2024増富温泉ラン レポート

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魔の馬越峠への上り始め
by DAZ(投稿日:8 Dec 2024)

Map, Click to Expand 日程:2024/11/23(土)~ 11/24(日)
参加:G(計画)、那珂、浦野、DAZ、吉田
コース:=甲府→増富温泉→小海=

 ツーリング記録 参照
<はじめに>
 夏の終わりころにGokiさんから秋ラン企画案が5つくらい提示された中に当初入っていた「増富温泉ラン」は、各企画が具体化されていく過程で一時「延期または中止」の扱いとなっていた。しかし今回、紅葉の見頃時期等に合わせて11月下旬に日程を変更し、めでたく復活して実施の運びとなった。
 佐久市の予想気温は「11月23日:2℃~8℃、24日:‐3℃~9℃」とのことで、「寒そうなので防寒対策をしっかりとお願いします」と事前にGokiさんからメールが来ていたので、真冬用の装備を用意して出発当日を迎えた。


Map, Click to Expand 1日目:11/23(土) =甲府駅→和田峠→昇仙峡→荒川ダム→藤原庵(昼食)→森林浴広場→木賊峠→増富温泉 (42km/1549m) 晴れ
 メンバ:G、那珂、浦野、DAZ、吉田

*集合
 今回はみな様々な方法で甲府に集合する予定だ。Gokiさんは自宅から車で甲府へ移動(ゴール後は小海駅から輪行で甲府に戻る)、浦野さんは金曜夜に自宅から小海近くまで移動して車中泊し、土曜朝に車をデポして小海駅から輪行して甲府へ。吉田さん・那珂さん・ダズは土曜朝に新宿方面から甲府まで輪行、という具合である。
 秋の行楽シーズンであり、新宿発7:00の特急あずさ1号は満席だった。天気予報では師走並みの寒気が来るとのことだったが、8時27分に甲府到着すると、駅前広場は思いのほか暖かくて風も弱く、黄葉がきれいで穏やかな雰囲気にホッとした。運転中のGokiさんから渋滞にハマって30分ほど遅れるとのメールが入り、駅前の「藤村記念館」を見学したりしてのんびり過ごす。

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甲府駅北口広場を出発、バックは藤村記念館

*和田峠、昇仙峡
 出発写真を撮って9時35分にスタートし、山梨大学から左折してローカル道を経て県道104号に入ると間もなく和田峠への登りが始まる。Gokiさんからは「まずは峠まで280mアップして千代田湖畔で最初の休憩」という指示だったが、九十九折れの途中で息が上がった頃にちょうど良く紅葉がきれいな「みはらし広場」というのが有ったので、峠より約1km手前(残り70mアップくらい)だったがここで脚を止める。快晴で富士山も良く見えていたので展望を楽しみつつ、10分ほど小休止した。

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みはらし広場で休憩、富士山をバックに

 10時15分ころ再スタートし、5分程度で千代田湖畔に至るがここは止まらずに進み、県道7号に当たって右側の昇仙峡入口方面(=グリーンライン)へ進む。まず県営駐車場にて一度脚を止め、どの辺を見物するか軽く相談。ダズは昇仙峡の予習を全然していなかったので分からなかったが、ここから遊歩道で石門から仙娥滝まで歩くか、仙娥滝まで車道を行って、滝周辺のみ見物するか、ということだったと思う。で、後者で良いね、ということになって先へ進む。ここから仙娥滝まで約100mアップでけっこうな登りだったが、対岸に大きな岩峰が見えてきて(「覚円峰」という名前のついた、昇仙峡の主峰と後で知った)、渓谷美を楽しみながら走って静観橋を渡り、11時頃に滝上エリアに到着。

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渓谷を左下に見ながら上る | 県営駐車場で散策の仕方を相談
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急坂途中で覚円峰が眼前に迫る

 ここは土産物屋などがたくさんあり、多くの観光客で賑わっている。僕らも徒歩で仙娥滝への遊歩道を行くと、数分で滝の展望ポイントに至る。日陰で少し肌寒いが、滝には日が差していて、ちょうど滝の中央部に虹がかかっていたので皆で嬉しく写真撮影する。

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仙娥滝にて

*荒川ダム、藤原庵
 滝見学を終えたら、昇仙峡観光はこれにて終了。Gokiさんの計画メールでも「昇仙峡はさわりだけ歩く」とアナウンスされていたので、11時20分、先の行程を見据えてサクッと出発する。昇仙峡ロープウェイ前の賑わいを通り過ぎて荒川ダム方面への県道122号に入ると、交通量のほとんどない静かな道となる。荒川ダムでは堰堤の上にちょっと立ち寄り、観光モードからサイクリングモードに気分を切り替えるように小休止しつつ、少し補給を採る。ここで浦野さんのリアディレイラーが新しくなっていることに吉田さんが気づき、お話を伺うと、フリーを替えて32Tを導入し、それに伴ってのリアディレイラー交換、さらにはBBも交換したとのこと。近年感じていたギヤ比不足の課題に対応して用意してあったパーツを、ついにマウントしたということだ。

