2022年GW 四国ツアー(小澤版)

by 小澤(最終投稿日:3 Jul 2022)

Map, Click to Expand サンプル:1日目:4/29(土) =高知空港→須崎 (98km/773m) 雨のち曇り
 メンバ:小澤、(合流)野田
 (小澤記:2022/6/14)

*高知空港を出発するまで
 前夜に輪行準備を整えて当日3:30起床、ここからGWの始まりです。国立駅前のバス停まで自転車を担ぎ、4:25発エアポートリムジンに乗って羽田空港へ。幸い乗車率三割くらい、渋滞もなく5:30到着。すぐ自転車を預けて、腹ごしらえ。満席の高知空港行きのJALに乗りました。高知空港着、9:30頃自転車を受け取り、組み立てて雨の中出発。
 プチインフォ:高知空港に「リョーマの休日」の看板がありました。中村城址の展示館のご案内のレディも同じロゴ、デザインのハッピを着てたので質問したら、高知県をあげた活動に賛同したそうです。


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リョーマの休日

*桂浜、龍馬像
 10:00。高知空港は、予報通りの雨降り。風が強そうな海岸線を避け、国道56号南国バイパスを高知市方向に走り、県道376号を左折して海岸沿い県道14号を右折します。浦戸大橋を渡り、浦戸城址の高台にて小休止。雨の桂浜を見下ろしたら、すぐに桂浜まで下りました。

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桂浜を見下ろす

 11:30。雨降りの桂浜は、定番の龍馬スタチューを観て、自転車を押して遊歩道を歩いて龍王院近くまで行き、手前の石の階段を登って灯台横の県道34号に出ました。後でニュースで知ったのですが、龍馬スタチュー横の工事の足場と思ったモノは、200円を払えば龍馬の顔の高さまで登れたそうです。GW中は行列だったようです。誰もおらず、気づきませんでした。

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龍馬像

 桂浜とはりまや橋は、一年目の春の個人ラン以来38年ぶりです。桂浜は、飯塚さん、滝沢さん、林さん、篠原くんと五人で司牡丹を呑んだ地です。一部の方は、先日の林さんのFacebookをご覧になって、ご存知かも知れません。

*はりまや橋、龍馬生誕の地、仁淀川
 12:00。県道34号をひたすら走り、長宗我部元親像の横を通り、はりまや橋に到着。

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はりまや橋

 国道56号を路面電車沿いにひたすら西へ、高知城を右にスルー、龍馬生誕の地で写真を撮って、更に走りました。

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龍馬生誕の地

 高知大を左に見て、仁淀川に着いたとき、雨が止みつつあったので、右折して川沿いに方向転換。ゆるいアップダウンを繰り返して、仁淀川を遡りました。

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仁淀川

 国道から県道18号へ左折。片岡沈下橋を過ぎてからは、緩やかな登りと、切り立った崖部分のキツめのアップダウンの繰り返しです。道は舗装ですが、狭い山道と広い畑脇の道をひたすら進んでいくしかありません。

*越智町→海岸線→須崎
 14:25。越智町を左折して、国道495号を佐川町へ、更に須崎へと進んで行きます。海岸方面だから下りと思いきや、土讃線のトンネル辺りの丘を越えつつ国道33号を進みました。海岸線と平行に川が流れていると言うことは、海に向かうのに峠を越えると言うことと理解できました。
 16:20。須崎の宿、戸田旅館に到着、無事に野田さんと合流できました。

 宿泊:戸田旅館
 シャワーを浴びてくつろいで、17:00前に夕食に出発。宿の方のおすすめの居酒屋はお寿司屋さんで、ちょっとビビりましたが、美味しい土佐鶴とカツオなどいただきながら、ご無沙汰話をしながらほろ酔いを楽しみました。

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ほろ酔い

Map, Click to Expand 2日目:4/30(土) 須崎→土佐白浜 (86km/1280m) 晴れ
 メンバ:小澤、野田、(合流)浦野

 >>>本隊のランは浦野記録の本編へ。

【コメント】前日の仁淀川が"どんより"だったので、四万十川への期待は高いものがありました。天気がよく、ウワサ通りなキレイな川だし、沈下橋に寄れて満足です。それにしても、四国の坂はあなどれません。海岸線から川沿いに向かうのに、必ず坂がありました。標高が大したことないけど、気持ちの準備がないぶん、かなり体力が削られた感触です。




Map, Click to Expand 3日目:5/1(日) 土佐白浜→足摺岬 (86km/1210m) 晴れ時々曇り
 メンバ:小澤、野田、浦野
 (小澤記:2022/7/3)

