ショートレポート: 秋ラン 富谷観音

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富谷山ふれあい公園展望台
by DAZ(投稿日:10 Nov 2024)

Map, Click to Expand 日程:2024/9/23(月)
参加:G(計画)、DAZ、浦野、吉田、那珂
コース:=岩瀬→益子→岩瀬= (64km - 6.4h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 長かった今夏の猛暑もどうやら収束し、Gokiさんからは「特別企画の早朝夏ラン期間は終了」ということで通常モードの秋ラン企画が(1)~(4)まで提示された。今回はそのうちの(1)企画である。9月21~23日は三連休だったが前半は天候不順の予報だったため、23日の日帰りランとして企画された。
 Gokiさん・浦野さん・那珂さんは、9月初めの甘利山ランでもハードに走っているので調子は万全と思われるが、吉田さんは7月末の会場鬼石線ランでの怪我から回復後、サイクリングロードを走ったのみとのこと。ダズに至っては6月末の沼田ランに参加して以来、風邪やら仕事やらで欠席が続き、3か月ぶりのRinRin参加。ということもあって、今回は軽めのコース設定となっていた。


1日目:9/23(月)
コース:=JR岩瀬駅→富谷観音→鴨鳥五所神社→切通→益子コスモス畑→益子→円通寺→高館山→西明寺→JR岩瀬駅=
参加:G(計画)、DAZ、浦野、吉田、那珂
天気:晴れ時々曇り一時雨
距離:63.65km
獲得標高:707m(実際より少し低めかも)
走行時間:6h21min


*集合
 JR岩瀬駅まで輪行して8時13分到着、晴天でもさほど暑くはなく、快適なサイクリング日和だ。同じく輪行の那珂さんは一つ早い便で到着済だった。久々のラン参加なので皆さんと近況を語り合いつつ準備を進める。吉田さんはパワーメーターの電池切れということで近くのコンビニ(セイコーマート)に調達に向かったが、残念ながらCR2032が置いてなかった(セブンイレブンなら置いているのに、)ということで今回はパワーメーター無し。駅前で出発写真を撮って、ほぼ予定通りの9時5分にスタートした。

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JR岩瀬駅に集合(自走:G、輪行:那珂、DAZ、車:浦野、吉田。)
*富谷観音、展望台、鴨鳥五所神社
 県道41号から分岐して富谷観音道に入ると、さっそく登りの開始である。今日のコース中では一番長くて急勾配な坂だが、といっても獲得標高160mほどのアップである。15分足らずで、施無畏山宝樹院小山寺(せむいざんほうじゅいんおやまじ、通称:富谷観音)の入口に到着、ここの辺りは日陰となって路面も少し苔むしていて、深い森の雰囲気だ。遊歩道を歩いて登っていくと、どうも正面でなく裏から入ったようで、まず三重塔の裏手に至る。この塔は国指定重要文化財とのことで、関東以北では稀な室町時代のもので細部の装飾に優れているとのこと。その先にある本堂の脇では寺務所の人(あるいは地元のおじさん?)達が火を起こしていて「焼き芋をするところなんだ」というので、季節が秋に入っていることを実感しつつ、茨城らしいレジャーだなぁと思う。僕らが自転車乗りなのを見て、一人のおじいさんが「現代は車も自転車もスピード出し過ぎで危ない」と話しかけてきたので、ここは神妙に拝聴する。この本堂は県指定文化財とのことで、正面上部の彫刻がとても立派だった。

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富谷観音の三重塔 | 富谷観音の本殿

 案内板の記述によると、天平7年(735年)に聖武天皇の勅願により行基が開創した、とあり、1300年近くもの長い歴史があるお寺なのかと驚く。本堂から急な石段を下り、これも立派な山門(=県指定文化財の「仁王門」)をくぐって、自転車まで戻る。 

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富谷観音の仁王門

 ここを9時40分頃出発し、ほんの20mほどアップすると「富谷山ふれあい公園展望台」に到る。展望台の鉄階段を上がると何とも開放感のある景色が広がり、筑波山や去年走った平沢高峰の山桜エリアなど、眺めては楽しい話に花が咲いた。

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展望台からの景色

 10時ごろ下り初め、林道久原富谷線を通って県道41号に戻ってくる。北西に1kmちょっと行って西へ分岐、前日にコースに追加されたという鴨鳥五所神社に立ち寄る。一の鳥居を過ぎると急坂が見えてウッと思ったが、ちょっと登ってすぐ到着した(10時10分頃)。本殿の右手にご神木(の切り株)が祀られていて、案内板の記述によると「西茨城郡で最も太く立派だと評された神杉(樹齢800年)を、明治27年に日清戦争が勃発するや、国難救済の要請に応え艦船造営のための資材として時の海軍省に提供した。しかしこの戦役には間に合わず、10年後の日露戦争に貢献したと伝達され、当神社は大いに面目を施した」のだそうだ。現代人の我々の感覚からすると、なんともったいないことを・・・と感じるが、さて。本殿左手には「さざれ石」があって、これらを見学して10分程度の小休止となった。