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荒川ダムの堰堤で小休止

 20分ほどじっくり登り、200mアップして標高1000mを越え、時刻は12時を過ぎたころ、この辺り唯一の食事処「藤原庵」に到着する。念のため携行食も持参していたが、お店は期待通り開いていた。簡易的な屋根のみの野外テーブル数卓と、開けっ放しの座敷があり、僕ら5人も野外卓に着席する。今日は日差しが暖かいので良いが、冬は厳しそうだけど営業するのだろうか。メニューは、ほうとうが「一人前」1200円と「三人前」3300円(→一人前より少しお得)、あとは手打ちそば、というラインナップである。お店のご主人が不愛想に「5人も来るなら予約して欲しいんだよね。…まぁ何とかするけど。」と、いきなりジャブを食らう。ほうとう三人前×2鍋でも食べれるんじゃないの、という案もありつつ、まぁ五人前(三+二?)で頼んでみる?ということで厨房のおじさんに言ってみたら「五人前ってのは書いてないでしょ。…サン・ニーね」とまたぶっきらぼうな返答で、三人前×2鍋になったのか、三人前+二人前になったのか、良く分からなかったが、まぁどっちでもいいかと待つことにした。ポットのほうじ茶を飲みながらおしゃべりしつつ、途中で出してくれた青菜の漬物が旨くてお茶が進む。…待つこと数十分、出てきたほうとうは三人前と二人前になっていた。とても美味しくて温まるし、ボリュームもあって、特に寒い季節には最高の料理だ。二杯目からは自家製の山椒味噌で味変を楽しむ。なかなかのピリ辛だったがこれも良かった。お会計は5人で5500円としてくれた。ぶっきらぼうな感じだけど意外といいおじさんだった。

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藤原庵で昼食、ほうとう

*森林浴広場、木賊峠
 お昼休憩は1時間20分ほどゆったりと過ごして、13時20分ころ午後の部をスタートする。ここから木賊峠までは標高で640mほどのアップだ。勾配はだいたい7~9%だが、きつい箇所では14%くらいの急坂が時々現れる。200mほど登ったところにある甲府市森林浴広場(キャンプ場)で一息つき小休止。

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藤原庵前でスタート準備 | 森林浴広場前で小休止

 14時頃再スタートして、各自のペースで黙々と登る。…九十九折れの道を登って標高も1600mを越え、14時40分ころ甲府市から須玉町への町境についたので、やった峠だ!と思ったけど、先行するGokiさんと吉田さんの姿は無く、地図をよく見ると峠近傍の道は町境線に沿うように続いていて、峠はもう少し先のようだ。…ここに至ると初めて瑞牆山(みずがきやま)のゴツゴツした岩峰がバーンと見えて、素晴らしい眺望にテンションが上がり、写真を撮る。

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木賊峠に向けて黙々と上る | ゲート付近で北に開け瑞牆山が見えた

 ただここから空気が一気に冷たくなって、止まっていると寒いので、瑞牆山と金峰山の眺めを楽しみながら峠まであと少しの道を進む。木賊峠(標高1670m)には14時50分ころ到着、樹林に覆われて眺望は無いが、風がないので陽だまりになっていて暖かだった。後で知ったこととして、ここから15分ほど歩くと展望台に上がれて富士山や南アルプス、八ヶ岳も望める素晴らしい眺めらしい。この時は峠に到着したことで満足だった(ちょっと残念)。

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木賊峠に到着 | 下りに備え目一杯着込む

 後は宿まで下るのみ。標高で約600mも下るので、防寒対策でばっちり着込んで、15時5分ころ下り始める。那珂さんとダズはダウンジャケットも着込んでいる。真冬用のレーパン履いてきて良かった、と思いつつ、それでも寒くて全身が冷えてきたので、途中で耳付き保温帽子を持参していたのを思い出してヘルメットの下に被った。コンクリート簡易舗装のガタガタ道で穴が多く、こんな寒い夕方に絶対パンクしたくないよーと思いながら慎重に下る。冷えと疲労のせいか、なんか平衡感覚がおかしくなってきて危ない気がしたので一時停止して、首の運動などして気を取り直し、本当に慎重に下った。そんなわけであまりダウンヒルを楽しむという感じではなく、我慢と集中の終盤だった。15時半過ぎ、増富温泉の街に入って本日の宿を見つけたときは本当にほっとした。

