、細川公の銅像、能楽堂(?)、古今伝授の間と一周して14時頃出発。

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江津湖公園 | 水前寺公園

 JR豊肥本線沿いに走って宮本武蔵の墓がある武蔵塚へと向かう。写真に撮った看板によれば、宮本武蔵は1584年播磨国生まれで、武道の奥義に関する「兵法三十五箇条」を残しているが、文人として水墨画の名品も残しているとのこと。
 ここから北上して合志市を経由し菊池市に入る。今日から参加の浦野は佐賀空港からソロで走って既に宿に着き、その後菊池渓谷を走っているらしい。宿の様子を聞いたが周囲には買物できるところはないというので、ここでもドラッグストアのコスモスに入り酒類の買い出し。商品の並びが同じなので探しやすい。500mlのビール6本、900mlの日本酒、氷1kg、つまみ若干を野田のサイドバッグに詰め込み、宿までの登りを頑張ってもらう。ホントありがとう。

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がんばって

 今日の宿はH12年に廃校となった中学校跡。校門では先に着いた浦野とGokiさんが待っていてくれたが、宮村さんはまだという。聞けばラーメン屋を2件回るのでGokiさんと別れたとのこと。5人前を3人で食べたのより多い。宿の部屋や風呂などはきれいに整備されて快適な上に、本日の宿泊客は我々5人のみ。夕食準備は女性一人でやってくれていたが、ご飯をよそう際に釜の中を見た浦野が「ご飯はこれだけですか?」とプレッシャーをかける。結果的には、おかわりしなかった者もいて少し余るくらいであった。デザートは白いゼリー状の中にイチゴが入っていて美味しかったが、後で聞いてみたら白いのはライスミルクプリンだそう。さらに食事の際に飲んだ持ち込みビールの空き缶の処分を尋ねたら、予想通り持ち帰りを、とのことだったが、「でも皆さん自転車なんですよね?本当はダメだけど特別に」、と言って引き取ってくれた。優しいお姉さんの対応に感謝。
 引き続き食後は技術家庭科室(?)に場所を変えて飲み会。明日のコースはなかなかこれといった決め手がなく、どうしたものか悩む。で、地図を眺めていたら「地底博物館」という文字が目に止まり、調べてみると東洋随一の金山であった所だそうだ。なんとかここを通るルートが成立そうなので、安心して就寝。

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乾杯


Photo, Click to Popup 5/2(土) 菊池→湯壺温泉(民宿なか)
 メンバ:Goki、宮村、野田、石田、那珂、浦野、(合流)野田潤、DAZ、アコ、(夕食)中田

 今日も早起きして散策。でもよくあるように田舎の学校はその地域の一番高いところにあって、どこに行くにも下るので戻ってくるのが大変そう。なので歩いて行ける範囲だけ。近くにあった「天地元水神社」の由来が面白い(詳しくは写真参照)。
 本来8時の朝食は予めお願いして7時半に早めてもらった。ご飯の量については、くだんの女性曰く「多めにしました」とのことであったが、ぎりぎり丁度よかった感じ。ところでこの女性、この土地の人かと思ったら関西出身でIターン組とのこと。ご主人と共にバイク好きで、北海道やら九州やらを走っていたが、ご主人が林業の職に就くにあたり、広大なこの地を好んで決めたそうだ。
 自転車の客は珍しいとのことで、出発時には宿の人(役場の人?)が写真を撮ってくれた。広報やHPなどに掲載されるかも。
 8時過ぎに出発。昨晩決めたように地底博物館を目指して県道133を北上する。途中、9時過ぎに龍門ダムが見えるところで休憩。さらに登り進んで10時過ぎ、宿の人が教えてくれた湧き水で熊本名水100選の一つ「穴川名水 お滝」に到着。岩場に降りておいしい水を汲む。みんな500mLのペットボトル。野田は2Lのペットボトル。ここから間もなく大分県との県境となる穴川峠。ここを下ると今日のメインである地底博物館こと鯛生(たいお)金山がある。11半ごろに坑道に入る。気温は12度。ウィンドブレーカを着て丁度いい。

