ショートレポート: 冬ラン 日向薬師

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ホッとするランチタイム
by DAZ(投稿日:19 Sep 2025)

Map, Click to Expand 日程:2025/1/19(日)
参加:G(計画)、DAZ、宮村、浦野、吉田
コース:=二宮→日向薬師→橋本= (61km - 6.5h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 2025年1月3日付けのGokiさんからのメールで、新年のあいさつと共に今年の走り初めプランが提示された。実施日程として1月18日(土)か19日(日)が候補となり、天気予報を参照して気温が高いほうの19日(予想最高気温は13℃)に決定となった。その後、予報は少し変わって、夕方少し雨がぱらつくかもとのことで念のため雨具を用意して行くことになった。また吉田さんは津久井湖に車を停めてから南下してコース途中での合流となるため、Gokiさんがガーミンのライブトラック機能を使って現在地を見られるようにする、という初の試みを行うことになった。


1日目:1/19(日)
コース:=二宮駅→厳島湿性公園→土屋銭洗い弁天→伊勢原大神宮→日向薬師→七沢→橋本駅=
参加:G(計画)、DAZ、宮村、浦野、吉田
天気:曇り後小雨
距離:61.16km
獲得標高:860m
走行時間:6h35min


*出発まで
 7時50分にJR二宮駅へ到着し、北口に出る。薄曇りだが、厚着してきたのでそれほど寒くはない。浦野さんも同じ便だったので年末年始の九州ドライブ旅行の話などを伺いながら組み立てる。ほどなくGokiさんも到着すると、Gokiさんとお約束していた中高時代のご友人(茅ヶ崎在住)も現れ、約50年ぶりの再会とのことで、近況その他の語らいの時間を過ごした。ご友人も二宮駅まで自転車で来ていたので、一緒に走れるのでは?とも思ったが、聞けばGokiさんが事前にRinrinのHPを紹介したら「ガチな走りだね」とのことで今回一緒に走るのは見送りになったそうだ。
 津久井湖の吉田さんからは、7時52分に「これから津久井湖を出発します」とのメールが届いていた。宮村さんも予定より早い便で到着して速やかに準備完了。Gokiさんがライブトラック機能を設定して、こちらも予定の9時を少し前倒してスタートした。

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JR二宮駅を出発
*厳島湿性公園
 まずは5kmほど北上しながらゆるく50mほどアップして、20分ほどで厳島湿生公園に到着する。公園の周りをほぼ一周する形で東側の入口に自転車を停め、中央の池に向かって歩く。水面に白鷺と鴨がいるな・・・と思いつつ木道に入って行ったら、アマチュアカメラマン?のおじさん達がカメラを持ってにわかに大移動していき、鷺を撮るのではなく何やら木の上を狙っているので何かと聞いてみたら、カワセミがいる、とのこと。オレンジ色のお腹をこちらに見せるように高い所の枝にとまっている。浦野さんは見つけられず「どこどこ?」と探しているので指差しで方向を示したりスマホカメラの望遠を使ってみたりといろいろやってみたが発見できず。カメラマンの皆さんは、カワセミが水面に降下する瞬間を待っていたのだが、他所からヒヨドリが飛んで来て先に水面近くでエサ取りを始めたので、カワセミは残念ながら飛び去ってしまった。

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湿性公園の池、カワセミを探す

 というわけで9時半、僕らもそろそろ出発するか、となって、園内は自転車走行禁止になっていたので押して行き、小川にかかった橋を渡りかけたところ、カメラマンのおじさんが「そこそこ!」と指さすので、見ると僕らのいる橋の下をくぐってカワセミが上流に飛んでいくところだった!青い背中が鮮やかで、こんどはみんなしっかり見られたので大満足。