 宿泊:金泉閣
 正面玄関前に自転車を停めて、中に入るとストーブが点いていて暖かい!お部屋は二人部屋×3室、ということで、一番奥の部屋がGokiさん一人用 兼お食事部屋、ということになり、部屋で一息ついてからさっそくラジウム温泉へ。増富温泉は世界でも屈指のラジウム含有量とのことで有名らしい。浴槽は二つあって、左の源泉はいかにも効能ありそうな黄土色の濁り湯で、ただしかなり冷たい(源泉温度は31℃だそうだ)。右の浴槽は温かい湯なので、まずはこちらでじっくりと温まってからいざ源泉へ。と思ったがどうにも冷たく、夕方の寒気で冷えた身体にはキビシイ!と10秒ほどで断念。もう一度右の浴槽で温まってから上がった。後で聞くとGokiさんと那珂さんは源泉の方にもじっくりと浸かって、慣れてくると大丈夫でじんわりと温まった、とのことだったので、明日改めてチャレンジすることにした。
 各部屋には灯油ファンヒータとコタツが有って、暖かく過ごせる。また部屋毎のトイレは昭和風タイル貼りで和式便器、レトロな感じだが清潔感あり良。和式の上に洋式便座カバーを被せたスタイルは時々見かけるものだが、ここのはウォッシュレット付きカバーで、こういうの有るんだ!とちょっと感心した。
 17時半から夕食、支度が出来て教えにきてくれた那珂さんが、「部屋の鍵、そっちの部屋と逆だったよね。でも、この鍵でちゃんとかかるんだ」とのこと。で試してみるとどちらの鍵でも使える。Gokiさんの部屋にも使えることが分かり、鍵はもしかして全部屋共通?意味ないじゃん!との話で盛り上がる。お食事はお膳で運ばれて来て、食卓の上にお膳を載せると高過ぎるので、各皿を適宜食卓に移動しつつ食べていく方式で頂いた。地元で育てた有機野菜と、自家製のお米を中心とした体に優しいお食事ということで、湯治場らしい素敵な内容だった。個人的には、温かい茶わん蒸しを食べて、あぁ冬が近づいているなぁ~と季節を実感した。

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部屋で夕食

 食事のあとはお膳を下げてもらうべくフロントに電話を、と思ったら部屋の電話は故障しているようで通じない。その他にも浦野さんからの情報で、廊下にある共用トイレのウォッシュレットは洗浄水の止ボタンが故障していて、止めるには電源プラグを抜くか漏電防止ブレーカテストボタンを押すしかなかったとのエピソードが披露され、こりゃ色々要改善だなぁ、うーんでも今どき温泉宿にこんな安く泊まれるのだからしょうがないんじゃないの、などとワイワイ話して、そのままお部屋で自転車談義に花が咲き、2時間くらい楽しく過ごして20時頃各部屋に解散、本日はこれにて終了~。

【那珂コメント】昇仙峡は夏に家族でドライブに来ていて、市街地を抜けた後の上りはきつそうな印象であったが、まさにその通りであった。またドライブ時は昇仙峡の下の駐車場から上の駐車場まではバスで移動したため、この区間の勾配の印象があまりなかったが、こちらはもっと急勾配だったので参った。カメラに重い望遠レンズを付けてきたことを後悔する。さらに悪いことにSDカードが一杯になって撮れなくなってしまい、消しても大丈夫な写真を選んで消去した分しか撮影できなかった。青空にそびえ立つ覚円峰の岩山を撮影できなかったのは残念だったが、仙娥滝にかかる虹を撮影できたのは良かった。その後も全く皆さんに付いて行けず、写真を撮る余裕などなかった。宿のラジウム温泉は冷たく感じたが、慣れると体の表面に温度境界層ができるみたいでそれほど寒くはない。上がり湯で少し温まって風呂を出ると体の中からじわっと温かみを感じる。これがラジウム効果と信じる。
【吉田コメント】新宿まで自走し、あずさ1号で甲府に輪行したが、今回はエンド金具が曲がる事なく、タケノコバネを失くす事もなく無事出発できた。輪行用に買ったSPDシューズのスタックハイトが小さかった(底の厚みが薄かった)のでシートポストを3mm下げた効果があったのか、和田峠、昇仙峡、木賊峠は厳しかったものの前回(日光ラン)よりも順調に登れた。昇仙峡の虹が綺麗だったのと藤原庵のほうとうが美味しかったこと、木賊峠の下りが寒かったことが印象的だった。金泉閣は建物も設備も古いものの温泉と食事は十分満足できた。
【浦野コメント】前夜小海で車中泊するため国道141を走っていたら野辺山あたりで雪がちらつきノーマルタイヤだったためかなり焦った。車に轢かれた小動物の死体は夜道で時々見かけるがこの日は狸と鹿(立派な角があったので多分オスの成体)の死体に遭遇した。鹿はトラックにでも撥ねられたのだろうか。今まで34×28Tで峠を上っていたがそろそろ限界を感じていたため、今回は32Tの7段フリー、ロングゲージディレイラー、シールドベアリングBB等に交換して参加した。峠の上りがきつかったのは相変わらずだったが、28Tのままだったら蛇行か押しになっていたはず、と思うことにした。木賊峠までは1400m以上ほぼ上りっぱなしだったが、天気が良いうえに昇仙峡での散策、藤原庵でのボリューム満点のほうとうなどお楽しみも。金泉閣は古い施設ではあったが、和式トイレへの洋式ウォッシュレットの設置、人手のかかる部屋食、無料Wi-Fiの提供(ただしロビーのみ)、リーズナブルな価格設定などは良心的な印象だった。一方、部屋電話の不通、ウォッシュレット止ボタンの故障、一つの鍵で複数の部屋が解錠されてしまう点など、要改善と思う点もチラホラ。
【Gコメント】渋滞に嵌って出発時間を30分も遅らせたのは申し訳ない。水戸に越して、今後もこの方面には車で行くことが増えるので学習します。慌てて走り出したせいか、和田峠までは全く調子が上がらなかった。久々にきれいに富士山が見えたのが良かったのか、その後の木賊峠までの上りは順調に走ることができたので良かった。ただ、南側の景色ばかり見ていたので、途中北側に瑞牆山が見えたのは気づかなかった。事前チェックした藤原庵がちゃんと開いていてほっとした。木賊峠からの下りは寒いのもあったが、目が合わず(最近悪化してる感じがある)荒れた路面に対応できなくて辛かった。昨年から念願とした増富温泉に泊まれたことで、このランには既に満足。上り湯でしっかり温まった後に、最初は冷んやり感じる源泉に浸かった。そのうちに、ほんのり温まった。20分以上は浸かれたかな。チェックイン時に「何泊ですか」と聞かれたが、ここはやっぱり湯治場だ。