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鴨鳥五所神社 | さざれ石
*切通、小貝川、コスモス畑は?
 さて10時20分ころ再スタート。大泉林道という名の道で南西へ向かい、60m程度の軽いアップで切通のピークを経て、北関東自動車道の下をくぐって小栗街道を3㎞ほど西進。(G記:止まらなかったけど、切通には「年貢米運搬の近道として、1755年に莫大な私財を投じて、人馬往来可能な街道を整備した」ことが記された石碑があったようです。)
 県道45号・県道166号で北上、小貝川沿いの道となる。ここから堤防上のサイクリングロードに上がるか、堤防下の車道を通るか、微妙に迷って下を選択したが、途中からGokiさん那珂さん浦野さんはサイクリングロードに上がっていた。上の方が見晴らしは良かったかも?

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小貝川の堤防沿い

 県道257号(田野街道)から小貝川を渡って、「益子コスモス畑」へ向かう農道へと入り、遠くまで見渡せる田園地帯の中を進んでいく。グーグルマップやガーミンで「益子コスモス畑」と表示されているエリアが近づいてくる、来週からコスモス祭りがあるということなので、イベント会場的なテントとか幟とか案内板が出ていることを想像していたが、そういうものが見当たらない。まぁそういうものはこれから設営するのかもとも思うが、そもそもコスモスが見当たらない。グーグルマップで現在地を確認し、やはりここがコスモス畑のはずだが、畑は丸坊主で土の地面が広がった状態だ。もしかして他所で育てたコスモスをここに移植するのかな?でもそんな面倒なことする?それにあと一週間で祭り開催なのにこんな状態で間に合う?今年は場所が変更になったとか?と様々な疑問が湧き上がる。

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麦畑の中の農道を進む | ここら辺りのはずだが?

 改めて浦野さんがスマホで「益子町観光協会」のHPを検索してみると、「9月30日~10月15日開催」というのは2023年の情報だったということが分かり、なるほど、では今年はどうなのか、ということを調べると、一般人のブログ記事がヒットして「諸般の事情により2024年は中止」ということが書いてある。更に調べていくと「ましこ花のまちづくり」というページに行き当たり、「令和6年度以降事業廃止」との見出しが。「平成21年度から長年にわたり開催をしておりましたが、地域の担い手不足等の事情により、令和6年より事業を廃止することになりました」との記載を見つけ、どうやらこれが公式情報のようである。が~ん。
 ちなみに後日調べると、今年は「道の駅ましこ」の駐車場横にコスモス畑が見られたようで、10月15日の時点で見ごろの始まりくらい、だったらしい。見所の一つとして予定していたコスモスを見られなかったのは残念でもあったが、しかしこのハプニングでワイワイと盛り上がったので、これはこれで楽しい思い出になった。道端に咲く小さな青い花々を撮影してから、気を取り直して再スタート。

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道端に咲く小さな青い花、黄色の花
*ゆったり昼食
 国道294に入ってちょっと東へ進んだら、昼食予定のお店「カフェ&ギャラリーむじなっぱら」に11時半に到着。益子町の陶芸家が営むギャラリー併設のカフェとのことで、古民家を改修したアーティスティックな感じの素敵なお店だったが、自転車を停めようとしている僕らを見てお店の女将さんが「今日は貸し切りで、すみません」とのこと。あらら、またしても予定外の展開となる。・・・が、ここは那珂さんがグーグルマップで近隣のお店を素早く探し出し、もうちょっと先にもお昼を食べられそうなお店がありそうということで、気を取り直して先へ進む。
 小道に入ったところで「日替わりランチ」との幟旗が見えた。幟旗はだいぶ年季が入った感じだな・・・と思ったが、その奥にある店舗はすっきりとしゃれた感じの建物。カフェ「くりー夢」というこのお店に入ってみると、明るくウッディな感じで雰囲気が良く、店員さんもとても感じが良い。聞いてみると今年3月に開店したばかりとのこと。お店の看板によると数量限定の「手打ちそば定食」もあるようだが、皆は日替わりランチ「ミックスフライとエビピラフ」か「チーズカレー」を選択し、更にコーヒーを追加(Gokiさんはスイーツも)。更にお店からのサービスで食後のジェラートまで提供された。寛げる雰囲気と美味しいお食事をゆったりと一時間満喫し、12時45分ころお店を出た。

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真新しいカフェ店内 | 日替わりランチ
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カフェ「くりー夢」を後にする
*円通寺、高館山の激走、西明寺
 午後の部は、国道294号から県道255号に入って北上し、七井駅の南側にある圓通寺に13時ころ到着する。ここも四季を通じて季節の花々を楽しめ、特に秋の紅葉が有名な寺のようだ。応永9年(1402年)に開創、ここには金澤文庫や足利学校と並び我が国の中世三大学府と称せられるという「大澤文庫」があって学寮38棟が林立していた、ということで、まったく知らなかった所ではあるが、そういった歴史を読むと中々興味を感じる。表門は火災を免れて開創時から唯一残る国指定重要文化財とのこと、またその奥にある一切経塔は涅槃釈迦像がやけに目を引くが、大澤文庫の面影を伝える重要な建造物であるとのこと。鐘をついて、13時20分ころ出発。

