ショートレポート: 秋ラン(紅葉) 大芦渓谷

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大滝をバックに
by 宮村(投稿日:6 Nov 2020)

Map, Click to Popup 日程:2020/11/3(火)
参加:G(計画)、浦野、遠藤、小澤、堀田
コース:=鹿沼駅→(小川沢林道)→(河原小屋三の宿林道)→大滝→(河原小屋三の宿林道)→鹿沼駅= (65km - 7.3h)

 ツーリング記録 参照
メモ:
 2020年、新しい生活様式が模索される中、9月連休に第一弾の乗鞍高原ツアーをGくん、浦野くん、DAZくんが無事成就した。第二弾は11月1日と3日の日帰り栃木林道ランとなった。このレポートは2日目のものとなる。
 当日は、天気が好転、日帰り、紅葉観光、休みがとれた、宮村が左ヒザ半月板手術後リハビリの最中で厳しさを考慮したコース等々、好条件がそろい、久々なメンバーが集った。堀田くんが11月1日に近辺をドライブし情報を流してくれ、紅葉を期待し出発できた。
 実際、紅葉は、とても素晴らしかった。公道は、ほぼ車に気を使わず走れた。10月31日~11月2日、夫婦で日光・中禅寺湖・鬼怒川温泉をドライブしたが、交通量が半端なく、サイクリストが大へんそうだったのと対照的だった。林道は、240/石烈上日向線・58/草久足尾線間の峰をまたぐ、小川沢線が超ハードだった。一週間前に東京近辺で有名な陣馬街道の和田峠を、一番軽いギアで登り、注意深い踏み込みならヒザが大丈夫なことをみておいて良かった。
 運動の秋、観光の秋、食べる秋に富んだランで楽しかった。無事なランで良かった。


1日目:11/3(火)
コース:=鹿沼駅→加蘇山神社→(小川沢林道)→五朗八→一の鳥居手前→(河原小屋三の宿林道)→白井平橋→大滝→(河原小屋三の宿林道)→鹿沼駅=
参加:G(計画)、浦野、遠藤、宮村、小澤、堀田
天気:晴れのち薄曇り
距離:64.7km
獲得標高:857m
走行時間:7h19min

*出発
 鹿沼駅。昨夜の雨があがり、ラン日和になった。堀田くん、浦野くん、宮村が車で、他3人は輪行で集合した。9時ごろ出発、先頭は浦野くんに託された。買い出しは、すぐの「ローソン鹿沼上田町店」。平地を走行し10時5分前に177号線分岐に到着。上着脱ぎや出発時に抜けた写真撮影などして、240/石裂上日向線を石烈山(おざくさん)方面へ。緩やかな登り。二番手は、だいたい遠藤くんで、快走していた。

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177号線分岐
*加蘇山神社
 10時20分ごろ、加蘇山神社の社務所前に到着。右の橋を渡ると目指す林道へ通じる林道横根線、左は加蘇山神社と石烈山登山口へ通じる登り。躊躇するも左へ進む。薄暗い登りを進み、5分弱で木漏れ日の中に駐車場と加蘇山神社が見えた。駐車場には登山者のものらしき車が数台。石烈山に鎮座する加蘇山神社は、深淵で神秘的だった。参拝して今回の安全などをお願いした。帰って調べると、このお山は奈良時代、行者の修行場だったとのこと。

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加蘇山神社
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社殿に合体した賽銭箱、はじめて見た

*林道小川沢線
 10時40分過ぎに神社を出発、林道横根線、寄栗にある「そば 上田」の前で若干休憩し林道に向け英気を養った。走り出しすぐ見えてきた道標石を右に入った。北上し58/古峰原街道へ向かう鬱蒼とした林道小川沢線を登った。林道は急なうえに、路面の濡れ・落葉・コケで滑り易かった。苦しくなって立ちこぎをしようにも後輪がスリップし、すぐに座るか足をつくことになり、超ハードだった。小さな落石も多かった。一昨日もっとハードな林道を走っていたGくんと浦野くんは回復できていないのだろうか、いつもの姿は影を潜めていた。小澤くんは快調そうだった。峠休憩後の下りも神経を使った。視界が開けると、大芦川に架かる橋と58/草久足尾線、別名古峰ケ原街道「五郎八(いろは)そば」が真ん前に見えた。12時20分「五郎八」着。トラブルは小澤くんの下りでのタイヤバーストぐらいで、皆無事で良かった。

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小川沢林道入口
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小川沢林道ピーク
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小川沢林道下り

