ショートレポート: 冬ラン 大網白里

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九十九里浜、太平洋をバックに
by 浦野(投稿日:10 Jan 2023)

Map, Click to Expand 日程:2022/12/30(金)
参加:那珂(計画)、G、浦野、宮村、DAZ、アコ
コース:=大網白里(那珂実家)→笠森寺→大網白里= (69km - 6.5h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 2022年の走り納めランについては12月中旬までアナウンスがなかったが、Gokiさんとしてはひたちなか市のご自宅から輪行できる柏方面での日帰りランを計画してくれていたようだ。同時に、2年近く一緒に走っていない那珂氏の復帰ランもしくは忘年会についても本人と相談してくれていたようで、諸々を調整した結果、那珂宅(千葉県大網の実家)を基点とした日帰りランと、夕方からの那珂宅での忘年会というダブル企画が暮れも押し迫った12月30日に催行されることになった。距離は71kmとそこそこあるが千葉の平野部主体ということで獲得標高は231mとやや控えめなコース設定となった(コース原案は那珂氏)。


1日目:12/30(金)
コース:大網白里(那珂実家)→九十九里海岸→玉前神社→彩創喜(昼食)→長福寿寺→笠森寺→腰当→大網白里
参加:那珂(計画)、G、浦野、宮村、DAZ、アコ
天気:晴れ
距離:68.92km
獲得標高:229m
走行時間:6h30min


*那珂宅へ集合
 当日朝、那珂宅近くのドラッグストア駐車場で待ち合わせることになり、まずは9時頃浦野が車で到着し那珂氏に迎えに来てもらった。実家にお邪魔するのは、那珂氏と陽子さんの結婚式打合せ(陽子さんの友人と浦野の2人で司会を担当した)以来30数年ぶりになろうか。那珂氏一人で実家に来ているのかと思いきや、陽子さんと知美ちゃんも来てくれていて久しぶりの再会となった。那珂氏が輪行組4人を迎えに行っている間、昔話に花が咲いたが陽子さんは相変わらず若々しく、知美ちゃんはすっかり素敵なレディーになっていてびっくりした次第。輪行組が合流後しばし那珂宅で談笑した後10時10分に出発。ちなみに今回はダズの新車お披露目も兼ねることになった。すでに一人で数回走ったそうだが、グループランでの乗り心地はいかがだっただろうか。

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陽子さん知美ちゃんと那珂宅前で(ダズ新車が手前に少し写る)

*海岸線を回って、玉前神社へ
 まずは九十九里浜沿いに南下するため県道83号等で海岸へ向かう。一旦海岸に出るもサイクリングロードが繋がっていなかったため県道で南下したうえでサイクリングロードを走ることにした。11時頃太平洋を雄大に望める駐車場でトイレ休憩を兼ねて小休止。

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砂浜に突入するも走るのは無理 | 九十九里浜、太平洋をバックに

 一宮から内陸に入り昼前に玉前(タマサキ)神社へ到着。境内では茅の輪(チノワ)が既に設置されていたり出店が設営中であったりと、新年を2日後に控え正月気分が盛り上がりつつある様子だったが、人影はまばらだった。2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で佐藤浩一が演じた上総広常の企画展ポスターが貼ってあったのはさすが上総の土地ならではか。

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玉前神社を参拝する

 境内奥には御神木(違うかも?)を囲む1周30mほどの「はだしの道」なるものが設けられており、裸足で周回するとその回数に応じてご利益があるそうだ(1周で「無垢となり」、2周で「気を入れて」、3周で「気を満たす」)。那珂氏は家族で玉前神社に参拝したことはあるが「はだしの道」は未体験とのこと。せっかくここまで来たのだからと若手(?)4人で挑戦したところ、敷き詰められた白玉石が絶妙の大きさで足裏を刺激することハンパなく、痛い痛いと言いながらもアコ氏と浦野は3周をクリアして”気を満たして”いただいた。2023年はきっといいことがあるはず‼(那珂氏とダズは1周で無垢止まり)

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足裏の痛さにめげずに歩く | めでたく3周を成就

*お昼
 12:15に玉前神社を出発し、これも那珂氏が調べておいてくれた食事処まで30分ほど走り、長南町にある食事処彩創喜(サツキ)で昼食。このお店は若い夫婦が切り盛りする畑の中の一軒食堂で、各種定食はご飯大盛・お替り無料という良心的なお店だった。若手4人はいずれもイワシフライ定食のご飯大盛(浦野はお替り付)で満腹。

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イワシフライ定食大盛 | 満腹になって彩創喜を出発

*本日のメインスポット、笠森寺へ
 昼食後10分ほどで“吉ゾウくんのお寺”長福寿寺に到着。長福寿寺自体は1200年に渡り菊の御紋をいただく由緒ある寺らしかったがお寺には誰も興味を示さず、門前の吉ゾウ(金運アップを始めどんな願いも叶えてくれるという大変ありがたい金ピカの象)が目当てだった。ただし「なんか俗っぽいね」という会話もあったように、いかにも客寄せパンダ的雰囲気丸出しだったが、とりあえずナデナデして金運アップをお願いしておいた。(G記:このお寺にも興味はありましたが、予定が押しているので、上っ面だけでパスしました。)

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長福寿寺門前にある吉ゾウ | お寺には行かず(そこそこ人出があった)

 滞在時間10分ほどで14時過ぎに出発。本日唯一の上り(といっても標高差100m未満)を経て14:20頃に笠森寺に到着。長い階段を上ると霊木子授楠が鎮座しており根元に人一人がくぐれるほどの穴が開いている。特に案内板はなかったがくぐると子宝に恵まれるのだろうと勝手に解釈。ここでも浦野とアコ氏の2人がせっかく来たのだからとチャレンジしたところ、アコ氏はすんなり浦野は四苦八苦の末、何とかくぐることができた。