*土屋銭洗弁天
 小道を上がったら県道77号に出て、サイクリングを再開。30mほどの軽いアップを経て本日最初の下りとなるところは、凍結してないか少し心配したけど、問題無しで良かった。そのまま北東へ5kmほど進んで、神奈川大学入口の交差点に来たらガーミンのルート図が直進と右折の二つに分かれて、あれ?と思いつつ直進しかけたら後ろから「おーいこっちだよ」と声がかかる。ちゃんと予習してなかったが、ここはピストンで銭洗弁天へ立ち寄るための分岐点だった。改めて右折して400ⅿほど進み、「天台宗和光山醫王院 妙圓寺」(別名:土屋銭洗弁財天)に9時50分ころ到着する。
 銭洗弁天といえば「鎌倉銭洗弁天宇賀福神社」が有名なようだが、それとは別物。(後日レポートを書くためにネット検索して情報収集したが、何か似ているのでしばらく別物と気がつかなかった。)ここ妙圓寺は、開山年代は不詳、1615年頃に比叡山の僧、舜堯阿闍梨により中興されたのこと。お正月の初詣も一段落したためかとても静かで、他に参拝者は居なかった。山門のところにお参りの順序が書いてあったようだが、何となくまずは左手の幟旗が密集している石段を上がって、弁天堂「寳珠殿」にお参りした。そのあと左手奥にある岩屋霊穴という洞窟内へ入ると、ここが銭洗いを行う場所のようだ。実際にザルにお金を入れて洗ったのは浦野さんだったでしょうか?洞窟は奥まで続いているようなので、提灯に導かれるように進んでいくと、途中には色々石仏が安置されているがだんだん暗く狭くなって、「胎内くぐり」は手を着いて進む感じになり、どうなっちゃうのかな?と思ったころに扉が現れて、出た所は境外の道路際だった。皆少しテンション上がり気味になり、なんか面白かったね、と言い合いながらもう一度山門へ戻る。改めて境内に入り、きれいなトイレをお借りして、最後に本堂をお参りして見学終了。

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土屋銭洗弁天
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銭洗、胎内潜り
*伊勢原大神宮
 吉田さんから10時9分のメールで、日向薬師に登る手前のセブンイレブン伊勢原西富岡店にいます、と連絡が入っていた。一方本隊は約10km手前の銭洗い弁天を、10時20分頃に出発。金目川沿いに進んで県道63号を北上し、10時45分ころ伊勢原大神宮に到着する。ここは伊勢原という地名の発祥の杜とされているようだ(詳しくはHP参照)。吉田さんをお待たせしてしまっているが、ここもしっかりお参りする。わりと町中にある神社だが、境内は広くて立派なクスノキがあったのが印象的。地元の人たちが餅つきをやっていて、子供たちもたくさん集まっていて、新年を祝う雰囲気が感じられた。

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伊勢原大神宮、餅つき、クスノキ
*日向薬師
 さて11時に伊勢原大神宮を出発し、約1.5km先のセブンイレブンにて吉田さんと無事に合流した(寒い中、大変お待たせしました)。Gokiさんとダズに、昨年11月の増富温泉ランのお礼に、、、とネックウォーマーをプレゼントして下さり、これはとてもありがたくて早速着用させて頂いた。ひとしきり近況報告などし合った後、11時20分ころ改めて出発する。

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セブンイレブンで吉田と合流

 高速道路を越えてすぐ伊勢原市道1号線に左折して、日向薬師へ本日最大の登り(約200mアップ)を開始する。20分程度の登りで「日向山宝城坊」・一般名「日向薬師(ひなたやくし)」に到着!ここは約1300年の歴史を持つ古刹で、日本三薬師の一つ。(日本三薬師については、宮村さんの一口コメントを参照してください)。716年に行基が開創した日向山霊山寺の中の一坊、宝城坊だけが現存している。山に囲まれた境内は下界と違ってとても静かな雰囲気で、薄日が差して少し暖かに感じられ、のんびりと長居したくなる素敵な場所だった。茅葺の大きく立派な本堂は国指定重要文化財とのこと、中には聖徳太子像もあった。他に重要文化財の仏像を収蔵した宝殿は入場しなかったが、樹齢800年の幡掛け杉や虚空蔵菩薩などを見学し、心穏やかなひと時を過ごした。

