ショートレポート: 夏ラン 西伊豆スカイライン

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スカイライン(達磨山付近)
by DAZ(投稿日:19 Sep 2021)

Map, Click to Popup 日程:2021/9/11(土)
参加:G(計画)、DAZ、浦野
コース:=伊豆長岡駅→西伊豆スカイライン→伊豆長岡駅= (62km - 5.8h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 8月中旬にGokiさんから西伊豆スカイラインでの日帰りランの提案があり、天気が落ち着いたころに・・・ということで、9月11日(土)又は12日(日)に実施の運びとなる。当初は12日(日)が第一候補で計画が進んでいたのだが、天気予報を直前までにらみつつ、金曜日の18時過ぎになって「土曜日に実施」に決定となった。
 集合地までの移動手段は、Gokiさんは御殿場から自走、浦野さんは前夜に道の駅(伊豆のへそ)まで車で行って宿泊、ダズは当日朝に輪行。伊豆長岡駅を9時半にスタート、との予定となる。


1日目:9/11(土)
コース:=伊豆長岡駅→西浦→<西伊豆スカイライン/県道127号/→真城(さなぎ)峠→戸田(へた)峠→達磨山→土肥峠(船原峠)→>→修善寺→伊豆長岡駅=
参加:G(計画)、浦野、DAZ
天気:薄曇り→晴れ 最高気温33℃
距離:61.87km
獲得標高:1155m
走行時間:5h45min

 当日朝、東京駅からこだま705号に乗る。2020年5月から「特大荷物スペースつき座席」の制度が始まっていたのを今回初めて試したのだが、この座席の指定券がほとんど空いてなくて券売機でちょっと焦った。後で知ったのだが輪行袋に入れた自転車は特大荷物の対象外だそうだ。(デッキ等に置いても良い、ということか) こだまに乗ってみると、実際には指定席車両には乗客10人もいない感じでガラガラ、ちなみに自由席は半分以上埋まっていたような印象だ。

 予定通り8時54分に伊豆長岡駅に到着。Gokiさんと浦野さんはとっくに到着していたので、急いで組み立てて、近くのローソンで昼食を買い出してきて、9時半にはスタート!
 伊豆長岡はアニメの聖地か何かになっているようで、駅やバスがアニメキャラで彩られているのを眺めつつ、伊豆長岡温泉街を通って県道130号に入る。温泉街はちょっと賑わいが少なくて寂しげなのは、元々さびれ気味だったのか、コロナ禍で客足が滞っているのか。

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伊豆長岡駅から出発

 軽く50mほどのアップを越えると、駿河湾の海岸線、県道17号に出る。「海岸線走るの、久しぶりだな~」とのGokiさんの声がする。海を眺めると、日帰りでも旅に来た気分になれて嬉しい。途中で若山牧水記念館への案内板を見かけたので、今年のGWツアー(ダズはドタキャンで不参加だった)で初日に走っているはずの暮坂峠を連想して、浦野さんに「暮坂峠に若山牧水の歌碑がありますよね?」と話を振ってみたが、「そうなの?知らない」とのお返事。今年のGWに暮坂峠走りましたよね?と重ねて問うと「そうだったかな?もう忘れちゃった」とのつれないお返事だった。海岸線を気分よく西浦地区まで走って、県道127号線の入口でちょうど10時となり、10分程度の小休止。

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海岸線から激坂への入口

 ここからは海岸線と離れ、県道127号線で真城峠(さなぎとうげ 標高491m)までの登りだ。最初から平均10%前後の勾配が延々と続き、休憩ポイントも無いのでひたすら登って、ちょうど一時間ほど登り続けて11時10分ころ峠に到着。峠がバス停になっていて時刻表を見ると、一日1往復のみの路線だった。

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蒸し暑さと激坂にお疲れ | 真城峠のバス停

 真城峠から標高にして100mほど下ったら県道18号に当たって左折、今度は戸田峠(へだとうげ 標高770m)に向かう登りとなる。さっきと同じくらいきつい坂がまた続く。途中で曇り空ながら少し展望のきくところがあって、湾の向こう側に沼津の街がちらりと見えた。11時50分ころ、途中の瞽女展望地(ごぜてんぼうち 標高635mくらい)で小休止。ここからも少し海が見えたが、まだ曇っていて展望があまり開けない。

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一旦休憩(瞽女展望地) | 戸田(へた)峠直前展望地

 補給食でエネルギーを摂取して先へ進み、1kmほど行くと戸田峠に到着。ここは県道18号の峠地点だけど、僕らはここから西伊豆スカイラインに入るので更に登りが続く。昼食ポイントは最高地点か、周辺の眺めの良いところで、ということにして登っていくと、にわかに雲がとれてきて青空になり、まさにスカイライン!という素晴らしい雰囲気となった。「この感じ!これを期待してたんよー」とGokiさんからも喜びの声が上がる。達磨山の東側に入る前に、展望が開けた所で昼食にしようということになり、ちょうど達磨山北面についた登山道の登り口に自転車を止められる程度のスペースがあったので、12時半頃ここで停車。