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圓通寺の一切経塔と涅槃釈迦像
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鐘撞堂

 県道1号~230号~297号と大羽川沿いに南下し、県道262号益子公園線で高館山へ向けて、主な登りとしては今日最後となる約130mアップが始まる。怪我明けの吉田さんがやっぱり速く、導かれるようにして皆がペースアップしていき、息が上がってヒーヒーになりつつも頑張って登り、10数分で切通の峠に到着~。 

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激しく上って、しばし休憩

 峠から下り始めて西明寺がある、ということで、1kmほど下って右へのヘアピンカーブを曲がったところにある建物に近寄ってみるが、どうもお寺らしくない(普門院診療所という看板。後で調べると西明寺とHPがリンクしているので、関連の施設のようだ)。改めてグーグルマップで確認し、右ヘアピンカーブのところにあった分岐を左へ行くらしい、ということで登り返す。ここが獨鈷山普門院西明寺(とっこさんふもんいんさいみょうじ)の入口で、自転車を停めて、見学した後にこの休憩所でお茶でもしたいね、といいながら徒歩で石段を上がる。

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石段を上る

 西明寺は天平9年(737年)の草創ということでこれまた1300年近くの歴史あるお寺だそうだ。本堂厨子、三重塔、楼門が国指定文化財。閻魔堂の中を覗くと見える閻魔様は、後から見たHPによると「笑い閻魔」だそうだ(このときは笑い顔には気がつかなかったが)。

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三重塔 | 閻魔様
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楼門、奥に本殿が見える

 さて休憩所まで戻ると中には入れるものの、喫茶コーナーは本日休業のようだった。トイレを利用させて頂いて、そのあと無料のお茶サーバーがあったのでお茶を頂きつつしばしおしゃべり。浦野さんが某企業の治験に参加していて、認知機能のテストをうけつつ定期的に美術館を夫婦で行けるのだ、というお話を面白く伺いつつ、休憩を楽しむ。

*ゴール
 14時45分ころ西明寺を出発、80mほど一気に下ったあとは、40mアップの小ピークをはさみつつ下り基調の県道257~289号で岩瀬駅まで向かって行く。ここからラストは吉田さんが先頭でハイスピード走行となり、ダズは着いていけなくなって最後尾となる。那珂さんが待っていてくれて風よけして下さったのでなんとか皆さんを追いかけて、15時半少し前、無事に岩瀬駅へゴールしました~。

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JR岩瀬駅で解散

【那珂コメント】4時に目覚まし、雨雲接近の情報に焦りつつ445出発、北朝霞で輪行中に雨ぱらつく。予定より15分程早い525の電車に乗り、岩瀬駅には予定通り743着。駅舎を出るとちょうど自走してきたGokiさん現る。 今回のコースは獲得標高がそれほどでもないので、時々前を行く人を追って無理をして走ってみる。普段一人では絶対しないが、たまにはこういうのも童心に帰ったみたいで気持ちいい。一番苦しかった西明寺迄の峠(G記:高館山です)は、分岐からピークまで1.97km、133mアップで、タイムは11分39秒。因みに、あの幌見峠は神社からダートの手前までで1.34km、157mアップ。平均勾配やギア比が全く異なるが、上昇量やダート部分を考慮する限りでは入部したその日に参加した幌見TTより速そう、と思うと少しウレシイ。 今回は猛暑が収まってほど良く晴れ間が覗く天気の中、数々の神社仏閣と仮想コスモス畑(笑)を巡ることができて楽しいランでした。

【吉田コメント】松葉杖生活後は荒川CR(平坦路)しか走っておらず、ヒルクライムが心配でしたが、思ったよりも登れて楽しむことが出来ました。コスモス畑が見られなかったのは残念でしたが神社仏閣巡りは新鮮で清々しい気分になりました。前回はサイコンを忘れ今回はパワメの電池切れと不整備が続きましたが、次回は万全を期しますので、よろしくお願いします。

【浦野コメント】今回の予定獲得標高は780m強と、最近のGokiさん企画としては軽めのコース設定だった。総獲得標高が控えめだったことも影響したのか、高館山の上りでは皆ハイペースになり、とてもついて行けなかった。益子コスモス祭りが地域の担い手不足で事業廃止になっていたのは想定外(Gokiさんが事前調査してくれた9月30日開幕という情報が去年の日程だったことはご愛嬌)。益子に限らず、コロナによる数年間の中断後、後継者や担い手不足で再開できない祭りが少なくないことは何かの記事で読んだことがある。規模が小さい地域祭りはこんなふうに廃れて行くのかもしれないと考えると、少し切ない気持ちになったランであった。

【Gコメント】秋ランの初っ端としてはまあまあ上出来。適度な上りと神社仏閣巡りを楽しめるランになったと思う。コスモスが見られなかったのだけは残念。吉田が参加すると上りで皆が活性化するので面白い。那珂がじわり速くなってきた。


関連リンク:
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