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日向薬師
*ランチタイム
 30分程度の滞在のあと、12時15分くらいから下って、お昼ポイントへ向かう。下り切って県道64号に入ってすぐ、予め目星をつけていたカフェジャルダンに到着。ここは2023年にも訪れている場所と聞いていたものの記憶が無かったが、到着して見たらすぐ思い出した。5人分の席が空いて無いので、少し外でお待ちくださいと言われたが、ほどなくして、4人掛けに詰めて座る?とご提案があり、ほとんど待つことなく暖かい店内に入れた。ここは店員さんの感じがとても良くて、ランチもきれいで美味しい、実に素敵なお店だ。コーヒーとデザートも食べて大満足し、約1時間のリラックスした休息をとることが出来た。

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カフェジャルダン、ホッとするランチタイム
*小雨の後半戦
 午後の部は、1時半ころから開始。Gokiさんの当初計画では、オプションコースとして長谷寺経由・蝋梅見学のルート案も有ったのだが、天候が悪化してきているのもあって橋本方面へまっすぐ向かう方向になんとなく(?)決定。3kmほど玉川沿いに下った後は県道63号で北上し、小刻みなアップダウンを繰り返しながらじわじわと登っていく感じとなる。車も意外と多くて神経をつかい、ひたすら走るうちにだいぶ体力と集中力を消耗してしまったようだ。ルート上のどのあたりだったか定かでないのだが、登り途中で車が渋滞して繋がっている横をすり抜けしようとしてふらついてしまい、車のドアミラーに肩をぶつけてしまった。運転手の男性に怒られて、こちらが悪いので平謝りに謝ってどうにかことなきを得たが、怒られたことや皆さんにご心配をかけてしまったことで、更に疲労が倍加してしまった。
 相模川を渡る小倉橋までの登りでは体力がもう残ってない上に雨も降って来て、先行するGokiさんと吉田さんから大分遅れてしまう。小倉橋まで来ると、何度か走って見覚えのある道となって少し気力が戻る。ここからの最後の登りの途中で、津久井湖に車を停めている吉田さんとお別れ。もう一登りで台地の上に到達して橋本駅西口線に入り、15時半少し前、どうにか無事に橋本駅へゴール。
 昼食のあとは一枚も写真が無くて、余裕のない走りだったな、、、ということが伺われる。駅前での到着写真では、ヤレヤレ大変だったよね、という感じ。このあとはゆっくりと輪行して、それぞれの方向へ帰路についた。

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JR橋本駅に到着

【浦野コメント】最初に立ち寄った厳島湿性公園で、複数のカメラマンに教えてもらい、かつダズに指差してもらったにもかかわらず「樹上のカワセミ」を最後まで確認できなかったのが残念だった。でも直後に川面を渡るカワセミをしっかり見届けられたので結果オーライと考えることにした。妙圓寺の胎内くぐりは約50m、なかなか面白い体験だった(洞内に腰をかがめないと通れない所があるのでヘルメット着用がお薦め)。妙圓寺HPではVRで胎内くぐりが疑似体験できるので興味ある方は下記リンクからどうぞ。(https://benten-myouenji.jp/iwaya/

【吉田コメント】前回、雪で転倒し股関節を強く打ち、駅員さんDAZさん川浪さんにおんぶされ辛うじて輪行で帰ったトラウマがあり、今回は輪行せずに津久井湖に車を止めて日向薬師への登りから合流させてもらった。津久井湖を反時計回りで津久井街道に入り道志道、宮ケ瀬湖を経由して日向薬師登り口のセブンイレブンで待つことにしたが宮ケ瀬湖は-2℃と寒く登りがありがたく下りがつらかった。合流後は気温が上がってきたこととグループライドの楽しさが相まって気持ちのいいランになった。最後に雨に降られたものの雨具を着ない程度で済んだのも良かった。

【Gコメント】前半は観光でゆったりしたが、後半は天候悪化とアップダウンが続く休憩の無い走りで皆疲れたようだ。また午後出だしの交通量の多い所を避けるように、コース決めするんだったと反省。とりあえず、ちょっと寒い中、無事走り終えられて良かった。