 >>>本隊のランは野田記録の本編へ。

*中村城へ
 早めの朝食を済ませると、そそくさと出発準備をしなくてはなりません。近所のおじいちゃんと思われる方が民宿のレストランに入って行きます。私たちは出発写真を撮って、8時ちょっと前に出発しました。
 国道56号の中村街道を進みますが、すぐに緩い坂を前に、海岸沿いの脇道に入りました。野田さんランのデフォルトです。 入野の松林&砂浜のところで、再び中村街道から外れて遊歩道を走ります。

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砂浜を走る

 ココでは、Tシャツのデザインイベントが開催中でした。全国から集まったデザイン入りTシャツを、竿に吊ってたくさん並べてありました。(写真、野田さんありますか?)
 その先にスケボー練習場があり、周りにはレジャーボートの係留場所とらっきょう畑があり、アンバランスな田舎と言った感じです。
 中村街道に復帰して、浦野さんと私は中村城に向かいます。野田さんは、ほぼ直行コース。
 四万十川に出て川を遡ると、小高い山の上の中村城が見えてきます。城のふもとから中村城跡までの坂は、700mで標高差80m!短いながらも激坂で、最大勾配の部分は34×26ギアで必死に登りました。10:00到着。

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中村城 | 天守から四万十川を見下ろす
*海岸線へ
 11:00。お城見学を終えたら、浦野さんと私は別行動、三人バラバラです。私は四万十川沿いに海まで下り、そのまま海岸線沿いのアップダウンの道を行きます。国道321号から県道343号に入るところで、田子作ウドンを食して走り出した野田さんに遭遇。道中安全のエールを交わして、野田さんは国道へ、私は県道へと分かれます。
 国道で10kmのところを、県道は20kmくらいあるアップダウンを行くので、あまり観光せずにひたすら走りに徹しました。道はところどころ狭くなりますが、全舗装です。アップダウンは、標高ゼロ付近から40mくらいの間の繰り返しで、一箇所だけ100mくらいまでの坂がありました。激坂ではないけど、中村城で削られた足には結構ダメージがきました。高いところは内陸の林の中、低いところは小さな漁村で、景色を楽しむと言うより、海岸線にチャレンジした自己満足的な感想です。1時過ぎに国道321号に復帰。

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川沿い | サーファー
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これより土佐清水市
*足摺岬へ
 国道に復帰して緩いアップダウンをこなして、足摺岬へ向かいます。うっかりミスで、一本山側の道に入り込み、高台のクリーンハイツなる新興住宅街を経由した遠回りを経て、岬への道に復帰。野田さんとLINE通話で岬の集合場所を確認、15:00少し前に足摺岬に到着。

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足摺岬 | 白山洞門

 岬の先っちょの宿、福田屋さんに到着。

 宿泊:民宿福田屋
 宿の車で足摺国際ホテルの温泉に行き、疲れをとりました。

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福田屋さんの豪華晩御飯


Map, Click to Expand 4日目:5/2(月) 足摺岬→宿毛 (70km/591m) 晴れ
 メンバ:小澤、野田、浦野、(合流)宮村
 (小澤記:2022/6/14)

*ゆっくりと出発
 8:00。出発予定時間でありますが、福田屋のおばちゃんと写真を撮っても、おばちゃんのおしゃべりは終わりません。
 朝ご飯が美味しかった話をしたら、黒潮のおかげで、お魚が年中いろんな種類が取れるそう。このご時世でもお客様で予約が埋まるし、リピーターが多いとのこと。
 朝食で別のテーブルに居た謎の壮年男子二人組は、私達の自転車の横に置いてた大型バイクの持ち主で、親子で流行りの2ケツライダーと教えてくれました。なんか親近感を持てます。親子が颯爽と登場し、お互いの道中の安全エールをかわしたら、カッコよく走り去って行きました。
 後に残る私たちは、もうちょっとおばちゃんとお話しして出発。後に出てくる未払い事件は、今後のおばちゃんのネタになることでしょう。

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出発写真

 8:15頃出発。県道27号から、アップダウンを避けて小さな集落の中を走ります。4kmほと走ったトンネルの手前で協議、野田さんはトンネルへ、浦野さんと私は海岸沿いの細い道へと分かれて走ります。四日目にして、未だ全員統一行動に至りません。

*ジョン万次郎の生家、中ノ浜峠
 8:30。細い道は森のトンネルて、道はそれなりにキレイだし、アップダウンが心地よい刺激で気持ちいいです。海岸の集落に降りたり、丘を登ったりして進み、ジョン万次郎の生家に到着。
 見学無料の屋内をさっと見て、大河ドラマ誘致の署名をしてポケットティッシュをもらい、記念碑を読んで勉強しました。これまで大河ドラマでは脇役だった万次郎の謎の生涯は、どう描かれるのか??