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戸田湾を望む

 しばし展望を楽しんでから、登山道を登って頂上で昼食にしようか?ということになり、木道の階段を登り始める。ここまでの走りでかなり脚に疲労がきているので結構しんどい。ピークかと思われたところまで登るとまだ先があり、その先にもまだ続くかもね・・・ということで頂上は断念し、登山道の途中で腰かけてここで昼食休憩とする。東京オリンピックの話とか、2019年夏の三国峠ランの話とかをしつつ食事をとっていると、北側の空から富士山が姿を現してくれて、喜んで写真を撮る。

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登山道途中で昼食、雲間から富士山

 昼食を終えて自転車に戻り、13時ころ午後の部スタート。まだまだ快適なスカイラインを、写真を撮りながら楽しむ。

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スカイラインへ降り | デポ地に戻る
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スカイライン

 伽藍山あたりの最高地点を過ぎてからは、気持ち良い下りを満喫する。途中にある太平洋展望台にて13時半。このあたりで日差しの強さを実感し始め、飲料水の不足も気になるところ。当初の計画では土肥峠(船原峠)から更に県道411号で風早峠を登り、そこから県道59号で湯ヶ島へ下るというコースだが、土肥峠から国道136号で修善寺方面へ下っても良いのでは・・・という声が上がり始める。

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日差しの強い展望台

 土肥峠に着いたら「今日はもう充分満喫したね」ということで、風早峠をカットしてコーヒーショップかコンビニで休憩しようということに一致。速やかに下り始め、国道136号線沿いのコンビニで補給&休憩。更に下って、喫茶店が見えたところで先頭の浦野さんは「止まりますか」と声掛けしてくれたが、残念ながらここはスルーすることに。標高が下がるとともに気温がどんどん上昇しているのを実感する。
 あとは国道414号で北上、修善寺道路の長めのトンネルは県道でパスして進み、大仁駅を過ぎたあたりで浦野さんが車のデポ地「道の駅 伊豆のへそ」への道へ向かうので15時に浦野さんとお別れ。

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浦野が先にお別れ

 Gokiさんとダズは伊豆長岡駅に15時15分ころ到着。なんかすごく暑くて、まずは喫茶店でも入って涼みたい、そのあとお風呂も入りたい、と思ってスマホで検索するが、頭がぼーっとして良く回らない。とりあえず100mほど先に喫茶店が有るようなので歩いて行ってみると休業中、もう一軒あるはずだが見当たらず、諦めて駅前に戻る。駅前の和菓子店に「あんみつ」の貼り紙があったのを目当てに入ってみた。店内に入るとそこは販売のみで、中で食べるようなスペースは無さそうなのが一目瞭然だったが、「あんみつは中で食べられますか?」「外は暑くて、冷房のあるところで休憩したくて・・・」と言ってみたら、お店のおばちゃんも哀れに思ったか、「あんみつは、パック入りで持ち帰り用のなんだけど、そこの椅子で良かったら座って食べてってもいいですよ」と壁際に二つ並んだ椅子を勧めてくれたので、お言葉に甘えて二人並んであんみつパックを食べることにした。涼しい店内で甘いものを食べて少し落ち着いたし、おばちゃんがお茶まで入れてくれて、ようやく元気が出てきた。

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駅前の菓子店 つず美

 おばちゃんと少しお話してから駅に戻る。このまますぐ輪行して帰るGokiさんとお別れして16時、近くにある共同浴場「あやめ湯」がいい感じのようなので一人で行ってみる。近所のおじさんたちが「こんちはー」と入ってくる、まさに地域に根差した共同浴場、お湯がすごく熱くて入るのに難儀したけど、さっぱりして大満足。 あとはのんびり輪行して帰路についた。

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共同浴場 あやめ湯

【浦野コメント】本格的に走るのはGW以来。峠の上りでは全くついていけず早々にソロラン同様になってしまった。先行の2人を長時間お待たせすることになり恐縮。それでも急遽日程を変更したおかげで良い天気の中走れたのは良かった。

【Gコメント】秋ランのつもりで来たが、夏ランになってしまった。最初の激坂登りでは、蒸し暑さに耐えきれずにDAZからちぎれる。前日予報に反してどんより曇りでスタートしたが、肝心の上の方では晴れてくれたので満足。登りはもうお腹一杯で予定コースをショートカットしたが、下に降りたら日差しと暑さで参った。


関連リンク:
 2021年 GWラン 浅間山一回り