【宮村コメント】〇良かったこと:①厳島湿生公園。カワセミに会えた。湿地中央にある小ぶりな弁財天社殿を覆うクスノキ?にとまっていた(写真を撮りに来ていた方々に教えられた)。公園から出てすぐの小川でも、水路に沿って飛ぶカワセミに会えた。こんなに会えたのは高校生時代の探鳥山歩き以来かも。②土屋銭洗弁財天 妙圓寺(みょうえんじ)と伊勢原大神宮。ユニークな寺社だった。銭洗い弁財天では、岩屋霊穴がアドベンチャー感満載だった。空を見上げると鷹の一種、ノスリ(腹がトビは茶色、ノスリはほぼ白)が舞っていて気分爽快だった。伊勢原大神宮は首都圏の伊勢神宮系列五神社の一つ。これで今年はお伊勢参りできた。梅に笑顔の白蛇が描かれた絵馬が微笑ましかった。③激坂を登ってたどり着いた日向薬師(ひなたやくし) 霊山寺(りょうぜんじ)。直書きしていただいた字が弧を描いて跳ねまくっており、ついつい見入ってしまう御朱印をいただけた。茅葺きの薬師堂(本堂)が古刹の趣を深めていた。④ランチしたカフェダルジャン。2023年冬ラン八菅神社でランチした七沢のカフェ。今回も安定の良い雰囲気、美味しさ。到着時、カフェの遥か西に“大山”が良く見えた。〇苦しかったこと:ランチ後、ゴールまでの上流を目指すコース。アップダウンのアップがきつかった。疲れてきており、アップで足がガクンと落ちた。常に遅れ、待ってもらった。小休止時のエネルギー補給も問題だったのだろう(2025GWランでGくんから教示を受けた)。
 ところで、日向薬師は日本三(大)薬師の一つと言われる。そこで、三(大)薬師関連を、若干深掘りした。うまくまとまらないが。
 まず、「何々薬師」。“薬師如来”(病気や虚弱体質などを治癒し、長生きにする)をご本尊とするお寺の通称。お寺が付けているわけではない。そのお寺の僧の人徳・いにしえの著名人が重用・病気に効く湧水伝説などが知られ、時代を重ねて参拝や祈願が多く、人気が続き、自然にその通称を得ている。とは言え、けっこうな数がある。お寺が“薬師如来”のお寺と明示する場合は、“薬師寺”、“何々薬師寺”、“医王山”などの寺名、山名を付ける。
 次にザックリ“三(大)薬師”を捜すと、以下ぐらい出た。 1)神奈川“霊山寺「日向薬師」”真言宗、 2)高知“豊楽寺(ぶらくじ)「柴折(しばおれ)薬師」”真言宗、 3)新潟“米山寺「米山薬師」”真言宗、 4)愛媛“善福寺「山田薬師」”曹洞宗、 5)島根“一畑寺「一畑薬師」”臨済宗、 6)福岡“永勝寺「永勝薬師」”浄土真宗、 7)愛知“鳳来寺「峰薬師」”真言宗、 8)福島“常福寺「赤井嶽(あかいだけ)薬師」” 真言宗、 9)宮崎“法華嶽(ほっけだけ)薬師寺”天台宗
⇒ そこから言えそうなことは、  もう一つ、“奈良の薬師寺”は“三(大)薬師”に入るか?との話があったと覚えているが、結果からいうと、上のように、どこの“三(大)薬師”情報にも“奈良の薬師寺”が無かった。なぜかということだが、“奈良の薬師寺”は西暦680年、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈り建立を開始。698年、ご本尊“薬師如来”が開眼され、“薬師寺”になった。しかし、お寺の役割が国の仏教の中心的存在となり(698年には天武天皇はもう居ない、持統天皇も皇位を譲っている)、当時最先端の“法相宗”(中国僧“玄奘(げんじょう)”がインドで仏教を極め中国に戻り中国仏教を全改定したもの)を極め、僧を育成する日本の“法相宗”本山となった。今に至るまで“法相宗”本山。“薬師如来”が象徴の“薬師経”は“法相宗”の一経典にすぎない。以上から、“奈良の薬師寺”は、“三(大)薬師”の範囲とは範囲が異なるお寺と判断されているのだろう。


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