Map, Click to Expand 2日目:11/24(日) 増富温泉→みずがき湖→黒森→信州峠→川上村→(昼食)→馬越峠→小海駅= (48km/1167m) 晴れ
 メンバ:G、那珂、浦野、DAZ、吉田

*出発まで
 朝6時頃起床。昨晩寝ながら、なんかゴーという微かな音がするな、ヒーターでも入っているのかなと思っていたが、これは窓の外の渓流の音だった。外は寒いのだろうが部屋の中は快適でよく眠れた。同室の浦野さんがさっそく温泉に向かい、戻ってきたころダズも温泉へ行くことに。浦野さんの話によると、右の温かい湯は上がり湯で温泉ではなく、正しい入り方としてはまず源泉に30分程度浸かって、そのあと上がり湯で温まって終了、というものだそうだ。しかしやっぱり冷たいので、今日もまず上がり湯で温まってから源泉へ。今日はがんばって5分程度ラジウム摂取したことで、自分なりには満足した。他の湯治客たちはじっくり長時間つかっている人がほとんどだった。
 さて朝風呂のあと朝食までの時間に、帰りの電車を検討する。当初は佐久平から新幹線で帰ろうかと思っていたのだが、えきねっとで見ると各便とも予約でいっぱい。一方、小淵沢からのあずさにはまだ残席があるようだった。輪行袋持参で新幹線の混雑したデッキに立つのは厳しそうだし、吉田さんと同じあずさの便では最後尾の席が取れたので、これを予約することにした。こうして宿からでも電車の予約が出来るのは便利な世の中になったものだ。
 朝食を終え、出発準備をしている時に、浦野さんのサイコンが見当たらないとのこと。荷物を全部見たけど無いらしいので、布団の中にまぎれたまま片づけられたのかも?と思い、宿の人にお伝えしておこうということになり、浦野さんはフロントへ向かう。戻ってきて曰く「ついでにいくつか改善提案しておいた」とのこと。Gokiさんの部屋の電話が故障していたことを伝えたら「そうなんです」との返答だったそうで、ガクッときたそうだ。

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防寒装備で宿を出発

*みずがき湖、黒森、信州峠、川上村
 さて本日も快晴だ。みずがき湖まで標高100mほどの下りから始まるので防寒装備で、8時半に出発する。沢山着込んだので昨日の夕方のような寒さは感じず、快適に下る。みずがき湖ビジターセンターの辺りで下りは終了なので防寒着を脱ごうと脚を止めたところ、那珂さんが「宿の水道水は鉄臭と塩味でとても飲めないので、ここで水を買う」とのこと。僕もボトルの水の味を確かめたところ、本当だ!となって、自販機で水を買って入れ替えた。
 登りに備えて防寒着を脱ぎ、再スタート。トンネルを通過すると湖畔の眺めが広がり、鉄橋を渡りながら湖畔周囲の紅葉がきれいだな!(写真撮りたいな)と思ったが、さっき小休止したばかりなのでまた止まるのもどうかと思い、つい通過してしまう。間もなく登り開始となり、少しきつくなったところで脚を止めて写真撮ったけど、あまり良い撮影ポイントではなく、やっぱりさっきの鉄橋で撮れば良かったな、と思ってしまった。