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龍門ダム付近(道路水没が見える) | 穴川名水

 鯛生金山は1894(明治27)年に発見され、1972(昭和47)年に閉山。この間、英国人・ハンター氏により近代化され、昭和12年が産出量ピークで2.3ton/年、延べ40tonの金を産出した。世界の需要が?ton/年、などと音声解説が流れていたが頭のメモリ容量が少なくて記録が残っていない。各自ネット等で復習を。

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鯛生金山

 坑道を出て昼食。食べ終わると時は既に13時半。R442、R387で宝泉寺温泉方面に向かう。途中、小国町あたりで玉名から車で駆けつけてくれた中田に出会う。中田はトップを独走していたGokiさんに声をかけたが、Gokiさんは中田のことを地元のおじさんだと思ってスルーして先に行ってしまった。後続のメンバーはここで小休止。荷物を車に載せては、という中田の勧めで何人かの荷物を載せてもらう。身軽になった野田は浦野と共に「はげの湯」経由の林道で湯壺温泉にショートカット。他メンバーはもしかしてのダートを嫌って宝泉寺温泉経由の安全策とした。が、予定よりひとつ手前で右折して県道680号で「柴やかた峠」に向かってしまったので、途中で町田バーネット牧場方面へと軌道修正。ただ、登りはきつい。県道40号に出たところで丁度18時。電話で別動隊に確認すると、野田・浦野組や中田、本日より参加の3名は既に宿に到着して風呂に入っているという。こちらが最終組となってしまった。湯坪温泉までの残り3kmはまだ登りが続くと思っていたが、ほとんど平らだったのでとても助かった。

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柴やかた峠からバーネット牧場方面へ

 夕食では中田をはじめ、みんな元気に再会できたことを祝して乾杯。といっても中田はこのあと車で帰宅するのでノンアルコール。差し入れしてもらった日本酒の「れいざん」「美少年」、馬刺のつまみ、しらぬい(デコポンの品種改良品?)、どれも美味しかったです。自宅の玉名までは2時間もかかるということで、21時過ぎには名残を惜しみつつ又の機会を楽しみにお別れ。

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中田登場 | 乾杯


Photo, Click to Popup 5/3(日) 湯坪温泉→高森(南阿蘇休暇村、テント泊)
 メンバ:Goki、野田、那珂、浦野、野田潤、DAZ、アコ、(離脱)宮村、石田

 いつも通り早起きするが、天気はあいにくの雨。まずは露天風呂へ。昨日は到着が遅くなってバタバタしてしまったが、落ち着いてみるとこの宿は民宿ということだが旅館っぽくてなかなか良い感じ。せっかく同じ名前なので記念に浴衣をゲットしたかったが、つい忘れてしまった。さて各自雨対策をして8時頃出発。天気が良ければ草千里経由で阿蘇の景色を楽しむ予定であったが、天気が悪いので日の尾峠経由で最短ルートとする。
 県道40を少し南下すると筋湯温泉街の入口。ここで左にそれれば県道だったが、道なり真っ直ぐに温泉街を通り抜けようと思ったのが間違いのもと。道は細くなり、行き止まりになったり、激坂に出くわしたり。なんとか県道に復帰すると九重森林公園スキー場までもうしばらく登り。今日のポイントである象ヶ鼻に向かうには、ここからの下りの途中、オートキャンプ場あたりで県道から右に分岐して黒川温泉方面に進むが、そのポイントが2か所ある。1か所目で分岐しようとしたら、誰かが何とかだからということで(どんな理由だったっけ?)、もう少し県道を下って2か所めの分岐で右折。ところがここで看板を見ると、キャンプ場施設につき黒川温泉に通り抜けできない、ようなことが書いてある。なんとかならないかと行ってみるとバリケードがあって通行料300円を払えば通れる、とある。お金払って進むか?、さっきのところへ上り返すか?。一つ目のところで分岐しておけば、と悔やむ思いはあるが、今日のこれからの行程と天気を考えれば迷うことはない。

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筋湯温泉 | 通り抜け禁止?