*五郎八そば
 お店は、お客が多く、しばらく待った。主人の勧めで、皆、そばを“冷やし”にした。細みのそばは、ひき締まり、適度によじれてつゆが絡まり、美味だった。自分には量も十分。大満足。

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松茸天ぷらそば | 店前の自転車スタンド

*大芦渓谷
 13時40分、大芦渓谷に向け出発。古峰神社一の鳥居を前に見ながら、橋の手前を右折し、林道河原小屋三の宿線(大芦渓谷)に入り、14時に白井平橋。赤く染まったモミジの木々を眺めながら橋を渡った。堀田くんのお薦めで橋の下に降りると、浅い黄色・橙色・赤色・紅色を散りばめた紅葉に包まれた。橋のアーチがよく調和していた。20分ほど散策。

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河原に降りて | 白井平橋を見上げて

 14時40分すぎ、大芦渓谷大滝に到着。風になびく鮮やかなモミジなどの紅葉と大滝の白いしぶきが印象深くコントラストしていた。気持ちが良かった。

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大滝の直前で通行止め
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大滝 | 大滝をバックに

*帰途
 15時ごろ、この先通行止めの大滝で折り返し帰途に就いた。下りは順調にとばせたが、平地に入ると向かい風になりやや閉口。市役所に車を駐車していた浦野くんと手前でお別れし、本隊は16時15分ぐらいに鹿沼駅に無事到着。

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鹿沼駅で解散

【Gコメント】加蘇山神社は期待以上に良い雰囲気で、行って良かった。小川沢林道は、寄栗側が全て苔むしていて、また早朝までの雨でもやがかかり、別世界だった。その激坂は、膝手術明けとは思えない宮村の後ろに着いたおかげで、最後まで乗り切れた。五朗八はちゃんとしたそば屋で、そばはとても美味しかった。ただし、初めて食べた松茸の天ぷらは繊維が強くて今ひとつ。サブの舞茸の天ぷらの方が美味しかった。大芦渓谷の紅葉は及第点だったかなと思います。

【浦野コメント】加蘇山神社鳥居脇の苔むした大杉は、雨上がりの空気感と相まって荘厳・静寂な雰囲気。期待していなかった分、印象的だった。五郎八そばは客足が途絶えることがなく、我々が食事を終える頃には完売閉店となるほどの人気店。皆が松茸天ぷらそばを注文する中、前々日の昼も天ぷらだった自分だけざるそばを注文。そば自体は確かに美味だった。前々日の別れ際、疲れ切って「明後日は雨で中止になればなあ」と半分本音を漏らし皆で笑いあった自分だったが、終わってみればこれまた印象的なランでした。

【遠藤コメント】ここ数年は平地を年一回位しか走っておらず、2015年のOBラン(菅平)以来の坂道でした! 一人だったらたぶん引き返した道も皆さんと一緒だったので走りきることが出来、大満足。天候も適度な感じで、紅葉・坂道・滝・そば・輪行、と休日のサイクリングを満喫出来ました。

【小澤コメント】林道小川沢線の峠を"慎重に"降り始めた所で前輪から異音が聞こえ、ほぼ止まるスピードの時にバースト。新品タイヤがリムに入り難くて少し時間を要しましたが、怪我無くランに復帰できました。静かな激坂と紅葉の木漏れ日、澄んだ渓流や参拝者が少ない歴史的神社など、日頃の毒気が抜けた楽しい一日になりました。

【堀田コメント】地元栃木でのランということで、久しぶりの参加です。2015年4月、同じく地元、葛生方面のお花見ランから5年半ぶりです。前回は太平山手前で途中離脱しましたが、今回は11-34のフリーを仕込んで、万全の構えです。Frは50x34なので、なんとギア比1.00のスーパーロー。これでどこでも漕いで登れるぜ!と思ったのですが。。。
途中、加蘇山神社は、御神木の杉の大木もあって、とても神々しい雰囲気でした。その先の入らなかった蕎麦屋、うえ田と合わせて、再訪したいです。 。。。という辺りまではついて行けたのですが、小川沢林道は全く歯が立たず、押しの一手。くたくたになって、五郎八の松茸天蕎麦が、ちょっと胃にもたれる感じになりました。でも、大芦渓谷では大滝まで漕いで走れ、深まる紅葉を楽しめました。ジム通いの効果もあったでしょうか? 無事、走り切ることが出来て、とても善処な一日でした。


関連リンク:
 (1997)鹿沼−日光