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みずがき湖ビジターセンター辺り | みずがき湖畔を上り始める

 黒森集落の分岐の辺り(標高1150m)で9時25分ころ、ここで小休止。右手に聳える瑞牆山の姿が美しい。

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威容を誇る瑞牆山(みずがきやま)
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大分遅れて登ってきたG、エネルギー切れ | ここから少し勾配が上がる

 ここから峠までは残り320mアップ、7~8%の坂で、時々14%くらいの急坂が現れる。信州峠(標高1470m)には10時頃に到着した。

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信州峠

 ここからは長野県で、風が一段と冷たく感じられ、防寒体制を整えたらすぐ下りに入る。下り始めてすぐ、今度は八ヶ岳方面の山がドーンと見えて、高原野菜畑の中を真っすぐな道が伸びていて、ブレーキ不要で飛ばせる下り坂は最高の気分だった。当初は川上村のお店で昼食の予定だったので、中心地が近づいた辺りでいったん脚を止めて位置を確認するが、まだ10時半前でちょっと早そう。ちなみに道路脇の温度計で3℃の表示となっていて、日陰に立っていると寒い!

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川上村北側の山、左側が八ヶ岳方面 | 道路脇の土には霜が降りている

 目星をつけていた蕎麦屋さん(善慶庵)は11時から開店のようなのでパスし、この先のセブンイレブンでコーヒー休憩と昼食の買い出しをする、というプランに変更となった。セブンイレブンの横の駐車スペースは陽だまりで暖かく、目の前に天狗山という立派な岩山が眺められて雰囲気も良い。ここで座り込んでコーヒーと肉まんなどの軽食を採る、ダズはついお昼用に買ったおにぎりなども食べてしまい、けっこう昼食に近い軽食タイムを過ごしてしまった。ここから馬越峠までは約450mアップなので、半分くらい登った辺りで昼食にしましょうということになり、11時頃セブンイレブンを出発する。

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セブンイレブン横でコーヒーブレイク

*馬越峠
 ほどなく県道2号線に入って登りを開始、まったく車が通らない静かな道で、風もなく穏やかだ。ここでは会話を楽しみながら皆でゆっくりめに登り、予定通り標高1430m辺りの見通しの良い道沿いで、11時半ころ昼食休憩とする。ゆっくりとお昼を食べつつ、帰りの予定などについて語り合う。吉田さんとダズが予約しているあずさには、時間的に十二分に余裕があり、小海~小淵沢の移動は予定より早い便の観光列車にも乗れちゃうかな?とか、浦野さんの車には那珂さんが同乗することになり、帰りのルートをどうしようか、とか、Gokiさんは甲府から中央道で帰るので何時頃からどの辺が渋滞するか、などなどと話し、とにかく予定よりだいぶ早く進んできたので余裕の感じられる内容で終始した。

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岩の天狗山を見ながら登り始める(峠は山の西、画面の右1/3あたり)
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日当たりの良い場所、道端で昼食

 11時50分ころ午後の部をスタートし、ここから道のりはほぼ皆一緒に登って、12時15分ころ馬越峠(標高1620m)に到着!ここは西側が下からも見えていた天狗山、東側は長野埼玉県境の三国峠まで続く稜線の切通しの峠であり、眺めも良い。峠ではまた冷たい風が吹いていて、路肩にはチラッと雪が見える。峠の向こう側に歩いてみると小さなアイスバーンがあり、写真撮ろうとして「おっとっと、、、」とスリップしたりして、ここではまだワハハと呑気に笑っていられた。

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馬越峠
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雪残ってるねと燥ぐ

 ゴールの小海まであとは長い下りなので、また防寒体制を整えて、12時20分ころから北側への下りを開始する。スタートして間もなく、峠での日差しが届かなくなり日陰の北斜面になると、路面は全面凍結となり、その上に雪がうっすらと被さった状況になった。あれれ…これはまぁ、とりあえず押して行きましょう、ということで、ゆっくり歩いて進む。しばらく歩いて、最後尾のはずの那珂さんが来ないなぁ、ということになり、少し待とうか、でもそのうち来るでしょう、などと話しながらも押し続ける。…そのうちに後ろから那珂さん車のクマよけ鈴の音が聞こえてきて、なんと那珂さんは乗車して追い付いてきた。少し時間を空けてスタートし、序盤で一度転倒したけど、ルートを上手く選べば乗れる、とのことで、ここからも乗車して皆を追い越していった。さすが走行技術の高い那珂さんである。

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日向までとりあえず押し | 那珂が乗車してきた!

