日程:2020/11/21(土)~ 11/22(日)
参加:G(計画)、DAZ、原(一部同行)、宮村(一部同行)
コース:=伊勢原→丹波山村→御殿場=
(92.8km - 8.7h/109.9km - 11.2h)
RinRin Report 参照
メモ:
<計画> 11月最後の連休の泊りがけツーリング。一週間前になって、二人の住居の間あたりをスタートする、の一点でコースを作り出す。20年以上前に良く走った所を繋いで、首都圏の西側を南北に行き来する、意外にも前例の無いコース。現在の二人には少しチャレンジングな峠だらけとなった。今回はパンクしそうな荒れた道は外した。宿取りではこの地域に選択肢が無くなっていて焦った。コース発表した直後、原さんからヤビツ峠は通行止めとの情報。またチェック漏れ。土山峠に変更して事なきを得た。<走行状況> 初日は、早朝に伊勢原から宮ヶ瀬までアップダウンと土山峠を快走して(レーサー達にはバンバン抜かれるが)、原さんと合流。ここから、奥相模湖経由で上野原まで一緒に走る。車の多い道志道を除けば貴重な田舎道を楽しめた。上野原の食堂で塩鯖定食を食べたあと、自宅まで走って帰る原さんと別れる。快晴で暑いくらいの天気の中、鶴峠を登りだす。後半になって、二人とも、この勾配で?、と力が出なくなる。早朝のアップダウンで、無駄にエネルギーを使ってしまったとしか考えられない。丹波山村の宿へはやっとこさ着いた。暗くなる前に近くの温泉に入れたのは良かった。
二日目は、早朝から急坂の今川峠を頑張る。これに続く松姫峠は丁度良い勾配で楽しく登れた。空が澄んで、峠では富士まで見えた。この下りでは最近に無く目が合わせられて、DAZと同じくらいに降りられたのはうれしかった。松姫トンネルを抜け大月に下っている途中で宮村と合流。都留〜大月で合流の予定だったが、富士吉田スタートで時間があまって登ってきたそうだ。食堂探して猿橋から大月へ移動。大月駅前の食堂で昼食。ここから都留までの緩い登り道は、ガタガタ舗装で車も多く、距離は短いのに時間がかかって気持ち的にもダメージがあった。都留から山中湖までは、道坂峠、山伏峠と越えるが、さすがに体にこたえてくる。前日から山中湖での終了も想定していたが、まだ元気なDAZは夕暮れ迫る山伏トンネル前で御殿場まで走る決断をする。山中湖南岸に出て、宮村とはお別れ。ここからナイトラン状態で籠坂峠を越え御殿場を目指す。峠後の長い下りは、小雨に向かい風、車が数珠繋ぎ、DAZのライトが電池切れ、自分はR変速が故障など、最悪の状況だった。安全第一の超スローで進み、なんとか御殿場駅にゴールできた。<総括> なんとか無事に走り切れて良かった、というのが正直な感想。大体午前中は調子よく楽しく走れたが、午後特に日暮れが近づいてくると辛くなってきた。20年以上前なら軽々と走っていただろうコースだが、今の自分たちでもこの位までは走れるということが確認できたのは良かった。ブランクを埋めるように今しばらく走り続けていけば、まだ捨てたもんじゃない。(G記:2020/11/29)
1日目:11/21(土) =伊勢原→土山峠→宮ヶ瀬→奥相模湖→上野原→鶴峠→奥多摩湖→丹波山村
参加:G、DAZ、原(一部同行)
宿泊:民宿 たちばな
天気:快晴
距離:92.80km
獲得標高:1800-1900m(ガーミンデータの記憶から)
走行時間:8h44min
GPXファイル:ダウンロード(ガーミンデータがトラブルで失われたため、NAVITIMEで制作。)
GPXファイル:原さんの走行コース、ダウンロード
- 電車移動:御殿場604発→636松田=新松田648→伊勢原709着。
5:10アパート発。気温は高め。昨日夕方の雨で路面は濡れている。出発時軽い、霧雨。
5:37の電車にあと1分で間に合ったが急がず。出発は5:30で十分だった。
JR松田駅から小田急新松田駅への初めての乗換えで、かなり急いだが、時間的には余裕があった。
伊勢原駅で、先に着いていたDAZと合流。飲料買い出し、トイレ。山の人で一杯。- ------
- 7:40 出発。
宮ヶ瀬すぎの分岐は、ふれあいの館まで行きすぎ、戻る。