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参道の登り口 | 子授楠を無事抜ける

 境内の巨大な岩の上に建てられた笠森寺観音堂は坂東三十一番札所であり、国内唯一の四方懸造りの観音堂として戦前は国宝に指定されていたが、戦後の法改正により現在は重要文化財に指定されている。元国宝というだけあって立派な佇まいであった。回廊からは周囲の森を360度見渡すことができ、宮村さん以外は景色を楽しめたようだ。境内の鐘は誰でも突くことができるようになっており、ここでは那珂氏とアコ氏の2人がチャレンジした。

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岩の上に建つ笠森寺観音堂 | 上の回廊にて
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境内の鐘を突く

 駐車場に戻ったところで事件発生。アコ氏が動物の糞を踏んでしまったようで、ウ〇コ臭が周囲に広がる。更にはアコ号の後輪リムにもウ〇コが付着した模様。「年の終わりにウンが付いてよかったね」、「アコ氏の後ろを走るとウ〇コが飛んできそうだ」などと皆に弄られまくるが本人は真剣そのもの。縁石に靴を擦り付けたり、枯葉でリムをぬぐったりする様子がまた笑いを誘っていた。

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柔らかい岩壁に立て掛けた自転車たち(ここは危険地帯だった)
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地雷を踏んだことに気付いたアコ氏 | アコ氏のレーサーも地雷上にあった

*後半は駆け足で
 15:15陽が傾きかける中を出発。翌朝の飛行機で札幌に帰省するダズ・アコ夫婦は当初予定していた大網駅ではなく茂原駅から輪行することになり、本隊も笠森寺から引き返してショートカットすることになった。途中、アコ氏とオーラスの宮村さんが遅れ、待つこと数分。追いついてきた二人に尋ねるとアコ号から何かの部品が落ちたのを拾っていたため遅れたとのこと。黒い樹脂製部品を拾ったのだが、それが何の部品なのか分からない。Gokiさんが検分した結果インフレーターの口金であることが判明。「やっぱりウンが付いていたね」と落語もどきの落ちがついた(はだしの道で気を満たしていただいたのも良かったか!)。
 二人とは茂原駅への分岐で来年もまた走ろうと約束して別れ、本隊が那珂宅に到着したのは薄暗くなりつつある16:35だった。

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夕暮れ前にDAZ夫妻を茂原駅へ送り出す

*忘年会
 那珂宅での忘年会はノンアルコールではあったが、Gokiさん・宮村さんからの差入れや陽子さん達が買い出ししてくれた弁当などをいただきながら楽しいひと時を過ごすことができ、走り納めと忘年会のダブル企画を満喫した一日であった。2023年もまた走りましょう。

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ノンアルで忘年会@那珂宅

【那珂コメント】昨年12月にGokiさんに背中を押されるようにして年末ランの計画を考えた結果、大網の実家掃除を兼ねてということになった。数年前から初詣に行っている玉前神社(妻曰くご利益絶大)と今回調べて初めて知った重要文化財の笠森観音(かつては国宝)をコースの目玉にして周回すると70kmもあって、2年振りのランとしては少々厳しいものとなってしまった。しかし毎日の通勤で徒歩1時間、階段登り300段の成果もあってか、何とか完走できた(もちろん主要因は皆さんに先頭を引っ張ってもらったこと!感謝です!!)。しかし今回は何よりも2年振りに皆さんに会えたことがとにかく嬉しい。ランの後には皆さんに実家に寄ってもらって、あの家も喜んでいることでしょう。

【宮村コメント】良かったこと:①九十九里浜沿いを一宮へ走行中、干潟or池で岸にあがり草の上でほのぼの日向ぼっこしているたくさん鴨に出会えた ②玉前神社と笠森観音で気合いの入った文字の朱印状を頂けた ③笠森で大岩の上に建った木製高層観音堂に這い上がれた ④那珂家の暖かいおもてなし。無理そうだったこと:那珂家への帰り道、道が全部同じように見え、一人では迷うと思った。

【アココメント】2022年を締めくくるに相応しいパワースポットランとなりました。 九十九里浜の潮風で心身を清めた後、玉前神社のはだしの道で気を満たし、長福寺の吉ゾウを撫でて金のパワーを頂きます。笠森寺参道で子宝楠の狭い股を抜けておぎゃーと新生児の心持ちになってから岩の上の観音様に参拝。参拝後は1年の感謝を込めて鐘を撞きました。 帰路の際、靴と自転車にたっぷりウンがつくという開運ハプニング?もありました。 2023年はきっと素晴らしい年になるでしょう!那珂さん皆さん楽しい企画をありがとうございました。夏の那珂別邸を軸にした企画にも期待したいです。

【DAZコメント】走る前に那珂さんのご実家でゆったりとした暖かい時間を過ごさせて頂き、年の瀬の穏やかな心地よい雰囲気を楽しみました。ランでは地域の様々な名所が盛り込まれ、特に笠森観音は想像を越えて素敵な場所でした。新車エモンダは調子良く軽快に走ってくれて、良いデビューランになったと思います。年末の走り納めにふさわしく、温かな印象が残る楽しいランでした。

【Gコメント】海岸線をのんびりしたり、圧巻の笠森寺などを巡れたり、良い走り納めとなった。何より那珂の復帰ランができて良かった。まだ忙しそうだが、また機会はあるでしょう。そして、ランの後に、那珂実家で行ったノンアルの忘年会も楽しかった。陽子さんと会えたのは、2006年のGWツアーで大井川〜寸又峡区間に子連れ参加された時以来、実に16年半振りだった。


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