 15分くらい押しで進んだ後、やがて日向に出て乾いた路面が現われるも、ちょっと進んでまた凍結、押し、となる。…しばらく押しを続けているうちに傾向と対策が分かってきて、道の両端は落ち葉が堆積した上に雪が被さっているので割とスリップしにくい。ただあくまでも傾向であって、状況は様々である。やがて那珂さん以外の皆さんも、徐々に乗車しはじめる。僕も跨って、右脚をペダルに乗せて左脚で地面を蹴って進んでみたりしたけど、これはけっこう疲れるし転倒しそうにもなるので止めて、また淡々と押し歩きを続けた。

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やっと、日向で乾いた路面が現れるも、束の間

 峠までだいぶ早く進んできて時間的余裕が有ったので、ここで時間がかかっても焦る必要がないのは良かった。ダズは慎重な性格と道産子の雪上スキルが幸いして最後まで転倒しなかったが、この道中で他の皆さんは一回は転倒することになった。Gokiさんの転倒シーンは近くで目撃し、しばらく痛そうで横になっていたので2年前の巌道峠ランを思い出して心配したが、大丈夫だったようでホッとした。標高1430m辺りで最後の凍結箇所を抜けたが、その少し手前での吉田さんの転倒は、会場鬼石ランでの怪我の時と似た状況だということで心配しつつも、とりあえず自転車には乗れる、ということで、皆で状況を確認し合ったあと12時55分頃、乾いた路面を再スタート。

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すぐまた雪 | 束の間のオアシス
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徐々に乗り始める、片足、両足 | 渡ろうとして凍結路面と気づいた瞬間、転倒、笑う
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まだまだ終わらない、雪上はいいが凍結面は滑る | やっと終わった!?標高1412m、もう一回一瞬だけ現れて終わり

 このあともまだ凍結箇所が現れるかも、と注意を払いつつ走行し、結果的にもう現れなかったので、凍結箇所が断続的に続いたのは峠から標高約200m分の区間だった。南相木村の集落に入って標高1100mとなった辺りからはようやく心配なく走れる感じになり、那珂さん先頭でハイスピード走行を展開し、13時45分頃に駅らしからぬ外観のJR小海駅にゴ~ル。

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小海駅で解散、吉田だけベンチ

*帰路の顛末
 到着写真を撮って、浦野さんと那珂さんは車へ向けて出発したあと、輪行組はおもむろに作業開始。ダズは駅前が日陰で寒いので、少し離れた日向に移動して分解を始めた。吉田さんの輪行作業をGokiさんが手伝っているのが見えていたので、そうか吉田さん怪我したし大変なのだなと思ったが、まずは自分の作業に専念し、終わったころにはGokiさんと吉田さんの方も完了していた。
 さて当初予定よりだいぶ早く着いたので今後の予約を変更するかどうか考え始め、エキナカの方が暖かそうだからまずは中に移動しましょう、ということになって、どうも思っていた以上に吉田さんがつらそうなことに初めて気づいた。どこかにつかまらないと歩くのも困難な様子で、伝い歩きでエキナカのベンチに何とか移動する。現時点では小淵沢17時51分発のあずさを最後尾席で確保しているが、これだと2時間近く待ち時間が生じるので早い便に替えたいと思いつつ、朝の時点ではたくさん残っていたあずさ上り便の空席もかなり埋まってきており、自転車の置き場所も必要だし最後尾席を手放すのはリスキーかも、といろいろ思案した結果、小淵沢16時36分発のあずさで、グリーン席により自転車スペースを確保、という案に。吉田さんもその案に賛同して同じ車両の前後並びで席を確保し、とりあえず今後の予定は決まった。Gokiさんも甲府まで輪行するので、小淵沢までは3人とも一緒の電車で移動だ。

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駅中のベンチで電車の予約変更

 小淵沢へ向かう小海線の発車15時0分まであと15分くらいとなり、ここで初めて、小海線ではSuicaが使えないこと、また自動券売機が無いので窓口で切符を買わなければならないことに気づいた。まずは自分の乗車券として小海~立川~北朝霞までの切符を買って、次に吉田さんの小海~新宿までの切符を・・・と思いつつ、吉田さんに言われて肩を貸すも、どうにも脚をつけず、歩行が困難だ。これはオンブした方が良いのでは、と言ってみたが、吉田さんも「いやそこまでは。なんとかゆっくり移動するよ」と躊躇していた。少し時間が迫ってきたので、とりあえず先に自転車を運ぶことにし、2台かついで既にホームに停車している電車に載せて紐で縛って、さて戻って次は吉田さんのサポートを、と思ったら、その電車は小諸行きだよ、小淵沢行きは反対ホームだよ!とGokiさんに言われて、「えっ!」と思って慌てて電車に戻り、自転車2台をまた担いで降ろして反対ホームへ急ぐ。この辺りの地名が全く頭に入ってないので、「小諸行き」って表示は見ていたんだけど逆方向とは気づかず、ちょうど来ていたからてっきり自分の乗る電車かと勘違いしていた。さて15時まであと3分、もう吉田さんオンブしないと間に合わない、と思ったら、なんと駅員さんが吉田さんをオンブして線路を渡ってホームに来てくれた!これはすごい。後で聞くと、吉田さんがオンブして、とお願いしたら快くOKしてくれたらしい。というわけで15時発に間に合い、どうにか無事に乗車して一安心。