<追記>土山峠までのアップダウンを快調に走りすぎたおかげで、午後になってツケが来たようだ。- 9:05 宮ヶ瀬分岐近くのファミマ。22.93km、282m
原さんと合流。(原さん予想の730発-845着に10分遅れ。)晴れて日が照っている。
9:24 発
道志道は黙々と走った。車が多い。- 9:58 奥相模湖への分岐。32.71km、392m
<追記>昔良く通った、ここからの道(県道76号)は、車も少なく、アップダウンはあるが、雰囲気のある集落をつないでいて楽しかった。- 10:30 大久和?藤野やまなみ温泉の前。40.25km、296m
10:38 発
<追記>ここから藤野への下りでは、最近の中で一番良く左右視野が合って、少しまともに走れた。
そのおかげで、DAZの走りを見れたのだが、下りが苦手だったはずのDAZが普通に速かった。自信を持って曲がっている感じがした。
宿でその話をしたら、自覚があるとのことで、今回タイヤを23Cから25Cに代え、先日のサドル交換で高さを代えたことが影響したらしい。
さらに良く話を聞くと、今までタイヤの空気圧を体重に合わせていなくて、高すぎる設定をしていた。
今回代えたタイヤに記載の最高圧が前のタイヤより低いからと、たまたま下げて見たのが適正で、グリップを感じられるようになったのだ。
<追記>藤野側の国道20号に出て、すぐ対岸に渡り、少し行ってからまた上野原側に渡る。20号に再び出て店を探す。- 11:21 上野原で昼食。50.03km、235m
十五夜本店。ちょっと早かったが作ってくれた。塩鯖定食を食べながら三人でダベる。トイレ。
原さんとはここで別れる。
12:30 発- 12:37 コンビニ休。51.76km、281m
12:44 発
ここで、サングラス外して登る。
<追記>雲ひとつない青空で、日差しが強く気温も高い。鶴峠への登りは大部分暑かった。- 1:42 日陰で休憩。64.31km、539m
川に下って少し坂が緩くなった。
1:49 発
<追記>余分に登る県道18号を、鶴川沿いの林道で外すつもりだったが、入口には気づかず。出口側は分かった。
<追記>鶴峠への登りは激坂というほどでは無いにも関わらず、二人とも脚の力が無く、実質的に激坂だった。- 2:50 トイレあり。73.63km
- 2:52 鶴峠。73.76km、873m
途中で抜かれた、我々と似たような二人組に追いつくが、先に行かれる。
寒くなってきた。日陰。ブレーカ着る。
宿に事前連絡の電話する。
1:49 発- 3:08 白沢経由で国道139号に出る。78.76km、585m
- 3:25 深山橋、国道411号に出る。82.94km、529m
DAZ、食べ物補給。
3:40 発
<追記>二人とも脚に力が無く、丹波山村手前の高くない登りも実質的に激坂だった。- 4:24 民宿たちばな。92.80km、614m
- ------
- <追記>おばあちゃんと、アシストに来ていた近所の船木さんに、歓迎される。
- 時間が早いので、近くの丹波山温泉(のめこい湯)に行く。(体があったまったおかげで短パンでも凍えずに宿へ戻れた。)
- 明日の行程には不安が有り、最悪山中湖まででDAZを宮村車で返すことを考えた。そこで宮村に電話して、車をデポするスタート地点を都留から富士吉田の道の駅に変更してもらう。宮村にとってもコースが重複しないので、良い提案だったので、OK、
- 夕食は615から。エビ丼、手打ちそば、鍋、その他。(缶ビール。二人ともやっとこさ食べきるほどお腹いっぱいになる。ご飯お代わりすることもなく。)
- <追記>朝食時間は早めに出たいのでとお願いして一旦7時にするが、DAZと話してまだ不安があり、再度お願いして、6時半にしてもらう。
- <追記>明朝に向けて急激に気温が下がり始め、布団を重ねる。8時台にはすぐ寝てしまった。3時くらいには目が覚めるが朝まで寝る。
奥相模湖の道志ダム手前、ちょっと悩んだY字路で
ゆっくりお昼したお店@上野原
快晴、買い出し@ファミマ | 鶴峠へ向かう途中の紅葉
勾配がきつくなった所 | 日陰は冷たい
鶴峠
丹波山村へ向かう坂の途中で
行き:温泉施設手前の橋(まだ日暮れ前) | 帰り:温泉施設の前(日暮れ後)
夕食を前にして待望の缶ビール | うまく黄身だけを載せられたエビ丼