 黒川温泉から象ヶ鼻へのルートは複雑できちんとトレースできないが、R442を横切って小田温泉近くで10時ごろ。
 このあと象ヶ鼻の先までスーパーマラソンの練習会(?)とかがあって、雨の中走っている人達と抜きつ抜かれつ状態に。象ヶ鼻近くになると勾配も緩くなり、高台の景色が広がる。天気が良ければさぞ気持ちよく走れることだろう。降り続く雨ではないが、景色をみるために休憩しようという気にもなれず、結局象ヶ鼻のピークに到着した12時過ぎまで走り続けることになってしまった。
 下りは外輪山に囲まれたカルデラ盆地を広く眺めながら、でも濡れた路面に気を付けながら。下ったところでみんなを待つが、アコちゃんが転倒したとのこと。5年ぶりのランで感覚鈍った?ヘルメットがデコボコになるくらいだからかなりの衝撃だったのでは?とりあえず大丈夫そうに見えたが、後の話によればかなり体にダメージがあったらしい。石田はブレーキの効きが悪くて苦戦しているとかで、さらに遅れそう。とりあえず宮村さんの電車の時間もあるので、ゴキさん、宮村さん、浦野、那珂で宮地駅に向かう。追い風に乗って気持ちよく走っていると、「宮地駅方面」と書かれた地味ローカルな看板があってそれに従って進むと、なぜか阿蘇駅方面に。宮村さん的には丁度よかった。後発隊は迷わず宮地駅に到着しているとのことで、宮村さんとお別れしてからそちらに向かう。

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象ヶ鼻 | 後発隊は順調に進む

 石田はここで輪行。残りのメンバーは駅近くの食堂で昼食。今日初めての大休憩ということもあって、¥2,000のカルデラプレートを奮発。他のメニューの人もいたがご飯は全員大盛り。コーヒー飲んだりして落ち着いていたら、なんともう2時過ぎだ。距離はあと20kmほどだが日ノ尾峠は400m-upなので、5時到着は絶望的。でも、相変わらず雨は降ったり止んだりで、特に休むことなく静かな林道を楽しみながら登っていく(そうできるくらいの勾配)が、路面に積もった火山灰が雨で泥状になってハンドルをとられそう。いつのまにか(?)先行していた潤子ちゃんはトップで峠に到着。4時前にはみんな揃って下り始める。途中には土石流の爪痕で大きな岩がゴロゴロ、なぎ倒された木々がたくさん。もう少し下るとバリケードがあって、ここからは牛の放牧エリア。通過したらバリケードをちゃんと閉めておかないと牛がどこかに逃げ出してしまうわけだ。中に入ると道路際にいた牛3頭がこちらを睨んでいるようで、自分との間に柵も何もないとちょっとコワイ。このあとは順調に進んで5時過ぎくらいに休暇村に到着。

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日ノ尾峠 | 放牧牛の中へ入る

 今日はテントふたつに7人。部屋割り(テント割り?)をどうするか?「ゴキさん、浦野、那珂;3人」/「DAZアコ夫妻+野田兄妹;4人」という浦野案に野田兄が猛反発。「どうして俺を仲間はずれにするのか?」、と。間髪入れず、「そりゃ夜ウルサイからでしょ!」、と野田妹のツッコミにみんな大笑い。いやいや別に仲間はずれということではないので、男組テントのほうへどうぞ。
 本日のエッセンはカレー。このキャンプ場は鍋、飯盒、食器、洗剤、タワシ、薪、着火剤から食材まで全てセットされているので楽チン。まだ雨が止まなかったので、屋根付きスペースに移動して美味しく食べた。食後はテントに集まり、昨晩中田が差し入れてくれた酒やつまみでしばし歓談。