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駅員さんにオンブで運んでもらう吉田

 小海線で約1時間の乗車中は、車窓から八ヶ岳や南アルプスの山々を眺めつつ、快適に過ごす。野辺山駅や清里駅からは乗車してくる人も多く、終点近くでは立っている人もいた。
 16時08分に小淵沢駅に到着すると、ここから特急あずさに乗り換える人が多いためか、ここでもJR職員の連携ときめ細かいサービスに驚かされることになる。歩行困難な吉田さんが最後につかまりながら下車すると、駅員さんに次の乗り換え電車を確認され、4分後の16時12分発のあずさに乗る予定なら発車を待たせるよ、というご提案が。僕らの乗るのはその次の16時36分です、と答えると、駅員さんはすかさず無線で「16時36分乗車ですので、16時12分発のあずさは定刻発車でOKです」との連絡を取っていて、いやJRってすごいなーと感心した。さてここでもとりあえず僕は自転車をまず先行して運んで、Gokiさんが吉田さんの移動をサポート。次のあずさは線路を越えた隣のホームから発車するということで、上下の移動はエレベータが使えたが、横方向の移動は手すり等が無い場合はオンブ移動となる。僕らの乗るグリーン車両(9号車)の乗車位置がまたずいぶんとエレベータから離れていて、自転車を運んでから戻るとGokiさんがオンブ移動してきたので、ここでバトンタッチしてオンブリレーで乗車位置まで移動。

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小淵沢駅ホームの端から端へオンブリレー

 Gokiさんは同じホームから、特急あずさの後にくる普通車で甲府まで移動するが、とりあえず吉田さんがあずさに乗車するまで手伝うよ、といって発車寸前までサポートしてくれた。というわけで、無事にあずさに乗車してGokiさんとはここでお別れ。ダズは立川の乗り換えをやめて、新宿まで吉田さんと一緒に行くことにした。
 あずさに着席したら、まずは一安心。小淵沢駅構内でもアナウンスが流れていた通り、この便も満席となっているらしい。新宿までは2時間15分の旅だがゆったりと過ごせる。巡回してきた車掌さんに吉田さんが、「けがをしてしまって歩けないので、新宿駅に着いたらホームから西口まで車いすでのサポートをお願いしたい」と伝えると、車掌さんは少しも動じることなく承知しましたといっていったん車掌室に向かい、新宿駅に連絡をつけて速やかに戻ってくると「新宿駅ホームの9号車降り口に車いすが待機していますのでご安心ください」と連絡してくれ、この手厚いサービスを当然のように引き受けてくれるJRに心底感服した。
 新宿駅についたら予定通り車いすを用意した駅員さんが待機していて、吉田さんを乗せると混雑する新宿駅構内も驚くほどスムーズに西口まで移動し、僕もその後ろを着いて行った。西口のロータリーがある広場まで来ると「ここで大丈夫です」と吉田さんは車いすを降り、駅員さんはにっこりと挨拶して戻っていった。さてここから家まではどうするのか、と思ったら、吉田さんは自転車を組み立てて乗っていく、という。えーっと驚いたが、「信じられないことに、これでも自転車に乗るのは大丈夫なんだ」とおっしゃるのと、自転車があれば杖のように体重を預けて移動もできる、という話に、確かにそうかも、と思って、一緒に組み立てることに。とはいえ混雑する新宿駅前で?と思ったが、さすが新宿をホームとする吉田さん、縦横無尽に人が行きかうなか、奇跡のように組み立てに適した神スペースがあるのをちゃんと知っているので、無事に組み立て終えることが出来た。あとはとりあえず自転車を押していくよ、という吉田さんを見送って、僕も帰路についた。 ~END~