2日目:11/22(日) 丹波山村→今川峠→小菅→松姫峠ピストン→小菅→猿橋→大月→都留→道坂峠→道志道→山伏峠→山中湖→籠坂峠→御殿場=
参加:G、DAZ、宮村(一部同行)
天気:晴れ後曇り、小雨
距離:109.84km
獲得標高:2382m(ガーミンに残る2010年以降のデータでの新記録。)
走行時間:11h11m
GPXファイル:ダウンロード
<補足>なお記録メモの標高はガーミンの直接読み値だが、記録データはトラブルのせいか全体に50-100m高くなった。その点を差し引いて見て欲しい。
GPXファイル:宮村の走行コース、ダウンロード
- <追記>6:30に食事のつもりで準備していたら、早くできたのでと6:15に呼びに来てくれた。とても助かる。
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- 7:04 出発。0km
(宿の前で、おばあちゃん達と記念撮影。)
<追記>左脚が上がらなくなってしまい、自転車に右から乗るときには転びそうになって難儀した。
<追記>村役場の所から峠に入るが、いきなりの激坂。バンに追い越される時に「頑張って」と言われたが、その声にちょっと気が抜ける。- 7:45 今川峠。4.76km、956m(気圧高い? 高さが少し低めに出る。)
3:40 発
ヘアピンカーブが続く下りで、時々目に入る朝日が眩しくて見えなくなる。- 8:05 小菅村、田元橋。橋の工事で迂回。
- 8:19 道の駅 小菅。10.12km、738m
大休憩。コーヒー、トイレ。店はまだ開いていないが、停まっている車は既に多い。
日差しがでてきた。
<追記>道の駅へのアプローチは立派な道で国道だと思っていたら、少し外れていた。
8:54 発- 9:05 松姫峠への分岐。いきなり急坂。11.83km、763m
9:06 発
峠の登りは丁度良い勾配で、体の調子も良く、大部分を二人で話しをしながら登る。- 9:57 松姫峠。18.31km、1247m
9:58 DAZ到着。
<追記>少し雲はかかっているが、富士山がはっきり見える。晴れていて他の山々もくっきりと見える。
碑文の前で、宿で持たせてくれたチマキを食べる。
通行止めの大月側は落ち葉が堆積していた。
登ってきたソロのサイクリストが写真をとっている。撮りましょうかと言ったが遠慮される。
10:18 発
<追記>約500m降りるこの下りは道もよく、目がとても調子良かったので、快適に走れた。
ただし、最後の方でDAZを抜いたすぐ後に、目が合わせづらくなり減速。
出だし、割とすぐに、村営の観光バスが登って来たのはびっくりした。- 10:32 松姫峠への入口に戻る。24.69km、763m
(すぐに松姫トンネル。)- 10:42 トンネル出口。28.28km、711m
(左隣に、通行止めになっている松姫峠旧道へのトンネルがある。)
<追記>ここからは川沿いなので、単純な下りではなく、多少のアップダウンがでてくる。- 10:58 宮村と合流。33.75km、546m
<追記>元々は都留合流予定だったが、宮村はずっと走ってここまで登ってきた。
11:02 発- 11:18 猿橋への分岐。41.04km、332m
大月へは道が登っているので、猿橋への道を選ぶ。
<追記>結果的には食事どころ探しで、猿橋はダメで大月まで行ったので、最初に大月を選んだ方が距離ロスは少なかったのだが。- 11:50 大月駅前、食堂かつら。47.26km、360m
<追記>昼食は、チキンカツ丼とラーメンのセット。トイレ。
12:44 発
<追記>ここから都留まで緩い登りだが、道路が狭く車も多く、とどめに走行ラインがヒビ割れてガタガタ。
スピードも気力も上がらず、そこそこの距離で時間浪費感が半端なく、焦りが増す。短い間だが、途中から線路沿いの道に入ってほっとする。- 1:25 谷村町駅近くのコンビニ。56.85km、475m
1:35 発
<追記>すぐにトンネルをくぐって、道坂峠への道に入る。- 2:07 休憩。63.16km、710m
暑い。二重に着ていたアンダーを一枚脱ぐ。
リア変速で、ローに入らなくなり、ワイヤーを引っ張る調整をして入れる。