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乾杯 | テントで


5/4(月) 高森→高千穂→天の岩戸→高千穂 (バス輪行→熊本空港)
 メンバ:Goki、野田、浦野、野田潤、DAZ、アコ、(離脱)那珂

 詳細はDAZ記録の本編参照。
 高千穂峡でみんなを見送ったのが3時前くらい。観光客が多くてこれ以上散策しても仕方ないので市街に戻ることにした。途中高千穂神社を参拝。

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高千穂神社の大杉

 バスターミナルに着いてすぐに輪行し、トイレで着替えをして、4時前には事務所前にあるバス停に1番に並んで4時半の熊本行きを待つ。バス停の立て看板はここひとつしかなく、切符を買う時もこのあたりでと聞いていたのだが、看板には熊本行きと書いてないのが気になる。やがて列は延びてきて40人くらい並んだだろうか。
 定刻の4時半近くになると目の前に大型バスが停車したが貸切バスなので誰も乗る人はいない。もうしばらくすると列の後ろのほうから急に人が列を離れていなくなったと思いきや、目の前のバスの向こう隣に停車したバスに乗り込んでいる様子。輪行袋を担いで急いで行ってみると、それが熊本行きのバスで、既に乗り込む人の行列ができていた。こっちもこのバスに乗れないと飛行機に乗れなくなるので、一番に並んでたぞということで列を追い越してバスの乗り口まで辿り着いたが、運転手は平然と乗車人数をカウントするだけ。床下のトランクに自転車を積みたいと声をかけてもろくに返事もしない。座席はともかく自転車が載らないと話にならないので、開いていたトランクのところに行って勝手に自転車を積み込むが、結構一杯で他の荷物を寄せてなんとか押し込む。幸い自分の席は確保できたが、補助席も満席になって、最後の人は床に新聞を敷いて座るという状況(法律違反だけど、という運転手の説明)。
 まだ、5/4だったからまだマシだったんだと思うけど、連休の最終日だったらもっと人が多くて大変だろうし、外国人も多いので混乱しそう。バス会社には事前にGW中の混み具合の様子を電話で聞いて、その時の対応はとても親切だったし、その情報のおかげで早目に行って待つようにしたのだけれど、整列乗車させるための案内や誘導が全くないのはちょっと残念であった。バスは便利な場合もいろいろあるが、確実に乗れるかどうか、という点では時々ドキドキさせられるので、やはり要注意だと感じた。
 熊本空港でお土産買って、夕食食べて(ラーメン、餃子)、20:35発→羽田22:10着。 行きと同様、リムジンバスで志木駅まで楽チン輪行で、24時過ぎに自宅着。
<おまけ>
 ところで今回のランでは初めてタブレットでグーグルマップを活用することに。紙地図は1990年版のツーリングマップ。初めはタブレットの電源がすぐに切れる設定だったので使い辛かったが、これは直した。あと、水平に置いていると勝手に横長表示から縦長方向に切り替わってしまうのが難。でもこれは直せない(直すと縦長固定になってしまう)。必要な時だけ電源を入れて使うようにしていても、バッテリーは午後になると無くなってくるが、今回準備した5000mAhの予備バッテリーがあればだいたい問題無さそう。 良かったのは、5/2に菊池の宿を出てから県道133に出るまでの細かい道を探しながら進む時。いまいちなのは、5/3に象ケ鼻に向かう時に全体の方向を確認しようとすると細かい道が見えなくなる点。面倒なのは、休憩で自転車を離れるたびに盗難防止のためにフロントバッグから外す手間。


関連リンク:
 RinRin Report 参照(統合版)
 ツーリング記録 参照