【那珂コメント】朝、宿の玄関には薪ストーブが焚かれていて暖かい。そのおかげか外に出ても思ったほど寒さは感じなかった。一つ目の峠の前半までは勾配が緩めで皆さんと一緒に走れた。休憩後は一人出遅れてしまった上、勾配が急になってくると遅れがどんどん広がってしまった。二つ目の峠は皆さんがペースを落としてくれたおかげでだいたい付いて行けた。上る途中、日なたでの昼食は長閑で楽しかった。最後の下りは皆さんより3分空けてスタートしたが、まさかあんなにびっしり雪道になっているとは思いもよらなかった。雪道の写真を撮ろうと足を着いた途端に転倒。黒い所を避けて白い所を選んで走ると以降は転ばずに済んだが、他の人達の様子を見るとこれは単にラッキーなだけだったようだ。この二日間は今年一番きついランと思われるほどに疲れたが、小海まで下ればあとは浦野号で楽ちん帰宅できるという嬉しさで頭が一杯に。が、この能天気な空け者、「自分の代わりに転倒ダメージの大きい吉田さんが浦野号に乗っては?」と声掛けくらいすれば良いものを、そんなことには全く思い至らず、後で大いに悔やむ。
【吉田コメント】信州峠、馬越峠は昨日同様、時々斜度が10%以上になる厳しさだったしかなり寒かったが、抜けるような青空で山の稜線が綺麗に見ることができ気持ちよく登ることができた。川上村のセブンイレブンで飲んだコーヒーが美味かった。馬越峠の下りは、まさかの積雪でまいった。最初は押していたものの途中から乗車し恐る恐る下っていたら積雪とアイスバーンの境目で見事に落車し左腰を強打してしまう。嫌な予感がしたもののそのまま乗車し小海駅までたどり着いたら案の定、股関節に激痛が走り小海線のホームまで駅員さんにおぶってもらうことになった。小淵沢の乗り換えでは川浪さんとDAZさんにおんぶリレーであずさに乗せてもらい、DAZさんに介護してもらいながら新宿駅で用意してもらった車椅子に乗って新宿西口に出て、そこから自走で帰宅した。(歩けないけど自転車には乗れた)川浪さんDAZさんJR職員の皆様に改めて感謝申し上げます。しばらくは松葉杖とロキソプロフェンのお世話になります。
【浦野コメント】早朝、宿自慢のラジウム温泉に。その時知ったのは「冷たい源泉に10-30分浸かり、熱い上がり湯で体を温める」のが効果的な入浴法だということ。前夜は源泉に入らなかったし、この朝も源泉は10秒ほど浸かっただけ。何とも勿体ないラジウム温泉体験だった。昼過ぎまでに信州峠と馬越峠(合計1000m超)を上り終わるというハードスケジュール。更に馬越峠からの下りは凍結・雪道というハードな条件。慎重に押していたにもかかわらず転倒してしまったが、身体、自転車共にダメージがなかったのは幸いだった。小海からの帰路は那珂氏が同乗してくれたお陰で上信越道経由となり、横川SAで峠の釜めしを買え良いお土産になった。また、宿で失くしたと思っていたサイコンがいつもと違うバッグポケットに入っていたのを帰宅後に発見。ラッキーというか、おバカというか。いずれにしても上々な天気に恵まれ充実した2日間であったことに感謝。
【Gコメント】宿からみずがき湖までしばしの下り。道路にサイピングが続いたので低速運転したが、那珂は普通に飛ばしていく。聞いたら浅いサイピングだから大丈夫だと、見習わなくちゃ。みずがき湖の塩川ダムは1998年竣工なので、92年に信州峠を走った時にはまだ存在していなかった。メンバの脚が揃って良くて、予定より1h早く信州峠を越えてしまい、昼食を買い出しに変更。霜がおりている川上村で寄ったセブンイレブン、店横の日向でのコーヒーブレイクが嬉しかった。あらためて便利な時代になったものだ。馬越峠も途中に昼食を挟みながら日差しの中を順調に上れた。予定より2h弱早い。その後の北側斜面の下りで、残雪・凍結路面が標高差約200m、距離約2.5kmも続いたのは前代未聞。これはこれで笑えるハプニングの範囲と思った。しかし、吉田の怪我で帰宅までが大変になった。DAZの働きがあったおかげで完結できた、お疲れ様です。また、吉田の怪我が骨折などの重症で無くてとりあえず良かった。一日も早い回復を祈ります。


<おわりに>
 出発前には「11月下旬に甲信地方の1600mを越える道って走れるのかなぁ」と少し思ってはいたものの、1日目が問題なしだったことでその心配は消えてしまい、2日目の馬越峠も上りが実にのどかな雰囲気だったので、下りの様子はまったく予想外のことでした。吉田さんの怪我は骨折でなかったのが不幸中の幸い、12月9日の時点で「あと1週間程度で全快か」とのお知らせがあったので、そろそろ元通りになっていると良いな、、、と思います(この「おわりに」を書いているのが12月21日)。全体的には、初冬の澄んだ空気と青空の元で走れたことや、紅葉や温泉も楽しんで、当初の予想よりも余裕をもって過ごすことが出来たことなど、楽しく充実した2日間だったと思います。


関連リンク:
 1992年 信州峠-田口峠
 '94 晩秋の信州峠越え
 1997年 田口峠-馬越峠
 2024年夏ラン 会場鬼石線
 2022年春ラン(桜) 巌道峠