2016年GW 紀伊半島ツアー 別働部分

by 野田(投稿日:24 May 2017)

Photo, Click to Popup 5/2(月) 那智勝浦→一枚岩→椿(椿温泉) (98km/888m) 晴れ
 メンバ:野田、(合流)飯塚、浦野
 (野田記:2017/4/8)

 4時半に起き、長島で見られなかった日の出を見るべく、地図で朝日が見えそうな、宿から北東にある那智湾へ。水平線からの日の出は曇っていて見られなかったが、赤い太陽が見え始めたので、ちょうどふたつの小島の間から朝日が昇り始めるポイントへ移動して、撮影。来年の年賀状になるかも、と満足しながら宿へ戻る。
 朝食は出ないので各自採って8時前に出発。別の宿に泊まっていた飯塚がパンクで遅れるとのことで、7人で国道42号を南下。今日の見どころは太地町のくじら、潮岬、橋杭岩などだが、筆者は6年ほど前に経験しているので、途中から内陸に入ってショートカットするコースを選択。浦野と飯塚も同調することになったが、太地町の分岐で、浦野はみんなと一緒にくじら博物館へ向かったので、ひとりで走ることに。飯塚もまだ来ないので、「洋鯨」という喫茶店に入り、コーヒータイム。出ると、ちょうど飯塚が来たので、ふたりで内陸への入口となる古座まで海岸線を進む。この国道42号は浜松を起点に渥美半島から伊勢に渡っているらしく、浜松からの距離が道路面に大きく白線文字で書いてあり、なかなかおもろい。

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道路の巨大白線文字

 古座のコンビニで昼食を買っていると、浦野が早くも合流。ここから古座川沿いに進み、名所「一枚岩」には11時前に到着。この一枚岩は山のようだが隆起したマグマであり、水面からの高さは100m、幅は500mもある。30分ほどゆっくり見てから昼飯地点を探しながらじわじわ進むと、大川という部落に「北海道大学和歌山研究林大川苗畑」があり、みんなびっくり。
 七川ダムまで上がると、ちょうどいい芝生の公園があったので、そこで1時間の昼食タイムとなる。缶ビール、弁当に加え、ラーメンとコーヒーをガスで沸かして、キャンプ気分を満喫。

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一枚岩 | 昼食

 国道371号から県道38号に入り、獅子目峠のトンネルを越えると周参見川沿いに下りとなり、ひたすら海岸まで走る。途中、雫の滝が眼下にあったので、ひとり立ち寄ると、なかなかの滝であった。国道42号へ出ると、浦野だけで、どっかのキャンプ場へ泊まる飯塚は待ちくたびれて先に行ってしまった。海岸線の国道はトンネルが多いので、旧道をひとり通るも勾配がきつくばててしまい、本日の宿である白浜の南側にある椿温泉に着く頃にはへろへろ状態。

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 なんとか17時前に宿付近に着くも、ゴキさんから連絡があり、女子2名を輪行させたので、最寄りの駅まで迎えに行って欲しいとのこと。優しい浦野が迎えに行き、冷たい筆者は若竹という居酒屋兼用の宿でお風呂に入ってのんびりしようと思ったが、うしろめたい気持ちになり、浴衣姿でチャリに乗り、駅へ。二人はちょうど組み立ての最中で、なんで輪行したの?と聞くと、寄り道をし過ぎて串本を出るのが遅くなり、アップダウンのきつい国道で潤がばててしまい、夜までに辿り着けそうもないとゴキさんが判断したとのこと。宿に戻ると、時は18時20分。ゴキさんと宮村さんも、そのうち無事走り切って宿に入って、美味しい夕食をみんなで頂く。あわびもどきのとこぶしが水槽のガラス1面に張り付いていたのをなぜか覚えているが、なにを食べたか記憶にない。


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5/3(火) 椿温泉→白浜三段壁= (15km) くもり
 メンバ:(離脱)野田
 (野田記:2017/4/8)

 この日は、一生忘れることのできない1日になったので、おまけで報告します。
 いつものように早く起きたものの、どこへ行くこともなく、なぜか朝酒もせず、正しい読書をして、居酒屋らしい美味しい朝食を戴いたことは覚えている。9時前に宿を出て、白浜の名所である三段壁まで15km。多少のアップダウンがあるものの快調に飛ばし三段壁にとうちゃこおww。ここは東尋坊のように断崖絶壁になっていて自殺の名所。昔、白浜には会社の保養所があって、2回ほどここに来たことがあるが、その時、海面に浮かぶ女性を見てしまったことがあり、あまりいい印象がない。
 東尋坊にはないが、ここには、自然にできた洞窟が下にあり、観光用のエレベーターに乗れば、いくつもの洞窟を見て廻れる。洞窟は好きだが、前に行ったことがあり、1,300円も取られるので、一人、上に残ることに。SPDサンダルの位置を調整したかったので、ちょうどエレベーター前にあった足湯に浸かりながら調整して、湯船から上がり立ち上がろうとした瞬間、つるつるの石に左足が前に滑り、残った右足が正座状態になって、激痛が右足太ももを襲う。すぐに立ち上がって歩こうとするも、右足に体重をかけると激痛が。それでも何とかチャリのところまで戻って、近くの石に腰掛けて、茫然としていると、右ひざの上辺りが見る見るうちに腫れてきて、単なる肉離れではないとわかり、チャリツアーの継続断念、1年前と同じく途中離脱を確信。
 洞窟から帰ってきたみんなに事情を説明。歩けないのでどっかから借りてきてくれた車いすに乗って、タクシーに近くまで来てもらい、宮村さんと潤と一緒に白浜の救急病院へ。レントゲンを撮って骨には異常なし。若い医師の診断は、単なる肉離れ。安静にするしかないと言われるも、膝の上部は異常に腫れ上がっている。やぶ医者や、と判断し、神戸の病院へ行くために、紹介状を要求するも、肉離れごときに紹介状は要らん、と言われる。それでも何とか紹介状をもらい、松葉つえを借りて、三段壁へ戻ると、マイチャリは昨年と同じように、ゴキさん達によって輪行袋に納まっており、みんなにお礼とお詫びを言って、タクシーでヤマト宅配センターへ。病院にいる時に、嫁へ、膝を大けがしたので白浜まで車で来てほしいとメールするも、三宮で、娘とチーズフォンデュを食べてから映画を観るので行けないとのこと。仕方ないので、ひとり紀伊田辺駅から特急くろしお号に乗って、馴れない松葉つえで何とか自宅へ戻る。

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借りてもらった車椅子

 3日間、痛みに耐えて、6日に鎖骨を手術した近くの病院へ行くと、肉離れは冷やすに限ると言われ、初期処置のミスを悔やむ。結局、腫れが引くまで3週間経ってからMRIを撮ると、膝蓋靭帯断裂と診断され、ここでは手術できないので、三宮の専門病院を紹介される。膝や肘、腰の靭帯、骨を治療する有名な病院らしく、スポーツ医学専門の医師に診てもらったら、靱帯断裂ではなく、膝上の四頭筋腱断裂とのこと。太ももの筋肉と膝の骨をつなぐ腱であり、太いので切れるのは稀らしい。普通は膝の裏にある前十字靭帯を切るケースが多い。手術しないと完全に治らないと言われ、結局、怪我してから58日目に手術。
 しかし、術後半年以上経ってもひざ下の靭帯に痛みが残るため、2017年4月に最初の手術で補強した人工物を取り除く再手術を行なう。これで完全に治ることを祈って、報告とする。


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関連リンク:
 RinRin Report 参照
 ツーリング記録 参照