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万次郎生家

 中ノ浜峠で県道27号に復帰。土佐清水市市内で国道321号サニーロードに入ります。市内のスーパーで野田さんと合流。宿の支払いを忘れたとの、驚愕の事実が判明しました。電話しても出ないし、戻る距離でもない。竜串海岸に向かいつつ、時々電話を入れて誠意を見せる事に決定。
 9:57。コンビニで休憩中に、私も宿に電話してみました。すると10分後に違う番号から着信がありました。出ると宿でおばちゃん。お出かけ中は自動転送にして、後で折り返しをすることにしているらしい。野田さんに代わり、支払い方法を話し合いました。後で振り込みを覚悟しましたが、おばちゃんがはるばる車で受け取りに来てくれることになりました。

*竜串海岸、足摺海底館、おばちゃんと合流、足摺海洋館
 三人で竜串海岸の奇岩を見物。これは文章ではなく、写真を見てください。

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奇岩

 11:30。浦野さんと私は足摺海底館で海底見学、野田さんはおばちゃんを待ちます。海底に突き刺さった施設の階段を降りて、ガラス越しに海中生物の観察をしました。エサやりのサービス付き、足摺海洋館とのセットて1500円なり。

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海底館

 12:00。野田さんと再び合流して、福田屋さんでもらったおにぎりを食べながら、おばちゃんの到着を待ちます。25kmくらい一人で車を運転して来てくれて大感謝、無事宿泊代を払いました。再びのおばちゃんマシンガントーク。飽きる事はありません。
 12:30。浦野さんと私は足摺海洋館へ、野田さんはひたすら宿毛に出発。海洋館では、海洋生物のみならず、ヘビも展示していました。ウミガメ、エイ、サメのような大型生物から、ちっちゃいクラゲやウミウシまでさまざまです。13:10からはエサやりタイム。飽きさせない演出に満足です。

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海洋館

*宿毛を目指す
 13:40。海洋館横の竜串ビジターセンターに寄ってから、宿毛を目指して出発。
 14:40。道の駅大月ふれあいパークで一休み。大月牛乳を使い、いちごやパンカンのソースを乗せたソフトクリームが名物です。せっかくの四国なので、柑橘系のパンカンソースでいただきました。

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パンカンソフト

 15:00。道の駅から下り基調の国道321号を走り、国道56号を経て東宿毛駅前、そして米屋旅館へ。
 15:50。宿毛の宿、米屋旅館に到着。

 宿泊:米屋旅館
 既に野田さんが到着済み。浦野さんと小澤の到着後に、宮村さんが到着。結局三人で走ったのは、出発からトンネルまでの数キロと、土佐清水市内からお昼頃まででした。
 米屋旅館は昭和の高度成長期の感じで、風呂が二人で入るには狭い状況。幼稚園の頃に行った、田舎の親戚がこんな感じだったかなぁと、遠い記憶が微かに浮かんで来ました。お客様が多いので、疲れを癒すより、汗を流して体をきれいにして、そそくさと出ました。


Map, Click to Expand 5日目:5/3(火) 宿毛→宇和島 (--km/--m) --
 メンバ:小澤、野田、浦野、宮村、(合流)DAZ、アコ

 >>>本隊のランは宮村記録の本編へ。

【コメント】坂本ダムの少し上流から、県道4号を右に入り、橋を渡って対岸の細い道を走りました。道はそれほど悪くなく、快適に走りましたが、落ちている細い木の枝が棘だらけでびっくりです。パンクしないように、細心の注意を払いつつ、爽やかな山道を楽しみました。
 高知県から愛媛県に入ったところで、県道の番号が4号のままで変わらなかったのはプチ発見です。




Map, Click to Expand 6日目:5/4(水) 宇和島→大洲→内子 (69km/880m) 晴れ
 メンバ:野田、浦野、宮村、DAZ、アコ、(離脱)小澤

 >>>本隊のランはDAZ記録の本編へ。

【コメント】娘たちの帰省を受け入れるため、お先に失礼させていただきました。清流あり、海岸沿いあり、奇岩あり、そして何よりの海の幸満載の、充実したランでした。野田さん、宇和島駅までのお見送り、ありがとうございました。
 私は、宇和島駅8:40発宇和海8号(気動車)、松山駅で同じ番線に縦列停車中の10:21発しおかぜ14号(電車)に乗り換え、岡山からは新幹線で東京に戻りました。楽しみにしてた瀬戸内海の絶景を堪能して、旅を〆ました。後でわかったのですが、四国の特急は振り子式車両で激走するのも、松山駅の縦列停車についても鉄オタ勢には有名らしいです。


関連リンク:
 RinRin Report 参照 統合版
 ツーリング記録 参照