2:13 発- 2:27 自主的に休憩。65.04km、853m
DAZ、宮村が先に行く。わらび餅補給。
2:29 発- 2:44 道坂トンネル前(道志まで11km)。67.30km、997m
三人それほど差なく到着。
DAZが行ったトイレはバイオトイレだったとのこと。
下りに備え、ブレーカ着て、キャップ、指付き手袋に交換。
2:54 発
下り最高。最後目ダメになる。- 3:06 道志道に出る。73.06km、684m
着替え
3:12 発- 3:35 自販機休憩。78.61km、810m
なかなか上らない。補給。
<追記>R変速がおかしくなり、トップ側に落ちなくなる。ブレーキレバーのシフト部分が故障したようだ。ロー側2枚だけ合わせる。
帰ってから調べて分かったのは、ブレーキレバーのシフト部内部でワイヤが切れかけ、ほつれて膨らみ、可動範囲が狭くなっていたのが原因。
3:50 発
登り最後の100mくらいで雨がぱらつき出す。
<追記>DAZは最初富士山が見えたと言っていたが、どんどん曇ってきた。- 4:17 山伏トンネル。83.09km、1081m
DAZが後半盛り返して先着。
ブレーカ着て下る。車も多い。(夕暮れ、ライト付けて下る。)
<追記>DAZには山中湖で終わり宮村車に乗ることを勧めていたが、彼は後半調子が良さそうで、途中放棄を良しとせず、自分と御殿場まで行くことを決断する。
宮村には山中湖の北岸はアップダウンが多いので、南岸を途中まで一緒にいくことを提案し、了承される。- 4:38 山中湖岸の道に出る。87.33km、987m
- 4:52 国道138号への分岐。91.14km、995m
ここで、宮村とはお別れ。(彼は車を置いてある、富士吉田の道の駅まで下る。)
4:55 発
<追記>この後、完全に日が暮れてしまう。- 5:10 籠坂峠。93.27km、1100m
5:13 発
<追記>ここからの、たった16km、それも標高差600m以上の下りを、なんと1時間ちょいかかってしまった。
最悪の危険な状況。暗い上に、ひっきりなしに車が連なっており、結構な向かい風で、小雨で路面が少し濡れている。
DAZのライトは電池が切れてしまう。ヘッドランプだけになり、目のあまり利かない自分が先頭で走る。逆に車のライトが頼りになる。
自分の自転車はトップ側のギアが使えない状態で、トルクが全くかけられない。ふらつきを止められない、のろのろ運転。
途中でハンドルwobblingが二、三度起きて大声でDAZに伝えて停まった。生きた心地がしなかった。
御殿場までの長い長い下りを、早く終わってくれと祈る。そのうちガーミンが充電しろと表示しなくなる。
(帰ってからチェックすると、バックライトと表示を消していただけで、記録はされていたのでほっとする。)
国道138号は、良くわからないが、途中で短い区間自動車専用道に入ってしまって、DAZが看板に気づいたが時すでに遅しで、抜けるまで我慢しかない。
ペダリング可能な勾配の、御殿場市街の自分が把握しているテリトリーに入った時はほっとした。無事でよかった。
選ばなかった選択肢「真っ暗でも車の来ない三国峠-明神峠経由で一気に下る」は一見安全だが、急勾配で自分の目が合わなくなる危険性が高く、
DAZは道路が見えなくて下れなかっただろうから、籠坂峠経由しかなかった。- 6:15 御殿場駅到着。109.84km、461m
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- DAZを1847発の富士山号で送り出す。
- 6:50アパートに戻る。
宿の前で出発写真
高尾成畑遺跡の掲示板 | 今川峠の切り通し
快適なトイレと自転車スタンド
松姫峠旧道への分岐
峠到着(バス転回場所) | 富士山も見える展望
石碑前で | チマキ
松姫峠旧道大月側(トンネル完成の翌年に大改修されたが、その再開通後間も無く閉鎖になった道)
落ち葉が深く堆積していてパンクの危険性が高いため今回は計画時にパスした
松姫トンネルの出口近く(左側のトンネルは旧道へ通じる)
ミニチキンカツ丼+うどんのセット | 新しい風体の人@食堂横
道坂トンネル前で
最後の登り、ゴール間近
山中湖南岸の分岐、ここでお別れ
関連リンク: