日程:2022/2/11(金)
参加:G(計画)、宮村、浦野
コース:=逗子駅→久里浜港=金谷港→保田→竹岡→金谷港=久里浜港(65km - 7.5h)
ツーリング記録 参照
メモ:
この日は当初、子の権現日帰りランが予定されていたが、関東地方では2月10日に雪が降る予報となっていたため、直前になって東京湾フェリーを使う三浦半島・房総半島ランに変更となった。11日朝は交通機関の乱れも想定されたため、集合場所も大船駅から鎌倉駅に変更となり最終的には逗子駅集合となった。
1日目:2/11(金)
コース:=逗子駅→葉山教会→森戸神社→久里浜港=金谷港→明鐘岬→保田→江月水仙ロード→佐久間湖→山中の道→竹岡→燈籠大師→金谷港=久里浜港
参加:G(計画)、宮村、浦野
天気:晴れ
距離:64.58km (前半27.14km、後半37.43km)
獲得標高:1018m (前半289m、後半729m)
走行時間:7h28min (前半2h8min、後半3h48m)*集合まで
浦野は車で解散地の久里浜まで行き、逗子駅まで20km弱自走してJR逗子駅でGokiさん、宮村さんと合流した。
*前半:逗子〜金谷港
9時半に逗子駅を出発しまずは葉山教会を目指す。分岐入り口を見逃したが、すぐに引き返すと丘の上に十字架をいただく教会が見えた。なんでも教会までの道がゲキ坂で有名なんだとか。滑り止めの溝が切られた道は聞きしに勝る超ゲキ坂で、浦野は10mほどで早々にあきらめ押しの一手。Gokiさんをもってしても途中からは押すほどの勾配であった。後日の宮村さん情報によると平均16%、最大29%だったとか。また、自転車で登り切ったヒトには教会から認定証が発行されるそうだ。それだけ走破するのが難しいゲキ坂だという事か。
激坂の葉山教会
海岸沿いの県道に戻り近くの森戸神社に立ち寄る。宮村さんは例によって御朱印をご購入。半島に立つ森戸神社からは相模湾越しに富士山と江の島を望むことができ、絶景と言える景観であった。相模湾を右手に見ながら南下し葉山の御用邸前を通過するとほどなく内陸へ。三浦海岸側に出た後は多くのウィンドサーファーを横目で見ながら、強い向かい風の中Gokiさんに引っ張られるように走り11:35に東京湾フェリー久里浜ターミナルに到着。結局三浦半島南部では降雪はなかったようで、風は強かったものの快適に走れた。
森戸神社裏からの景色、不思議に富士山が平板に見える
金谷行フェリーの時間まで30分ほど余裕があったので、宮村さんと浦野はターミナルの食堂で横須賀海軍カレーで早めの昼食をいただいた(浦野は無料の大盛り)。Gokiさんは当初の計画通りフェリー内で唐揚げ、アメリカンドッグ等で昼食を済ませた。
大盛の海軍カレー | フェリーへ
*後半1/2:金谷港〜佐久間湖
金谷ターミナルでトイレ休憩ののち、13:12にターミナルを出発。GokiさんがGoogleマップで見つけたという明鐘岬の小さなカフェに立ち寄る。といってもお茶したわけではなく、眼下の洗濯板状の海岸を軽く見学してサクッと出発。保田から海岸線を離れ水仙ロード経由で佐久間ダムを目指す。水仙祭は終わっていたが、水仙の名残がちらほら。佐久間ダム湖畔で大休止。
水仙の刈取が終わっていた江月水仙ロード
*後半2/2:佐久間湖〜久里浜港
をくずれ水仙郷では花はなく売店も閉まっていてわびしい限り。標高150mの横根峠を越えてもみじロードへ入るがさすがにこの季節ではもみじの片りんも感じられない何の変哲もない道であった。
15:10頃もみじロードを左折して林道(入口側は保田見線、出口側は東奥野線)へ入る。途中、「危険。房州アルプスは令和元年の台風15号云々」との立て看板あり。この辺りは欧州アルプスならぬ房州アルプスというそうだ。路面はそれなりに荒れていたが、それよりも誤算だったのは、この辺りでは前日降雪があったらしく、あちこちに雪が残っていたことだった。小刻みなアップダウンを繰り返すうえ、場所によっては数十メートル以上雪道になっており閉口することしきり。こんな所でパンクしたくないなあという想いは三人とも共通だったようだ。林道自体は10kmにも満たない距離だったが時間・体力共に消耗した。
山中の分岐、保田見線の激坂入口
激上りに、まだかわいいレベルの雪
最初のピーク付近、房州アルプス危険の標識
短く急激なアップダウンに耐えきれず
北側への下り初め、深い雪をなんとか走って一息
素掘り様の巨大な法面
もうすぐ出口(東奥野線)、その後にリゾートホテル様屋敷あり
ようやく舗装路に出て富津竹岡ICを過ぎて海岸に出たのは16時半頃だったか。あとは金谷ターミナルへ6kmほど南下するだけ、と思ったのもつかの間、Gokiさんがわき道にそれて上って行く。なんでもGoogleマップで見つけた見所があるらしい。浦野は疲れており同じ場所に戻って来るなら待っていようかと思ったが、すぐ近くのお寺の参道が何やら凄いらしいとのことなのでついていくと、思いがけず壮観な切通しのトンネルが姿を現した。なんでもこの先にある燈籠坂大師に行くために、先人が手彫りで掘ったとのこと。房総には手彫りトンネルが多いことは有名で、昨秋の房総ランでも感動したことは記憶に新しいがここのトンネルも独創的であった。行ってよかった。
燈籠坂大師の切り通し
その後17時前に金谷フェリーターミナルに戻り、17:20発の金谷丸に乗船。船内ではサンドイッチや焼きそばが半額セールになっており、各々おやつあるいは夕食代わりに購入。往路よりも海は穏やかで、揺れることもなく18:00久里浜ターミナルに到着。既に日が落ち暗くなった中、JR久里浜駅へ向かうお二人と別れ、浦野は車のデポ地(1日貸し駐車場)へ向かった。
フェリーからの夕焼け
【Gコメント】昨年末の伊豆ランのように晴れと強風の組合せだったが、断然暖かくなっていて快適なランだった。江田の水仙ロードは、既に大部分が刈り取られていた時期で残念だったが、新たに加えた山中のコースが、激坂、ダート、残雪と、最初は笑い後に若干引きつり気味で、最高に面白かった。雪が降ったばかりで凍結していなかったこと、誰もパンクしなかったことで、助かったかな。【宮村コメント】良かったこと:きれいな富士山を森戸神社と三浦大根台地から拝めた。海沿いでトビの澄んだ鳴き声を聴けた。フェリー乗り場の「コーラル」でランチした「軍艦カレー」、ハイコストパフォーマンス。佐久間湖畔のひと時。房総の林道にあった見あげるばかりの素掘り様法面、燈籠坂大師の切通しトンネル。 萎えたこと:狭くて交通量が多い三浦の道。激坂を繰り返す保田見林道、その上ぬかるむ残雪でスリップ、ついに足にきて立ちゴケ。 印象的だったこと:葉山教会の激坂。水仙の繁茂力(野比海岸、江月、佐久間あたり、林道沿い)。山村を縫う雪残る林道を散歩していた白犬とおじさん、絵になりそう。殺風景な山間に突如現れたリゾートホテル様屋敷(ここでグラビアとか撮るらしい)。
関連リンク:
2015走り初め 南房総
2021秋ラン 中房総